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やはり問題の裏側には悪意を感じざるを得ません

 未だに一部のマスコミでは、『保育園落ちた、日本死ね!』の人のブログの話を話題にし続けています。なんか、偏執的な感じすらします。

 確かに“待機児童問題”って大きな問題だし、保育士不足とか彼らの待遇改善とかについても考えあわせていかないといけないと思います。でも、問題の取り上げ方や盛り上げ方に違和感[SEALsの時や安全保障法案(彼らは“戦争法案”とミスリードしていました)の時と同じ違和感]を感じたので、私も保育所問題について、付け刃的にアレコレ調べてみました。

 ちょっと勉強して分かった事は、やっぱり『保育園落ちた、日本死ね!』の人、あるいは、それを利用している人たちには、現政権と言うか、日本に対して、悪意を持っているなあって事です。つまり“反日”なんです。アレって、反日キャンペーンの一つであり、情報戦の一環であったって事です。

 私も含めて、多くの人の無知につけこんだ“印象操作”であり、安倍政権&自民党政治に対するネガティブ・キャンペーンだったんだなあって事です。やはり、次の夏の選挙で、多くの反日政治家を、日本の中枢に送り込むための工作の一つなんだって事です。

 だって、彼らの主張している事。一見して正しくて真っ当な事のようだけれど、実はアレコレ間違っているし、単なる嫌がらせだし、はっきり言っちゃえば、ただの言いがかりなんだもの。で、おそらく、言っている人たちは、自分たちの行いが、嫌がらせであり、言いがかりだという事を、知っていてやっているのではないかって事なんです。

 つまり、彼らの目的は、保育園問題や待機児童問題ではなく“安倍政権がだらしない”とか“国民生活に背を向けた政治を行っている”という間違った印象を受け付ける事なのです。それって、彼らは我々に対して“情報テロ”を仕掛けているわけなんですね。

 汚いなあ…、卑怯だなあ。

 私も調べてみて始めて分かった(遅い!)のですが、待機児童問題に関しては、安倍政権と言うか、自民党は、きちんと取り組んでいるわけで、2015年4月より始まった“子ども・子育て支援新制度”で、現在、解決を図っている真っ最中なんですね。

 こいつの内容についてザックリ説明すれば、国が率先して規制緩和&予算執行を行って、市町村が主体となって、それぞれの地域の実情に合わせた、新しい形の認定保育園をバンバン作っていきましょうって事なんです。

 そう言われてみれば、昨年来、ウチの近所にやたらと保育園が開設されています。それも一つや二つなんてものじゃなくて、何か建物を作っているなあ…と思えば、それってたいてい保育園だったりするんです。それこそ、雨後の筍のように保育園建設ラッシュとなっています。また旧来からある、いわゆる無認可保育園が、最近、どんどん認可保育園に変更されています。

 保育園状況に関しては、大きな変革の真っ最中なんですよ。息子くんが幼児だった頃と今では、保育園事情って、ほんと、激変しているんですよ。でも、それって(現政権の手柄になるから?)マスコミで大きく取り上げられることもないし、自分の子どもが幼児でもない限り、興味もなくて知らない事だから、そういう人々の無知/無関心に付け込んで、間違った情報を流布している、情報テロなんですよ。

 それにだいたい保育園って(ここが肝心なんだけれど)国や県が作るものではなく、市町村レベルで作るか、民間(つまり私立保育園だね)で作るかの、どちらかなんですね。それは今も昔も変わらない事実です。

 もっとも、今までは、市町村が保育園を新規に作ろうとしても、その設置条件が厳しかったり、予算が厳しかったりして、どうしても動きが緩慢になり、その結果、待機児童を生み出していたわけです。だからこその、規制緩和であり、恒久的な予算付けなんですよ。

 とりあえず、今回の新制度によって、国は市町村の規模に応じた予算を新しく恒久的に平等につけているわけで、その予算をどう使うかは、各市町村に任されているわけです。だから、金も条件も整っているのに、保育園が足りないのだとしたら、それは国の責任である以前に、各市町村の問題である言えます。

 実際、ググってみると分かりますが、待機児童問題って、全然解決されていない地域と、ほぼ解決した地域の両極端に分かれています。解決されていない地域には、色々と事情があるんでしょうね。例えば、それらの市町村の首長さんや議会の多数派さんたちが属している政党が偏っているとか、新規の保育園が増えると困る人たちによって支えられているとか…ね(笑)。さらに言うと、世の中には、既得権益って奴があって…むにゃむにゃむにゃ…。そんなわけで、待機児童問題って奴が発生したり、解決されなかったりするわけです。

