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献血に行ってきた

 先日、献血に行ってきました。久しぶりの献血でした。調べてみたら、10年ぶりでした(笑)。別に理由があって行かなかったのではなく、チャンスが無くて、気がついたら10年ほど献血に行ってませんでした。それだけの話。

 若い時は、なるべく短いスパンで献血に励んでいました。だって、献血って身近で簡単にできるボランティアでしょ? 善行でしょ? そりゃあ可能な限り行かないと…ね。

 もっとも、私が熱心に献血に行ってたのは、献血手帳にデータをちまちま書いていた時代のもので、献血データがコンピュータ化される以前の話なので、現在の血液センターに残っている私の献血回数は…たったの4回です。少ない…。

 まあ、現在の住居地の近所には血液センターがなくて、献血のチャンスって、献血バスと都合よく出くわした時だけだもんなあ。そりゃあチャンスがなくて、当たり前だよね。

 久しぶりの献血だったので、色々と勉強させてもらいました。その事を少し書いてみたいと思います。

 まず、献血って誰でもできるわけじゃなくて、一応、年齢制限があります。お年寄りは献血不可という事で、原則、64歳までじゃないと献血できないのです。ただし、60~64歳の間に献血実績があると69歳まで献血できます。逆に言うと、70歳以上の献血はありません。逆に若い方は16歳未満は不可ね。

 あと体重制限とかあって、ヤセの人は献血不可だし、ヘモグロビン濃度を計測して、血の薄い人(貧血だね)も不可なんです。それと献血総量も決まっていて、1年間で男性が1200ml,女性が800mlまでしか献血できません。

 こういう条件をクリアした上で、個別の条件で「今回はご遠慮いただきます」ってケースがあるようです。具体例を上げると…

当日の体調不良、服薬中、発熱等の方

 「これ、わざわざ書くの?」とか思うよね、普通。でも、実際、結構あるんじゃないかな? 私も昔、風邪ひいていて、医者から薬もらって飲んでいるのに、うっかり献血に行った事あるし、発熱していても、仕事休めない…とかで日常生活している時に、うっかり献血に行ったりとか…あるでしょ? それとも、そんなヤツは私だけ?

妊娠中の人、授乳中の人

 妊娠中の人とか授乳中の人で献血したいとか思う人っているのかな? これってあれだよね。自分では妊娠しているなんてつもりもなくて、献血に来て、調べたら実は妊娠していました…とかいう事なのかな? でも、献血に来て「あなた妊娠ししてますよ」って言われたら、びっくりしちゃよなあ…。

三日前までに歯科で治療を受けた人

 理由は何かあるのだろうけれど、近々で歯医者に行った人は献血ダメって…歯医者に行ったかどうかなんて、あまり意識して生活していないよね。

最近、予防接種を受けた人

 これは結構いるんじゃないの? この時期だと、インフルエンザの予防接種とかね。

六ヶ月以内に、ピアスの穴をあけた人、いれずみを入れた人

 六ヶ月以内って、結構な長期間だよね。しかし、いれずみって、献血だけじゃなくて、温泉も市民プールもダメなんだし、市民生活を送る上であれこれ制限が生じるものですが、それでもいれずみを入れる人っているんだよね。なぜ、入れるんだろ? 私には分かりません。

海外旅行から帰国して四週間以内の人

 私のすぐ後のお兄ちゃんが、これで断られていました。海外から帰国して一ヶ月しないと献血できないんだってさ。じゃあ、仕事で年中海外に行っている人なんて、献血ダメだね。また国によっては、四週間ではなく、もっと長い期間ダメって言われることもあるそうです。

 さらに海外関係で言えば、某国で生まれた人とか、某国生まれの人が親の人もダメなんですよ。別に人種差別ではなくて、風土病の関係らしいです。某国がどこか知りたい人は、ググるか、血液センターに行って尋ねてください。

特定の病気にかかった事のある人

 具体的には、心臓病とか、悪性腫瘍とか、痙攣性疾患とか、血液疾患とか、脳卒中とか…ね。私には喘息の有無は聞かれなかったからOKだったけれど、本当は喘息の人も献血アウトらしいです。おそらく、献血中に喘息発作をおこされたらマズイッしょって事だろうと思います。それともステロイド薬を常用しているから(私は使ってないけれど)ダメなのかな?

