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それでもテレビ、大好きです(笑)

 久しぶりに、フルートのレッスンに行ってきました。実に7週間ぶりです(笑)。

 別にサボっていたわけではなく、単純に仕事が忙しかったり、風邪ひいてダウンしていただけの話なんですが、それにしても7週間も謝礼だけお支払いしてレッスンを受けないなんて、コストパフォーマンス悪すぎ(笑)。まあ、習い事なんて、コストパフォーマンスの事をを考えていたら、出来ないからいいんだけれどね。

 声楽のY先生のところは、私と先生のスケジュールを合わせて、互いに時間の取れる時に不定期でレッスンを行っていますので、レッスンが無いとか、欠席するとかはないのだけれど、フルートのH先生のところは、多少の遅刻はOKだけれど、原則的にレッスンの日時が固定しているので、そこに行けなければ、レッスンをお休みせざるを得ないので、実生活が忙しくなってしまうと、どうしてもお休みが続く結果になってしまうわけです。

 で、久しぶりにレッスンに行ったら、H先生が「大丈夫? 忙しかったんだろ? 練習なんてしてなくてもいいよ。ここで練習すればいいんだから」と仰ってくれました。別に私がレッスンを休んだからと言って、サボっているわけじゃない事くらい、先生は理解してくれています。

 まあ、こういう先生だから、習い続けられるんだけれどね。

 さて、ロングトーンの練習です。バッチリ…ではありませんでした。なんか、以前のように、スキッと音が重なりません。合わせているのですが、何か微妙に違います。たぶん、私、微妙に下手になっているみたいです。

 そうこうしているうちに先生がやってきて、私の姿勢をあれこれ直し始めました。しばらくレッスンに行かなかったうちに、姿勢が微妙に崩れていたようです。楽器のクチへの当て方とか、楽器の向きとか方向、立ち位置の重心の位置とか…どれも小さな違いなんだけれど、微調整してもらいました。うむ、ちょっと注意してもらえるだけで、だいぶ吹きやすく鳴りました。

 先生って、有難いものです。

 エルステユーブンゲンは、12番ですが、合格しました。そりゃあ、7週間もレッスンに行かずに、自宅で練習していたら、暗譜もしちゃうって(笑)。次の13番は、自宅ではほとんど吹かなかったので、素であっちこっち間違えました。こりゃあ、暗譜するの、大変かも。

 次はプチエチュードですが、その前に先生から「アルテの2巻って持っている?」と尋ねられました。ええ、そろそろ2巻ですか! ようやくプチ・エチュードが半分ぐらい来たばかりなんですけれど?

 「いや、エチュードの前にアルテのスケールを吹いてもらいたくてね。ほら(君の苦手な)Es-durだろ?」

 「アルテの2巻は持っていませんが、いずれ使うなら、買って来てもいいですが、どのアルテを使いますか?」

 「ええと…いいや、スケールだけだから、次回持ってきてあげるから」って事になりました。一体私は、どんなスケールをやらされるのでしょうか?

 と言うわけで、Es-durの(笑)12番でした。

 さすがに、この7週間、マメに練習してきたと言っても、やっぱり12番、難しいです。おまけに私の苦手なEs-durだし(涙)。

 それでも、以前は苦手だった前打音も苦もなく吹いてますから、私は私で、上達しているんだと思います。ただ、やはり、私のスタッカートの吹き方が、先生の気に入らないようで「スタッカートは“音を短く”演奏するわけじゃないよ、前後の音と“分けて”演奏するんだよ」と注意されました。だから、音を短く演奏するのは、あくまでおまけであって、正しくは、スタッカートの付いている音符を、その前後の音から切り離しで吹くわけです。だから、スタッカートの音の後ろだけでなく、前も短くして吹かないと、音がきちんと分かれないわけです。なので、スタッカートの記号を見たら、その音だけでなく、その前の音にもスタッカートが付いている感じで吹くと良いのです。

 後はブリチアルディキイの扱いですね。この曲は演奏中にブリチアルディキイを入れたり外したり忙しい曲なのですが、そこをスムーズに行わないといけないのです。それって結構面倒なので、私は最初、すべて標準運指で吹いていたら(つまり、ブリチアルディキイを使わなかったわけですね)ダメを出されました。フラット系の曲は、問答無用でブリチアルディキイを使用するべきなんだそうです。と言うのも、標準運指よりもブリチアルディキイを使用した運指の方が音がきれいなんだそうです、へー、そうなんだ。だから、ブリチアルディキイの扱いに慣れるべきなんだそうです。頑張ります。