 某都では、某新宿区の某市ヶ谷商業高校跡地に、保育所ではなく、韓国人学校を作る事になったのだそうですね。ちなみに、ここのすぐ近くには防衛省がありますのでスパイ活動の拠点づくりでもするんじゃないかとは…勘ぐり過ぎでしょうね。ちなみに、某新宿区の中でも、この辺りって、某都の中でも、有数の待機児童数を誇る“保育所不足地域”なんだそうです。ですから、某区は某都に対して、この地に大規模認可保育所の設立申請をした(ま、当然だね)けれど、某都はこれを却下して、韓国人学校設立って運びになったそうなんです。

 でも、この件に関して、マスコミはロクに報道しないでしょ? 何故なんでしょうね?

 と言うわけで『保育園落ちた、日本死ね!』と言うのは、間違っているわけです。ミスリードであり、情報テロなんです。

 ひとまず、日本は待機児童問題に関して、打つべき手はすでに打っているわけで、各市町村がそれに応えているかどうか、あるいは、どう応えているのかという問題なんです。ですから、言うべきなのは『保育園落ちた、日本死ね!』ではなく『保育園落ちた、○○市町村死ね!』なんでしょうし、そんな世迷い言を叫ぶよりも、次の地方選挙で、しっかりとした政治家を、首長なり議員なりに選べばいいだけの話なんです。

 某国じゃないんだから、テロやデモもしなくても、選挙という正しい力を使って、世の中を変えていけばいいだけの話なんです。テロやデモを仕掛ける人は、正しい力を行使できない、正しくない立場にいる人だから、テロやデモを仕掛けて、あれこれ工作してくるわけです。

 ほんとのほんとに、今回の『保育園落ちた、日本死ね!』問題って、我々の無知に狡猾につけ込んだ、悪意ある情報戦だと思いました。

 この問題に声をあげている人たちは、こう言った事情がよく分かった上で、世論をミスリードしているんだと思います。ほんと、卑怯な人たちだなって思うわけです。我々は、こういう狡猾な人たちに、だまされないようにしないといけません。

 マスコミが一斉に取り上げるような事柄には、必ず“裏”があると、常に勘ぐっていた方が良いと、私は個人的に思います。

 さて、それはそうとして、保育士不足は深刻な問題ですね。しかしこの問題は、保育士の待遇が良くなれば、あっという間に改善すると思います。なにしろ保育士になりたい人、保育士として働きたい人、保育士の資格を持っていて休職している人って、たくさんいるようですからね。保育士の待遇が良くなれば、そういう人たちが保育士として働くでしょうから、人手不足は解消します。

 問題は、保育士の待遇をどうやって改善するかですが…これに関しても、まず責任があるのは、各市町村であるわけです。そのためには各市町村で、保育に関する予算を増やすなり、保育料を値上げするなりして、対処すべき問題だろうと思います。

 でもね、そうやって金銭面では何とかなっても、労働時間を含んだ労働環境的な問題は、そんなに簡単には片付かないだろう…と個人的に思ってます。

 仕事の性質上、八時間労働なんて守れるわけないし、休憩だってなかなか取れないわけです。子どもがいる間は目を離すことができないし、気を抜くこともできないし、お母さんの出勤前から退社後までの時間をカバーしていくわけですから、長時間勤務がデフォルトだし…。おまけに、ほぼ肉体労働だしねえ。厳しいねえ…。

 保育士の労働環境を改善するには、パラダイムシフトを引き起こすほどの良い知恵が出ないと、なかなかうまくはいかないです。それこそ、ブログで記事を書けるくらいならば『日本死ね!』と書く前に、保育士の労働環境を改善する提案の一つや二つぐらい、書いてほしいものです。

 私だったら『2日働いたら翌日は休みとするけれど、それで3日働いた事にみなす』とか、飲食店のようにシフト制にして働くとするか…そういう提案をするけれど、これらの提案にも欠陥があるんだよね。例えば、労働時間を考えて、受け持ちの先生をコロコロ変えたら、子どもが落ち着かなくなって、その結果、子どもたちが情緒不安定になるとかね。ほんと、難しい問題だよ。

