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両肩が痛くて、フルートの練習ができませんでした

 今年始めてのフルートのレッスンに行ってきました。

 今回のロングトーン練習は、姉様も一緒に三人でやりました。先生と二人だと音程も音色もビシっと合うわけです(二人なら相手に合わせるだけなので簡単)が、三人だとなかなかビシっとは合わなくて気持ち悪いですね。一応、先生の音程と音色に合わせていくわけですが、私と姉様がそれぞれに先生の笛に合わせても、だからと言って、私と姉様の笛がビシっと合うか…というと、必ずしもそういうわけにはいきません。人間の違いもあるし、笛の違い(当然メーカーやモデルは違います)し…ね。先生がムラマツ、姉様がヤマハ、私がアルタスですから、なかなか合わないのですよ。これが三人でなく、十人ぐらいいれば、それぞれの違いも集団の中に吸収されて目立たなくなるのでしょうが、ある意味、三人ぐらいがそれぞれの違いが目立って、一番合わせづらいのかもしれません。

 さて、エルステ・ユーブンゲンです。今回からは14番と15番になりますが…うっかりしていた事に、私、14番も15番も、ほとんど自宅練習をしていませんでした(!)。この二つの曲ともに、そんなに難しくないはずなのに、練習していないのですから、暗譜しているはずありません。ああ、やっちまったよー。と言うわけで、二曲ともに次回に持越しです。

 で、なぜエルステ・ユーブンゲンの練習していなかったのかと言うと、理由は二つあって、一つは「プチ・エチュードの13番にかかりっきりだったから」なのです。

 いやあ、エチュードなんだから難しいのは当たり前ですが、大好きな♯系の曲だし、特にリズムが難しいわけでもなく、なんとかなりそうなのに、いくら練習しても、音楽がスムーズに流れていかない“もどかしさ”があり、いくら練習してもスッキリせず、なんか悔しい曲なんですよ。だから、自宅練習でも、この曲にばかり集中してしまい、それなのに、ほとんどうまく演奏できずに、悔しいんです。

 何しろ、ちょっと吹いてはつまづいて、ちょっと吹いては音楽が止まり、挙げ句の果ては、運指が分からなくなってしまう…というテイタラクですからね。

 これまでになく時間を割いて練習しているつもりですが、まだまだ練習時間が不足しているという感じなのです。ま、そういう事もありますよね。この曲とは、相性が良さそうで、案外、相性が悪いのかもしれません。

 今回、徹底的に注意されたのは、中音ド♯の運指です。運指関係で言うと、中音レ&レ♯の左人差し指はよく注意されますが、今回はそれに加えて、ド♯も叱られ続けました。
 先生がおっしゃるには、標準運指の中音ド♯は、すべてのトーンホールを開けっ放しにするため、弦楽器における開放弦のようなモノで、音程も音色も悪いので、色々と注意が必要であるという事で、特に“中音のレ-ド♯”という音の流れの場合は、ド♯を標準運指ではなく、替え指で吹くのが普通だから、今後は標準運指ではなく、替え指を使いなさい…というわけでして、この曲には“中音のレ-ド♯”という動きがたくさんあるので、その度毎に注意され続けたわけです。

 ちなみに、このような時は、中音レは標準運指で、そこから左手をピヤっと離す事で、ド♯にするんだそうです。その方が音程がいいんだそうです(し、実際良い感じです)。それに標準で“中音のレ-ド♯”という運指をすると、フルートをがっちりつかんだ状態から、放り出すように指を離すわけで、音程もそうですが、楽器のホールド的にもあまり良くないような気がします。また“中音のド♯-レ”の場合は、手放し状態から、ほぼすべてのトーンホールを押さえるような動きになるわけで、ちょっと確実性も低いです。さらに“中音のレ-ド♯-レ-ド♯…”のようなトリルの場合、標準運指だとかなり厳しいです。で、実は私、この“中音のレ-ド♯”のトリルが厳しいので、標準運指ではなく、右小指を使った替え指のトリルをしていたのですが、それよりは、左手で操作する方の替え指の方が良いというのです。

 頑張りますよ。とにかく、この曲に関しては、練習あるのみです。まあ、次回とその次までレッスンはお休みなので(先生のご都合)、練習時間はたっぷりあるわけだから、頑張りますよ。