 で、今回の雑談です。

 実は、7週間レッスンを休んだ理由の一つが、仕事が忙しかったわけなんですが、本来、私、この時期は、もう少し余裕があるのです。ところが、今年は全然余裕が無くて、それでフルートレッスンを休んでしまったわけです。で、なんでそんなに余裕がなかったのかと言うと…実は私、テレビに出演していたんです。まあ、本業関係の出演だったので、ブログには書かなかったし、これからも書くつもりはないのだけれど、まあそれで、複数回に渡って、テレビ局のスタッフと打ち合わせしたり、ビデオ撮りしたり、ロケしたりしていたわけなんです。

 ほんと、メッチャ忙しかったんですってば(涙)。

 で、その話を先生にしたところ、実は先生も最近、テレビに出演されたようで、二人して「テレビ局のスタッフって、ダメだよね」という話をして盛り上がってしまいました。

テレビ局のスタッフのダメな点 その1 服装がダメ  いやあ、テレビ局のスタッフさんって、いい年した社会人なのに、どいつもこいつも“TシャツにGパン”だよ。こっちが年長者で、きちんとした服装しているのに、テレビ局のスタッフさんは“TシャツにGパン”なんです。まあ、私がなめられているのかな?と思っていたら、H先生のところに来たテレビ局の人も“TシャツにGパン”だったんだってサ。

 H先生の方は、コンサートの取材だったそうで、先生のコンサートの全容を撮っていたんだそうです。全部の演奏はもちろん、客席とかロビーの様子とか、そういう部分までビデオに収めていったんだそうです。クラシック音楽のコンサートですから、お客さんたちは、皆さんきちんとした恰好をしているのに、取材をしているテレビ局のスタッフは“TシャツにGパン”なんですよ。さすがに先生も「他の客に迷惑だから、その恰好で人前に出ないでくれ」と頼んだのに、軽く無視されてしまったそうです。

テレビ局のスタッフのダメな点 その2 言葉遣いがダメ  とにかくタメ口。こちらの方が年長者だし、社会的な立場だって、そこそこあるわけだし、肩書だってあるんだけれど、やっぱりタメ口。まあ、私はなめられているんだろうなあと思っていましたが、H先生も、やっぱりタメ口だったそうです。

テレビ局のスタッフのダメな点 その3 こっちの迷惑を考えない  たぶん、世界はテレビ局を中心に回っていると考えているのか、あるいはこちらを見下しているのか…。とにかく図々しくて、こちらの迷惑を考えてくれません。たぶん「テレビに出させてやるんだから、我慢しろ」って感じなのかなって思ってました。H先生は、演奏中の舞台の上に、“TシャツにGパン”姿のカメラマンが何台も上がってきて、すごく迷惑だったそうです。先生のコンサートがメインで、そのコンサートの取材にテレビ局が来ているはずなのに、まるでテレビ収録がメインであるかのように振る舞うので、甚だしく迷惑だったそうです。

 それだけ迷惑をかけておいて、使ったのはアンコール演奏の部分だけ(時間にして約10分ほど)だったそうです。なので、H先生、マジで怒ってました(そりゃあ、そうだよね)。

 そんなに、テレビ局の収録って、大変だし、あまり気分の良いものではないのに、なぜ私も先生もテレビの仕事を引き受けたのかと言うと…宣伝効果だね。とにかく、顔と名前を売るのに、テレビ出演は最高だもの。H先生もたった10分のテレビ出演だったそうだけれど、その後、生徒さんがドドーッと押し寄せてきたんだそうです。で、しばらくすると、その生徒さんたちが、ポツリポツリと辞めて行くんだそうです。なんかなあ…。

 とにかく、テレビの宣伝効果は抜群なんです。それを思うと、多少見下されていても、少々迷惑を被ろうと、我慢してテレビ出演しちゃうわけで、そんな姿勢が相手にも伝わるんでしょうね。だから向こうも「テレビに出させてやっているんだから…」って態度になるんだと思います。

 まあ、ある意味、宣伝のために、こちらも魂を売っているわけだから、我慢我慢なんだな。ふう。

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コメント

  1. とも より:

    近所の和菓子屋が「ご近所探索」番組で取り上げられたようです。(私は知らなかった)
    会社で、見ていた方に「取りあげたお菓子買ってきて」と頼まれ、店に行きました。
    店の人「大反響で、下手な宣伝するより効果があった」とほくほく顔。
    今は普通の売上なんでしょうか?

