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声楽の勉強会って奴に行ってきました

 時間は少し逆上ります。私がゴホゴホ風邪をひく少し前の話です。

 新年会を兼ねた、声楽の勉強会に行ってきました。勉強会そのものは非公開で、一般の方々の観覧は無しでした。(ちなみに、私はこの日の朝、転んで左足を捻挫し、二週間ほど歩行が困難でした:涙)

 当日、集まったのは、Y門下、F門下、旧K門下の皆様方。この三つの門下は、K先生がご存命の時から、いつも一緒に発表会やらなんやらをしていて、K先生没後は、K門下の方々は、それぞれ別の先生の元に移動したのですが、それまでのご縁もあって、割りと多くの方が、F門下やY門下に移動されたので、今でもこの三つの門下が合同で色々とやったりするんです。

 この旧K門下と言うのが、団結力が強くて、今回の勉強会でも、自然と旧K門下とそれ以外という具合に別れてしまうくらいの団結力なんですよ。もっとも“それ以外”と言っても、その大半はF門下だったりします(笑)。と言うのも、今回Y門下で勉強会に参加したのは、私と妻だけだからです(大笑)。なにしろ今回の勉強会には、Y先生ご自身が参加していないぐらいですから…。もっとも、当時Y先生は入院中だったので、Y先生はもちろん、門下の方々も不参加だったのは仕方がないとも言えます。

 つまり、この勉強会、私にとっては、ホームなんだかアウェーなんだか、よく分からない状況だった…という事なんです。

 今回の勉強会、某貸会議室を借りて、飲食物持ち込んで、飲めや歌えの会だったんですよ。もちろん、飲食物の中にはアルコールも入っていたので、皆さん、結構酔っ払って歌っていたんです。それくらい、ラフな会で「そりゃあ、非公開だよなあ…」って感じでした。

 リハーサルとかそういうのは一切無しで、当日、歌う順番も毎回くじ引きをして、自分の番になったら、楽譜をピアニストさんに渡して、ピアニストさんは初見で伴奏をして、その伴奏に乗せて歌っちゃうっていう趣向でした。もちろん、酔っぱらいながらね(笑)。ですから、勉強会なんだけれど、内容的には“生ピアノによるカラオケ大会”だったんです。

 一応、私は、すべて歌い終わるまで、アルコールは飲まず、食事も自制しながら過ごしました(真面目でしょ?)。酔っ払いながら歌えるほど、性能の良い声帯を持っているわけでもなく、まともに食事をして満腹になってしまったら、全く歌えなくなってしまうのは、日頃の行動で分かっていたからです。ですから、私はすべて歌い終わるまで、飲食を我慢をしていました。

 で、何を歌ったかですが、二重唱は、ヴェルディ作曲の『椿姫』の『Parigi, o cara, noi lasceremo/パリを離れて』。ソロ曲は、すべてトスティの曲で、『La Serenata/セレナータ』、『Ideale/理想』、『L’ultima canzone/最後の歌』の合わせて四曲。勉強会の雰囲気も分からないし、他の方々もどんな曲を歌うのか分からなかったので、自分なりに無難で、門下の皆さんの前では歌っていない曲を用意してみました。

 歌う順番はくじ引きです。王様ゲームで使うような割り箸のくじをしたところ、私、1番くじをひいてしまいました。正月早々縁起が良いねって事で『La Serenata/セレナータ』を歌いました。今回持ってきた曲の中で、一番難易度が低い曲ですから、出だしの一曲って感じですね。

 で、私が1曲歌い終わって、他の皆さんの歌うのを聞いたのですが、いやあ、皆さん、マジでデカイ曲を持ってきていて、びっくりしました。いやあ、最初で良かったですよ。私、あの雰囲気の中に混じって、トスティの軽い歌曲を歌う度胸は私には無いです(汗)。例えば、椿姫の『そは彼の人か』のフルーバージョンや、魔笛の「夜の女王のアリア」の二連発とか、ボエームのミミのアリアとか、なんかよく知らないフランス語やドイツ語の長~いアリアとか、まるで普段の発表会では時間制限があって歌えない大きな曲を、ここぞとばかりに歌ってみました…みたいなノリでした。

 いやあ、ビックリ。そして、これらの大曲を皆さん、酔っ払っているのにシレッと歌っちゃうわけだから、さらにビックリです。もちろん、それを伴奏しているピアニストさんも顔をアルコールで真っ赤にしながら、ガンガン弾いていたりするわけで…こんな酔いどれな勉強会、やっぱり非公開で正解だな。

 さすがに皆さん、大曲揃いだったので、私も二巡目(の妻の番の時)に『Parigi, o cara, noi lasceremo/パリを離れて』を歌いました。(今回は曲数も多いので、音源アップはパスね)

