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結局、ヨウ素(笑)

 私はノドが弱い人です。ですから、風邪をひくと、必ずノドを腫らします。それは子どもの頃から今に至るまで同じです。必ず、ノドを腫らします。

 ですから、子どもの頃は…いや、二十代ぐらいまでは、風邪をひいて医者に行くと、必ず医者にノドを診られて「腫れてますね…」と言われて、茶色というか紫色というか、何とも不思議な色した薬をノドにグリグリ塗られたものです。ギャーと思うものの、確かにあれをやられると、風邪の治りが早かったような気がします。

 あの“茶色というか紫色というか、何とも不思議な色した薬”は、ルゴール液と言います。時代か変わったせいなのか、それも私がかかる医者の好みなのか、三十代を過ぎたあたりから、医者でルゴール液を塗られることはめっきり無くなりました。なんか寂しいので、ある時、お医者さんに「ルゴール液、塗らないのですか」と尋ねた事がありました。

 「ルゴール? 塗りたいの? じゃあ、イソジン出しておくから、よくうがいしてね」で終了でした。あれ、ルゴールを所望したのに、イソジンなの?

 イソジンって、うがい薬です。薬局でイソジンを入手して、うがいをしてみました。確かにルゴールっぽい味がしますが、なんともかんともです。

 実は、ルゴールとイソジン。全く同じもの…と言うわけではありませんが、どちらもヨウ素系の消毒薬でした。薬効としては、ほぼ同じ。ただ、一方が塗るタイプで、一方がうがい薬という違いだけ。でも、なんか、うがいじゃ寂しいんだよね。やっぱり、グリグリ塗りたいんだよ。

 なので、イソジンを止めて、薬局でルゴール液を買ってきて、長い柄のついた綿棒を入手して、自分でグリグリやってました。しかし、自分でグリグリやっても、うまく塗れないんですよね…。

 そんな事を薬局で愚痴っていたら「じゃあ、のどぬ~るスプレーにしてみたらどう?」と言われました。のどぬ~るスプレー? なんじゃい、それ?

 聞いてみたら、これもヨウ素系の消毒薬です。スプレータイプの消毒液で、ノドに向けてピッピッと噴霧していく薬です。綿棒でグリグリとは違って、正確さは必要ありません。適当に、ノドに向けてピッピッと噴霧すればOKです。綿棒グリグリよりも、お手軽なんです。

 さっそく使ってみました。お医者さんにルゴールでグリグリやられるのとは比較できませんが、まあ素人が自宅で治療するなら、これがベターなのかもしれません。なので、のどぬ~るスプレーを知って以来、ノドが腫れて消毒する必要を感じると、適宜、これを使ってます。あくまでも“適宜”であって、頻繁に使わないように心がけています。と言うのも、ヨウ素って、軽微なものだけれど、一応毒薬だし、中毒性もあるので、多用して他の病気になってもつまらないので、必要な時に必要な分だけ、ピッピッと使っております。

 ルゴール液、イソジン、のどぬ~るスプレー…、名前は違うし、厳密にはそれぞれ別物とは言え、薬としては、同じヨウ素系の消毒薬です。薬学の勉強をしていると、これらが同系列の薬だと気がつくんだろうけれど、素人な私たちにとっては、これらが同じような薬だとは、なかなか気づきません。

 知識を持っているって事は、大切な事なんだなあ…。

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コメント

  1. アデーレ より:

    あはは、私もルゴール好きでした《笑》なんか、癖になるよね〜。私は、風邪にはプラポリスのサプリが効きますねー!歌いすぎて、喉にきた日はひたすら寝る、寝る!で完治します。あとは、できたら加湿器をガンガンにして、家中、結露しそうな勢いで?! 笑
    また、ビタミン剤はレッスン前は必ずね!

  2. すとん より:

    アデーレさん

     プロポリスですか…私も興味があるのですが、どれがいいのか分からない事と、安い買い物ではなさそうなので、何となく躊躇しています。

     安心の日本製にするか、コストパフォーマンスの良いアメリカ製にするか、キャンディタイプにするか、スプレータイプにするか、錠剤タイプにするかとか、選択肢がいろいろあって悩んじゃうんですよ。

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