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LFJ2015 その8 日本語のオペラは、なんか恥ずかしい

 TOKIAでのコンサートを見終えて、幸せな気分になった私は、ある意味、本日のメインイベントの一つを見るために、さっそく東京国際フォーラムの展示ホールに向かいしました。ちょうど、前のコンサートが終わる頃だったので、しばらく立って様子を見て、コンサートが終わったところで、座席をゲットしました。やったね。で、そのまま小一時間待ち時間があったわけです(笑)。荷物を置いて座席をキープするのは反則なので、妻と交代で色々と時間を潰しました。

 ソフトクリームを食べたり、まわりの出店(ほんと、ちょっとしか無いんです)を冷やかしたり、座席の後ろの方でやっている島村楽器さんのミニコンサートを聞くとも無く聞いたり、座席の左の方でやっているローランドさんのミニコンサートを聞くとも無く聞いたり、iPad Air2で時間を潰してみたり、トイレ行ったり、コンビニ冷やかしたりと、それなに有意義に時間を過ごしていました。で、ようやく、次のコンサートの時間になりました。

シンフォニーとオペラ(指揮:曽我大介)

 次のコンサートは、クラシックソムリエでもある曽我大介氏のステージでした。演奏曲目は以下の通りです。

エルガー:愛の挨拶
エルガー:ニムロット~『エニグマ変奏曲』より
ベルリオーズ:幻想交響曲より 第4~5楽章
ビゼー:歌劇「カルメン」第4幕より

 おしゃべりの方は、クラシック・ソムリエ検定の話題が中心でした。クラシック・ソムリエって何?って感じですが、日本に数ある検定試験の一つで、どれだけクラシック音楽に関する蘊蓄があるかを検定してもらえる試験なんです。つまり『クラオタ認定試験』ってわけですね。で、クラシック・ソムリエ検定で実際に出された問題などが話題になりましたが、私、全然話題に追いつけませんでした。いやあ、私、クラオタとしては、まだまだだなあと痛感しました。自分をクラオタと言うためには、クラシック・ソムリエ検定の勉強をしないといけない…のかもしれない(笑)。ちなみに、この検定試験に向けた、教科書とか過去問題集とかも販売されているんですね、かなり本格的な検定試験です。

 で、演奏の方ですが、最初の3曲はオーケストラ曲です。オケは、アマデウス・ソサイエティー管弦楽団でした。上手なオケなのでプロオケかと思っていましたが、どうもアマオケのようです。アマオケで、これだけ演奏できるなんて、なんかすごいですね。特にベルリオーズは、曲そのものが、私が好きって事もあって、結構前のめりになって聞きました。ああ、それにしても残念なのは第4楽章からだって事です。できれば最初から聞きたかったなあ(ならば、有料コンサートに行かないとね)。

 ニムロットを聞いている時、意味なく、キング先生の事を思い出しちゃいました(なぜでしょうか?)。ところで、ニムロットって何?

 最後はオペラ「カルメン」からの抜粋演奏でした。配役は、カルメンが浪川佳代氏、ホセが豊原奏氏、合唱が一音入魂合唱団でした。合唱団はその団名を見るまでもなく、アマチュア合唱団の方々でした。今回の演奏のために集められた方々なのかな? 演技が初々しくて、なんかほほえましかったです。ソリストの二人は…アマチュアなはずないよね(笑)。とりわけ、カルメンをやられた浪川佳代氏は素晴らしかったです。ちなみに、このカルメンは日本語上演でした。いやあ、オペラって、日本語で見ると、なんかこっ恥ずかしいですね。

 で、曽我大介氏のコンサートが終わって、次のコンサートは…同じ展示ホールでのコンサートです。また1時間待ちとなりました。下手に異動すると座席が無くなってしまうので、またも座席確保のために、この場所に留まることにしました。妻と交代しながら、ちょっと周辺を冷やかしました。

 御茶ノ水の楽器店からの出店があったので、少しのぞきました。プラスチック製の楽器をたくさん持ち込んでいました。フルートはありませんでしたが、トロンボーンやトランペット、サクソフォーンが販売されていました。値段はどれも5万円前後。おそらく、きちんと演奏できるんだろうなあと思いますが、やはりプラスチック製だと、見た目がオモチャにしか見えないのが、ちょっと残念かも。問題は配色かもね。素材がプラスチックでも、渋い配色なら問題ないのかもしれないけれど、そこに並んでいたのは、そのままオモチャ売り場に並んでいても違和感ない配色のものばかり…メーカーさんはもう少し考えた方がいいかも…って、日本のメーカーじゃないから、日本人の感覚なんて分からないんだろうし、おそらくメインターゲットは日本人じゃないだろうから、これはこれでいいのかも。

 プラスチック製楽器以外にも、ハーモニカやバンドネオンも売っていて、これらには人も集まっていました。ウクレレも押しているようでしたが、どうなんでしょうね。ヴァイオリンも並んでいましたが、さすがにこういう場でヴァイオリンを買う人なんて、いないよね(笑)。

 楽譜の投げ売りもやっていたので、自分へのおみやげとして、コープランドの『オールド・アメリカン・ソング』と、ブリテン編曲版のパーセル歌曲集を買いました。楽譜との出会いは一期一会ですし、何よりアマゾンで購入する価格の半額以下で購入できたので、良しとしたいと思います。

 で、そんな感じで時間を潰しました。

 続きはまた明日アップします。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。

    > クラシック・ソムリエ検定の話題

    クラシック・ソムリエ検定というのはたぶん(記憶が確かであれば)初めてききました。
    こちらもクラヲタとかってに思い込んでいましたが

    http://kays1998.web.fc2.com/Review/review055.htm
    の例題で反応できたのはベルクとイザイだけでした。大好きな曲なので知っていた、だけです。というか、音楽は広く浅くよりは、こだわりとおもいます。
    クラシックの業界ではJ.S.バッハでさえ、一時期古い音楽として忘れ去られた後にいろいろな方々の活動により復活して今では古典となっているのですから。

    以前流れていたサムラゴーチの交響曲はマーラーの引用で、なぜベートーヴェン?とはおもいましたが当時公開では発言していません。
    今でも新垣隆さんがマーラーのコテコテのパロディを作ってくれたらとは妄想してしまいます。でも彼の本来はこちらなんですよね。
    http://www.kincho.co.jp/cm/html/combat_music/

    失礼しました。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     クラシック・ソムリエ…難しいです。それにしても、こんなクラシック雑学検定試験があるなんて、日本って、なんてのんきな国ざんしょ(笑)。いやあ、平和平和。

    >音楽は広く浅くよりは、こだわりとおもいます。

     そうそう、私もそう思います。そして、その『こだわり』は『愛』と言い換えても良いでしょう。音楽は知識で聴くモンじゃないよ…って言っても、それは負け犬の遠吠えでしょうが…。

     コンバットの音楽、かっこいいですね。私、何度も何度も聞き返しちゃいました。それにしても、あのテの音楽をかっこいいと感じるなんて…さすが週末、私、疲れきっているんだろうなあ…。

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