 で、その後、お一人挟んで、今度は私自身の番になったので『Ideale/理想』を歌いました。いやあ、アリア並に難しいヴェルディの二重唱のすぐ後では、いくらトスティの歌曲でも、ちょっとエネルギー切れを起こしちゃいました(涙)。

 で、大きな曲を歌ってきた皆さんは、だいたい1~2曲しか用意していないので、三巡目になると、参加メンバーも少なくなり、雰囲気も変わってきたので、『L’ultima canzone/最後の歌』を歌いました。

 で、四巡目は…さすがに私を含めて、生徒さんたちは誰も曲を持ち合わせていなかったので「F先生の独唱を聞きましょう」って事で、むりやりにF先生を歌わせてしまいました。先生も酔っ払いながらも、快く歌ってくれました。これも非公開だから、できる事…ですね。

 ちなみに、Y先生の病室と会場をラインでつないで中継していたのですが、こちらの音声が病室に響き渡ったそうで、病室は個室だったにも関わらず、途中で看護婦さんが乱入してきて、ラインを切られちゃったそうです。残念ですね。

 勉強会の後は、当然、打ち上げで、私はそこでF先生を捕まえて、熱くダウランドを語りました。いやあ、酔っぱらいって、イヤね。それに迷惑ですね(汗)。

 この勉強会、なかなか楽しかったです。で、この楽しい勉強会にY先生は参加できなくて、どうやら悔しいらしいので、また近いうちに(おそらく年内?)また勉強会を開くような事になりそうです。ううむ、勉強会はいいのだけれど、そこで歌えるようなデカイ曲のレパートリーなんて持っていないぞ、私。

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コメント

  1. アデーレ より:

    なんか、とっても楽しそうですね~!いいな~、そんな発表会!

    それにしてもレベル高すぎませんか?レパートリー、スゴすぎ!夜の女王2連発とか~。そんなに歌える人がいるなんて、ホンマにありえないレベルだなあ~

  2. すとん より:

    アデーレさん

     そう、レベル高すぎでしょ。そんな人がゴロゴロいるわけで、ほんと、ここの門下はオカシイんじゃないかって思います。以前のキング門下なら、このレベルの人って、一人もいなかったモン。

     ちなみに、夜の女王のアリアは、努力ではなく才能で歌うアリアなんだそうです。なので、歌える人は最初から歌えるし、歌えない人は何をどうやっても無理らしいです。まあ、テノールでも、その手の“才能で歌う歌”ってのがありますから、分からないでもないです。

  3. genkinogen より:

    こんにちは。
    いいですねえ。こういう会は。うらやましいです。それにレベル高いですね。私は聞き役になりそうです。
    トステイの「最後の歌」は当時習っていた先生から紹介してもらい練習していました。門下生の演奏会で歌う予定でしたが、浜松から沼津に転勤してしまい、あきらめてしまいました。静岡県内の異動ですが、沼津からだと、東京へ行くほうが浜松へいくより新幹線代は安いです。
    楽譜を引っ張り出してきましたが、「最後の歌」の音は結構難しいですね。また、個人レッスンを始めましたが、この曲またやってみたいです。
    すとんさんは、高音が余裕ありますね。かなり上まで出そうでうらやましいです。私は、全くダメで、先生からはパッサジョ付近の音の出し方のダメ出しを食ってます。

  4. すとん より:

    genkinogenさん

     静岡県って、広いですからねえ。県内の移動よりも神奈川県を経由して東京へ行く方が安いって…やっぱり静岡県って広いんですねえ。

     高音の件ですが、実際は、発声が下手なので、高音は苦手なんです。発声がもっと上手になれば、高音Hまでは確実、おそらくHi-Cまでは使えるようになるはずだとY先生に言われてますが、現実はその手前で苦しんでいます。

     逆に言うと、私の高音の限界は、せいぜいHi-Cぐらいまでだろうって事なので、いわゆるベルカントオペラのテノールアリアは、もっと高い音をバンバン使いますから、その手の曲は私に向いていないって事になりそうです。

    >先生からはパッサジョ付近の音の出し方のダメ出しを食ってます。

     結局、スムーズに声帯を鳴らせるようになると、パッサージョの問題はクリアできるんですよ。でも、声帯をスムーズに鳴らすってが難しく、私の場合は、それを“ノドの脱力+腹筋による息の支え”を徹底することで克服しました。でも、2年くらいかかりましたよ。同じ現象でも、人によって原因は様々だし、克服方法は多種多様なので、私のケースが役立つかは分かりませんので、私のアドヴァイスなんて、鵜呑みにしちゃダメですよ(笑)。

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