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コメント

  1. アリサ より:

    地元は田舎ですが、第一希望に入れるのはラッキーな人です。
    子供が複数いて、それぞれバラバラの保育園に送ってから会社に行く人もいます。

    でも、もっと田舎に行くと、逆に子供が少なく、幼稚園はこども園にしないと子供が集まらず生き残れないようです。
    市町村で、出産のお祝い金を出したり、保育料を無料にしたりと、逆の方向に頑張っているくらいです。

    全国どこでも、1歳児から、すんなりと第一希望に入れるのが理想なのですが。
    実際は、入れないから、職場復帰を早めたりしてるようです。
    (都会は、それ以上の努力が必要…ということらしいです。)

    地元の話ですが、元々夫婦共働きが多いので、女性の社会進出というよりも、公立の保育園が、財源ないとか子供が少ないとかで、どんどん私立にならざるを得なくなってから、待機児童と言い出したように思います。

    職場にも保育施設があり、応援で保育のお手伝いをしたことがあります。
    私は先生でもないのに「先生」と呼んでくれたり、子供達は意外と先生が変わっても大丈夫みたいでしたよ。たくましいです。
    また、お迎えで、お母さんの顔を見たときの子供達の輝いた表情をみた経験は、いざ自分の子を育てることになったときに、励みになりました。
    そういう意味でも、保育に、もっと一般の人や若い学生さんが関わる機会があってもいいかなって思いますね。あくまで補助的にですが。

    個人的に一番嫌なパターンは、今の若い人がニュースを見て、「保活なんてうんざり」と思って子供を作らなくなることです。

  2. すとん より:

    アリサさん

     ウチの地域でも、息子くんが幼児の頃は、保育園に言えるのは大変でした。

     当時、女性がフルタイムで働いていても、認可保育園に入れたらラッキーって状況でしたから、ウチの場合は、最初は無認可の保育園に入れて、認可保育園の空きができるのを待ってました。たしか、1年程待っていたら、空きが出来たので、認可保育園に移動して覚えがあります。無認可は安くなかったけれど、妻は(生活のためとかではなく)好きで働いていたので「仕方ない」と割り切っていました。ちなみに、当時は私よりも妻の方が年収多かったんですねえ(汗)。

     息子くんが移動して、しばらくして、無認可だった前の保育園が認可保育園になりました。前の保育園は、とても良い保育園だったので、無認可でさえなければ最後まで通わせたかったので、今の子たちは幸せだと思います。

    >公立の保育園が、財源ないとか子供が少ないとかで、どんどん私立にならざるを得なくなってから、待機児童と言い出したように思います。

     保育園は公立でも私立でも認可されていれば、保育料は一緒です。私立の場合、不足分は市町村からの補助金で賄われます(公立の場合は、最初から税金運営が前提です)。おそらくは、財源不足で保育園の規模を小さくせざるをえない状況と、保育園の規模が小さくなりすぎると運営が成り立たなくなって廃園せざるをえない状況の、ダブルパンチで待機児童が生まれ始めたのではないかと思います。

     現代社会は、以前の社会とは異なり、若い女性も、妊娠をしようが出産をしようが育児中であろうが、社会で働くという前提があるわけです。その部分をどうするかが問題なんだろうと思います。

     オジサン的には「だったら、専業主婦でいいじゃん」と思いますが、若い人たちはそうは思わないわけです。専業主婦ではなく、きちんと社会で働きたいと願うわけです。となると、問題は子どもの存在なわけです。

    >今の若い人がニュースを見て、「保活なんてうんざり」と思って子供を作らなくなることです。

     実際、そう考える若い人が増えたから、日本の人口が減ってきたと思います。もちろん、うんざりしちゃのは、何も保活だけでなく、結婚も出産も育児もだし、さらに恋愛ですら、うんざりしちゃうようです。

     女性が男性と同じように教育を受け、同じように育てられたら、同じように生きていきたい、社会に役立ちたいと願うのが当然です。で、男と同じように生きていたら、そりゃあ、恋愛も結婚も妊娠も出産も育児も、うんざりしちゃうかもしれませんね。

     いっそ、幼稚園を廃止して、保育園を義務教育の中に入れちゃえば、問題は解決するんじゃないかって、乱暴な事を私は考えていたりします。

     本当に乱暴だね。

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