 で、最後に、エルステ・ユーブンゲンの練習をしなかった、もう一つの理由は…両肩が痛くて、腕が上がらず、年末年始の間、フルートを持てなかったからです。

 「すわっ、五十肩か!」と思ったわけですが、どうやらそうではなく、単純に姿勢の問題だったようです。デスクワークが多すぎて、知らず知らずのうちに、前かがみで両肩が前に入り込むような姿勢でパソコンばかり操作していたので、常時背中の筋肉が引っ張られて、やがてそのままの体勢で固まってしまい、耳が痛くなったり、肩や腕が痛くなったりしていたようです。

 でもね、パソコンを打つ時って、キーボードの都合で、どうしたって、両手がカラダの真ん中付近に近寄ってくるわけで、両手が近づけば、自然と両肩も前に入り込むよね。それが一日に連続で何時間も続くわけだから、そりゃあカラダに良くないわけだ。

 パソコン仕事が私の仕事の大半だから、これはいわば職業病のようなモノなんだな。

 とにかく、毎日のように整体師さんの所に通って、固まった筋肉をほぐしてもらい、前にズレてしまった肩を元の位置に戻してもらっていますので、少しずつですが、痛みもおさまり、フルートを持てるまでに回復しました。肩が痛いと、歌は歌えますが、笛は吹けませんからね。そんなわけで、年始年末はフルートの練習が出来なかったんですよ。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。

    >前かがみで両肩が前に入り込むような姿勢でパソコンばかり操作していたので

    こちらも日中の仕事は似たような感じです。
    ワイドショー系のTV放送は大好きで、そこで仕入れたネタです。
    箱根駅伝での青山学院大学の活躍ぶりはすごくて、今年も10人走って6人区間賞というとんでもない成績です。
    そこでTVでやっていたのが「青トレ」です。体幹トレーニングまではやりませんが、

    https://www.youtube.com/watch?v=F4IkhzTI5Og
    35sec.から42sec.あたりの肩のストレッチはメチャ効きます。肩甲骨のあたり変な音がします。

    参考になれば幸いです。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     腕ではなく、肩甲骨を回すんですね。今はまだ、その体勢を取ると、二の腕が痛みます。もう少し良くなってからチャレンジしたいと思います。

     感謝。

  3. chako より:

    こんにちは
    五十肩、人のことは笑えませんね(笑)
    お大事にして下さいm(_ _)m

  4. すとん より:

    chakoさん

     なぜ人は年を取ると、肩があがらなくなるんでしょうね。別に楽をしているわけでもなく、毎日腕は使っているんだけれど…。老化現象と言われれば、それまでだけれど、ちょっと納得いかない私です。

     でも、痛いのはたまりません。動かなくなるのは受け入れるとしても、痛いのはパスですよ。

  5. やこ より:

    すとんさん、お久しぶりです。
    中音♯ドの替え指、私も現在の先生に習ってから始めて知りました。
    やっと慣れてきたところです。
    新しい事を知るのはとても嬉しい事なのですが…
    慣れるまでに時間がかかる事に年齢を感じて、ちょっぴり悲しくなったりもします(^^;

    肩、大丈夫ですか?
    私は去年あたりから首が痛くて、年末に整形外科に行ったら…首の骨のカーブが逆になっていました。
    もともと猫背なのに加え、ほぼ一日パソコンに向かってますからね、姿勢の悪さが原因だったようです。
    できるだけ元のカーブに近づけるべく、リハビリが始まった所です。
    いきなり首をいじるのは危険なので、まずは肩と背中の筋肉をほぐすところから始まったのですが…もう何年も凝り固まった状態でしたから、なかなか大変です。
    仕事をしないと生活していけないし、フルートもまだまだ吹き続けたいので、自宅での体操を頑張っています。
    すとんさんもお大事にしてくださいね。

  6. すとん より:

    やこさん

     肩は、一時期よりはだいぶ良くなってきましたが、完調というわけには行きません。

     しかし、ぬかってました…。肩がダメになると、フルートが吹けなくなるんですね。いやあ、盲点でした。確かにフルートを吹くためには、両腕をかなり高く持ち上げないといけないわけで、それが出来なくなれば、自動的にフルートを辞めなきゃいけないわけです。ううむ、困った。

     趣味生活の継続のためにも、肩は治さないといけませんね。よし、頑張ろう。

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