バナナの皮で滑って転ぶ…という場面を見たことはありますでしょうか? 私は現実社会で見たことはありません…と言うよりも、現実社会で、バナナの皮が道路に落ちているのを見たことがありません。皆さんはいかがでしょうか?
では、どこで見たのかというと、私の場合は…アニメかな? 昔は今と違って、アメリカ製のカートゥーン(子ども向けアニメ)が毎日のように放送されていました。それら、カートゥーンの中で見ていたと思います。たぶん『ポパイ』とか『トムとジェリー』とか、たぶんその手のアニメです。
で、調べてみると、バナナの皮で滑って転ぶというネタは、これらのアニメが初出ではなく、元々はチャップリンが1915年に製作した『By The Sea/アルコール先生海水浴の巻』で使用したネタなんだそうです。当時、よほどウケたネタなんでしょうね、そこからオマージュやらパロディーやらで“バナナの皮で滑って転ぶ”というネタが世界的に普及していったようです。
…ってか、道にバナナの皮、捨てるなよ!
昨今、日本にも外国人観光客が増えてきました。その事自体は、喜ばしいことですが、外国人観光客が増える事で、色々な問題も発生しています。その中の一つに、彼らが平気でゴミのポイ捨てをするって事です。
ゴミのポイ捨て…昔のオトナたちは、結構平気でしていましたね。私は、当時は、正義感あふれる子どもだったので、そういうオトナたちの姿を見て、イライラしていました。何しろ、当時のオトナのポイ捨てってのは、すごかったよ。なんでもかんでも、外に捨てていました。道はもちろん、空き地とか川とか山の中とか、もうそりゃあもう、到るところに捨ててました。中には、平気で他人の家にゴミを投げ捨てていた人もいたくらいです。
「ゴミのポイ捨てはやめよう」 いつしかそんな事が言われるようになり「ゴミはゴミ箱へ」という教育がなされ、やがて、町中でゴミを捨てる人がいなくなりました。ようやく、道にゴミが落ちていない世の中がやってきました。
そうやって、町中の美化運動がある程度の効果を達成したところで、今度は外国人たちによるゴミのポイ捨てが問題となってます。今後は、来日観光客相手に「ゴミはゴミ箱へ」というキャンペーンを行わないといけません。まあ、時間は掛かるだろうけれど、きっと実現できるだろうと私は信じてます(まあ、私が生きている間は無理だろうけれど)。
バナナの皮で滑って転ぶ…ってのが、あまりにありえなくて笑えなくなる日が早くやって来ることを私は願ってます。
蛇足 確かに町中へのゴミのポイ捨てはなくなったけれど、ちょっと人里離れた谷戸とか空き地とかに行くと、不法廃棄物がこれでもかってくらいに、あったりします。見える場所でのゴミのポイ捨てはなくなっても、見えない場所への不法廃棄物がまだまだ減りません。まだまだ日本人も、民度低いんだなあ…って思ってます。
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