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中国の字幕組さんたちって、どうなんすか?

 中国のネット世界には“字幕組”と呼ばれるアマチュア集団がいるんだそうです。彼らのやっている事は、外国のアニメやドラマや映画(以下、まとめて“海外アニメ”と表記)を入手し、それに中国語の字幕を付けてネットに流して、中国人なら誰でもタダで海外アニメを見られるようにし、中国の一般の方々が気軽にこれらの作品に触れられるようにしています。一種の文化的なゲリラ活動であるという位置づけのようです。

 と言うのも、中国では検閲が厳しくて、良質な海外アニメであっても、地上波テレビ放送などで一般民衆の目に触れる事はありません。また中国人には外国語が苦手な人が多く、彼らがネットの世界に飛び出して直接これらの作品に触れることも容易ではないのです。ですから、中国語の字幕を付けて、中国国内のネットに流さないと、一般の人たちは、海外アニメを楽しむ事はできません。

 字幕組の皆さんは、自分たちが海外アニメに中国語の字幕をつける事で、中国の人たちが良質な海外アニメを楽しめるようにし、海外アニメを通して外国文化を中国に紹介しているのだと胸を張っています。また、見ている人たちも、良質な海外アニメが無料で見られることが嬉しく、そのために頑張っている字幕組を礼賛しているようです。

 …と言うような話をネットで見かけました。おそらく、ここで言う“海外アニメ”ってのは、もちろん日本のアニメだけの話ではなく、日本のテレビドラマや音楽、それとハリウッド映画なんかも含めた話と思って間違いないと思って間違いないです。

 この話って、一見、美談風だけれど……盗人猛々しいにも、程があるんじゃねーのー?

 まず、日本のアニメはもちろん、テレビドラマにせよ、音楽にせよ、映画にせよ、それらが製作されるまでに、どれだけの人々の才能と知恵と努力と時間とエネルギーが注がれているのか、知ってるの? それこそ、莫大な量の才能と知恵と努力と時間とエネルギーが注がれて、これらの作品が製作されているわけで、我々はその製作に対する対価(として十分かどうかは別)として、金銭を(直接間接の違いあるにせよ)支払って視聴させてもらっているわけだ。つまり金銭のやりとりを行う事で、製作者たちの仕事と才能に対してリスペクトしているわけで、、彼らはそれを以って、自分たちの生活を安定させ、次回作の製作資金を集める事が可能になるわけです。

 それを中国の連中は、正当な対価も支払わずに視聴しているわけでしょ? いくら中国国内のエンタメ状況がヒドいとしても、いくら中国元が弱くて海外アニメの正当な買い付けが出来ないとしても、いくら中国が政治的に偏向していて情報統制が厳しくても、それは海外アニメの製作者たちにとっては、全く関係ないことであり、あずかり知らぬ事です。

 中国で情報統制が厳しくて、良質な海外ドラマの視聴ができないと嘆き、現状を変えよとしているならば、字幕組がアンダーグラウンドで活躍するのではなく、心ある人々が中国政府に働きかけて、情報統制とやらを緩めてもらえばいいじゃないの? おとなしく言っても聞かないなら、デモでも暴動でも起こせばいいじゃないの? なんなら革命を起こしたっていいんだよ。暴力を使っての交渉術なら十八番じゃない? まあ、そんな事をすると、千万人単位で人々が死んじゃうだろうけれどね。でも、自由を得るためには、多大な犠牲が必要なのは歴史が証明しているわけだから、海外アニメ視聴に限らず、彼らが我々同様の自由を得るためには、いつかどこかで犠牲を支払う必要があるわけだし、それが今でも遅すぎるくらいだと、私は思うわけだ。

 情報統制が厳しくて、海外アニメが見られないから、海外アニメを不法に入手して、それに字幕を付けて、ネットで流して、何億人の人たちに楽しんでもらっちゃえーって、それってダメでしょ。何億の人が海外アニメを視聴しても、製作者には1円のお金だって入らないんだよ。逆に、海外アニメの視聴サイトには広告バナーが貼ってあるそうだから、本来、日本の製作者たちに入るべき金銭が、字幕組のトップの人たちの懐に、しこたま入り込むわけだ。結局「情報統制が厳しく…」なんてのは言い訳で、実態は盗品ビジネスをしているだけじゃない?

 日本やアメリカの良質なコンテンツを盗んで、自分たち用に加工して、稼いでいるわけです。元が盗品だし、実際に翻訳している(下っ端の)人たちは“良いこと”をしているんだと信じて、金銭を受け取っていないそうだから、親玉、大儲けだよね。ああ、いい商売しているね。

 それにしても、盗人猛々しいというか、自分たちに都合の良いように屁理屈をこねてズルをする人って、嫌いだし、民度が低いなあって思います。中国は、日本を抜いて、経済力は世界第2位なんだそうだけれど、こんなズルして2位なのだとしたら、ただの茶番じゃん。たとえお金を持っていても、良識もマナーも知らずルールも守らず、心は貧困なんじゃんって思うわけです。いくらお金儲けが得意になっても、物事の良し悪しとか善悪が分からないようじゃあ、文明人とは言えないね。

 こういう良識のない人達相手に、我々の常識を押し付ける方が、実は間違っているんじゃないのか…と最近は思います。つまり「我々と彼らは、違う存在なんだ」と思うことが必要なのかもしれません。で、私が今、一番懸念している事が、彼の国の軍隊が暴発して、いきなり我が国に攻めてくる事です。尖閣諸島に上陸してきたら、どうする? いや、いきなり九州は博多のあたりに上陸してきて、武装した兵士が町を占拠しても、我々には打つ手はないから、ただただ博多の人たちは殺されて略奪されて犯されるだけだよ。

 これが全く無いとは言えないから怖いんだよ。中国はバブルがはじけて、これから国力が大幅にダウンするわけだけれど、過去に中国が国力がダウンしてきた時に行ってきた事を歴史から学べば、ほんと、何をしでかすか、わからないわけだ。

 だいたい、字幕組なんて存在が、我々の常識の想像の斜め上の存在なんだから、あの国では、何が起こっても、全く不思議じゃないんだよ。

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