前回のレッスンでは、楽器を持たずにレッスンに行くという失態を犯してしまった私です。今回は、念には念を入れ、しっかりと楽器を持ってレッスンに行ってきました(当然だな)。
とは言え、定刻からだいぶ遅れてのレッスンとなりました。いやあ、お仕事、忙しいんです。だいぶ待たされた先生(ごめんなさい)は、しっかりご自分の練習をされていたようで、いつものように真っ黒な楽譜を目の回るような速度でビュンビュン吹いてました。
チャッチャと楽器を組み立てたら、即座にロングトーン練習です。細かい音程は吹きながら調整です。まあ、破綻なくやりました。
エルステユーブンゲンは、20番と21番ですが、今回も暗譜をせずにレッスンに臨みました。先生も、当然、私が暗譜などしていない事は承知していました。ダメだなあ…早く暗譜を完了させて、せめて20番だけでも終了させないと…。20番、暗譜どころか、後半の指がもつれやすい箇所は見事に指がもつれてしまいました。つまり、練習不足の露呈です。練習しないと、あっという間に指って動かなくなるもんだねえ(涙)。
プチエチュードは17番です。♯3つの嬰ヘ短調の曲なのですが、変化する音3つのうち、最初のF♯とC♯はいいのですが、ついついG♯をナチュラルで演奏しがちな私です。うっかりナチュラルで音を出して「やば!」とか途中でGisレバーを押している私で、当然「ダメ!」とその度ごとに先生に注意されております。当然、まだまだ不合格でございます。
夏の合宿兼発表会で演奏するソロ曲、ヘンデルの…「ラルゴ」…って、いやあ、前回の記事まで「オンブラ・マイ・フ」と書いてましたが、よくよく楽譜を見ると「ラルゴ」って書いてあるので、今回からは“ラルゴ”と表記します。
私はオペラを全幕見たことがないので、はっきりとは知らないのですが、同じメロディーでも歌手によって歌われている部分は「オンブラ・マイ・フ」と呼び、同じオペラの中で、同じメロディだけれど、オーケストラだけで演奏されている演奏曲もあって、そっちは「ラルゴ」と呼ぶのだそうです。微妙にあれこれ違うとか? まあ、そのうち、オペラ全幕を見て確認するつもりですが、今回、私がフルートで演奏するのは、楽譜には“ラルゴ”という曲名になっているので、ラルゴなのです。
で、そのラルゴですが、発表会用仕上げなので、結構細かい部分まで注意されました。
まず、トリルですね。トリルに入るタイミング、トリルに入ってから音を動かすまでの僅かな時間だけれど元音をキープしていく感じ。そこから音を動かす動かし方と終え方。たかがトリル、だけどリトルなのです。いやあ、トリルも真剣にやると難しい。
音価(音符の長さ)を大切に…、それぞれの音符に与えられた長さを、意味なく短くしたり長くしたりしてはいけないわけで、そこは定規で測ったように、ビシッビシッと正確無比にしないといけません。まずは、楽譜通りに冷徹に演奏する事。そうしないとピアノとの合わせの時に苦労する事になる…のだそうです。
私の場合、声楽曲「オンブラ・マイ・フ」はレパートリーにありますが、ついつ歌っているつもりで吹いてしまいがちなのですが、練習の段階では、まずは歌心ってヤツは封印して、楽譜に忠実に、正確無比に演奏する事が第一です。崩すのは、きちんと正確にできるようになってから…なんだそうで、まあ納得です。
それとこの曲は、白玉音符が多いのですが、そういう長い音符の時は、息をスパッと吐き出して演奏するのではなく、一度クチの中でグルンと息を回してから吹くのが“吉”なんだそうです。まあ、これは歌でもそうだから、なんとなく分からないでもないです。
いやあ、ラルゴは単に吹くだけなら簡単なのですが、発表会レベルの仕上げをするとなると、あれこれあれこれ難しいですし、先生曰く「吹けば吹くほど難しくなってくるよ」との事です。いやあ、頑張っていきたいと思います。
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