 その他、あまり耳慣れない病気もたくさん注意されました。世界は広く、病気にもたくさんの種類があるんだなあって思いました。それらの耳慣れない名前の病気にかかったことのある人も献血できません。

六ヶ月以内に新しい人と性的接触のあった人

 理由は尋ねなかったけれど、ダメなんだって。まあ、相手の方の人間関係が“オープン”ではないとは限らないからでしょうね。後は察して…って事で。

 その他にも、あれこれあれこれダメな理由があって、献血って、そんなに簡単にできるものではないんだなあと思いました。

 で、献血をすると、いい事もちょっぴりあります。お土産がもらえます。もっとも、以前はたくさんお土産がいただけましたが、今回はほんのちょっとだけでした。やっぱり景気が悪いせいでしょうね。お土産は少なくなりましたが、それでもうれしいのは、無料で血液検査をしてくれる事です。血液検査って、病院で普通にやると、結構お高いですからね。それが無料なんですから、健康管理的には、かなりのお得です。

 血液検査の内容は、項目的にはごく一般的なものです。以前は献血をするとエイズ検査もしてくれて、その結果を本人に知らせてくれたそうですが、今はそういう事はないんだと言われました。詳しくは聞けませんでしたが、おそらくエイズ検査はするんだろうし、検査の結果、陽性になって血液を廃棄する事になったとしても、その結果を血液提供者には知らせない…って事のようです。「エイズ検査をしたければ、献血ではなく、保健所を利用してください」って言われちゃいました。別に、私、エイズでもなければ、そんなリスクも背負ってませんけど…。好奇心が強いと、あれこれ疑われちゃうわけです。

 それとも、私、そんなにエイズっぽく見えたのかな? いや、なまじエイズ検査に興味を見せたから、疑われただけかもしれません。不要な好奇心は命を縮めるのかも(笑)。

 まあ、何はともあれ、献血は気軽にできる善行です。今後も私、断られないかぎり、あるべく献血していきたいと思いました。

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コメント

  1. tetsu より:

    事務所のシャチョーの奥さんは現役看護師で、ダンナさんに定期的に献血行かせていた時期がありました。シャチョーは平日は月から金まで飲んでいて、それを心配して血液検査の結果をチェックしていました。無料で肝機能の標準的な値はわかるので重宝していたようです。飲んだ次の日でも値は正常で「ありえない!!」と叫んでいたらしいです。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     そのシャチョーさん、すごいですね。抜群の肝臓力! きっと深酒しても、すぐに酔いがさめて、翌日はケロッとしているんでしょうね。そんな人に酒を飲ませても、すぐに酔い覚めしてしまうから、酒がもったいないですね(笑)。

     私は肝臓が弱いタイプの人なので、そんな人がうらやましくてたまりませんよ。

  3. とも より:

    私は手術したときに輸血されているので、献血できません。
    肝炎はマイナスなんですけど。

    輸血がチェック項目に入らないときには、月一ペースでした。
    ひさしぶりに献血行くと怒られまして…
    「輸血された人は献血できないのになんで来たの!?」
    「知らなかったんです」
    「そんなわけはない!」
    献血手帳の最後の日付をを見て、
    「そうですね…」と謝ってくれました。

    献血したくない訳じゃなくて、できないんですよ。
    ドナーカードにも明記してます。

  4. すとん より:

    ともさん

     最近は、手術の際に輸血しないケースもたくさんあります。私もそうでした。切ったそばから止血して手術していくんですね。なので、感染防止用の点滴(?)は打たれていましたが、輸血はされていません。お医者さん曰く「血液は貴重だからね、不要な輸血はなるべくしたくない」って事なんだそうです。輸血用の血液は、輸血が本当に必要な重傷患者さんに使いたいって事なんだろうと思います。

     例え輸血をしていても、5年10年経って健康でいるなら、別に献血してもいいんじゃないかって素人は考えますが、専門家はそう考えないんでしょうね。日頃から「血液が不足してま~す!」と叫んでいるのなら、なるべく間口は広げておいた方が良いと、個人的に思ってます。

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