    近所のお好み焼き屋は「人が入らなくなると雑誌に掲載される」ことで有名でした。
    しかし、その客も固定化されなくなり…今は保育園になってしまいました。

    今回のような話を聞くたびにちょっと哀しくなります。

  2. 在日日本人 より:

    テレビの宣伝効果の話題からはそれてしまいますが、お許しを。

    テレビの街頭インタビューでひどい目にあったことがあります。数十年前の話です。そのころ世間では韓国との過去問題が話題になってました。
    若いサラリーマンだった私は、新宿でTB●からインタビューを受けました。「天皇が韓国に対して謝罪すべきか否か」と問われたので、歴史的事実はこれこれこうではであるが、どこをどうひねったら天皇が謝罪すべきなんて話に飛躍するんだ?という意味の話をしました。
    翌日、会社の後輩から「先輩、ニュースに出てましたね」と声をかけられました。私は見てなかったので内容を聞いたところ、T●Sは私の発言を彼らに都合の良いとこだけ編集して、まったく別の意見に仕立て上げてました。あの放送を見た人は私のことを、反日のアンチ皇室の、バカのアカと思ったことでしょう。私も若さゆえの未熟さがありました。テレビ報道の良心を信じた私がバカだった。

    十年前の話ですが、別の街頭インタビューを受けました。どこの放送局かは忘れましたが、話題からして左巻きのところでしょう。某外国である人種暴動が起こった絡みの話題だったと思います。その人種差別についてどう思いますか、との質問でした。
    「自分はその国に四年住んでいた。自分の住んでいた地域は東洋人が1%以下で、日本人は自分以外いなかった。あなたがたの言う被差別人種が半数以上を占めているヤバイ地域だ。あちこち外国暮らしをしていると、日本人である自分はたいてい被差別者側の立場になってしまう。白人連中は差別意識があるとしても、それを発言や行動に出すことは少ない。逆に、そのあなたがたが擁護している人種からは、自分はひどい差別を受けた。自分がどれだけ非人道的行為をされたか、いくらでも例を出してやる」と、発言したら、放送されませんでしたね。

    今、うちのテレビはスカパーだけしか映りません。アニメの専用チャンネルとか、ナショジオ、ディスカバリーとかの類の、良質なものしか見ないようにしてます。
    ちなみに私の好きなアニメは、少年がモビルスーツに乗って戦う類ですね。夏目友人帳も渋いですが。

  3. おぷー より:

    オランダのTVドラマのトラをたまにやりますが、TV局の人って洋の東西を
    問わず、上から目線で、服装も同じなんですね。
    笑ってしまいました。[E:bearing]

  4. すとん より:

    ともさん

     テレビは宣伝力と集客力は抜群ですが、そこで来てくれたお客さんを繋ぎ止められるかどうかは、店の腕です。ですから、力のない店は、いくらテレビで宣伝しても、一時的には客が増えても、結局は廃れてしまいます。しかし、力はあるのに、知られていないだけの店なら、テレビの力でその存在を知られ、繁盛していくわけです。

     人間も一緒です。テレビは、名前と顔を天下に知らしめるには良いですが、だからといって、その後も続くかどうかは、本人の力次第です。肝に銘じたいと思います。

  5. すとん より:

    在日日本人さん

     テレビに限らず、取材というのは、取材元にある台本に合わせた、絵や音やコメントが欲しいので、それらしい事を言ってくれる人のところで、その素材を入手してくる作業であると思ってます。ですから、取材があって台本を書くのではなく、先に台本があって、その台本の絵作りのために取材をする…んですね、テレビって。

     自分の意見を正しくテレビで報道してもらいたければ、スポンサーになって自分の番組を制作して放送しないといけないと思ってます。でも今はいい時代ですから、テレビ番組のスポンサーにならなくても、ブログとかツイッターとかで自分の意見を、世界に向けて発信できるんですから、ほんといい時代になりました。

     しかし、それであっても、テレビの影響力はすごいです。私も、普段はマスコミの悪口ばかり書いてますが、マスコミの影響力の凄さを改めて感じている日々です。

     敵はなかなか強力です。、だからこそ、もっと気合を入れて、悪口を書かないといけないなあ(笑)。

  6. すとん より:

    おぷーさん

     テレビ局屋さんって、洋の東西問わず、同じなんですね。じゃあ、あれはあれで正しい姿なんですね。なぜか、しみじみします。

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