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例の動画の話題で、ちょっぴり盛り上がりました

 フルートのレッスンに行ってきました…よ。

 ああ、眠い眠い、それにしても眠い。あんまり眠いけれど、頑張ってレッスンに行ってきました。以前、笛先生に習っていた時は、フルート吹きながら、寝ちゃった事があるけれど、今回の眠さは、それに近い感じで、フルートを吹きながら、時折「ここはどこ? 私は誰?」状態になっておりました。

 とにかく、レッスンそのものは、遅刻。先生をたっぷり待たせてしまいました(すんません)。当然、姉様はサッサとおかえりです。なので、先生と二人きりでロングトーン練習をやりましたが、まあ、そんな感じです。

 さっそく、エルステ・ユーブンゲンの5番です。当然、暗譜は出来ておりません。なので、最初は一人で吹いて、次に先生と一緒に吹いて、吹き終わったところで「次回はきちんと練習してくるように」と約束させられました。

 6番もひとまず吹きました。で、5番と6番を吹き終えたところで「今日は音が良くないね。鳴らそう鳴らそうとしすぎだよ。もっと響きで吹かないとね」と言わました。実は私、今回は優しくフルートを響かせようと、かなり意識してゆっくりめに優しく吹いたのですが、その結果が「鳴らし過ぎ」ですから、なんかもうよく分かりません。

 とにかく、今回の私の音はダメダメだったみたいです。まあ、秋のアレルギーの季節だし、色々ダメでも仕方ないわな。

 プチ・エチュードは6番。こちらはさすがに合格しました。ミスブローをゼロにはできませんでしたが、まあまあの出来だったようです。

 今回、この6番を吹きながら思った事は『ブレス記号は“息を吸う”記号であって、ここでは息を吐かない。休符は音をやめる記号だけれど、息に関して言えば、“吐き出していい”記号じゃないかな?

 つまり、ブレス記号だけの箇所は、息を吸うだけで、すぐさま次のフレーズに取り掛からないといけませんが、休符は、肺の中にたまった空気を吐き出すことが許されている記号なんじゃないかと…思いました。(合ってますか?)

 6番が合格なので、先生が7番を模範演奏してくださいました。なんか、難しい。八分音符が、通常のものと三連符とが、なんか混ざっているっぽい(いやん)。

 さて、今回の雑談は、この画像について(笑)。いや(笑)と書いたけれど、とても笑い事じゃ済まないんだな、これが。

 動画の中に解説もあったので、それを見ると分かりますが、この事件は、2014年カール・ニルセン国際フルートコンクールでの出来事だったそうです。フルート奏者は、日本の大田幸江さん。結果は2位だったそうです。

 H先生と、この動画をネタに話をしました。

 「演奏中に蝶が顔にとまるなんて、よくあるんですか?」

 「いや、まずないね。でも、虫を吸い込んでしまったとかは、よくあるよ」

 「虫ですか? むせませんか?」

 「虫と言っても、蚊とか、そういうヤツ。クチの中に入って、なんかイヤな感じはするね」

 「そんな時は演奏を止めますか?」

 「いや、止めるほどじゃないよ。でも、あの蝶のヤツは、止めても良かったと思うし、止めたからと言って、アレはコンクールでは減点にはならないよ。ところで、結果はどうだったの?」

 「2位だったそうです」

 「え? 2位だったの…(以下自粛)。とにかく、失格にならなかったのはよかったね。あれで失格だと、蝶のせいって事になって、悔やんでも悔やみきれないだろうね」

 しかし、これからネットで『フルート 大田幸江』とか検索かけると、いつもこの動画がヒットするようになるんだろうね。これで腐らずに、むしろ蝶を持ちネタにして、自分を売り込んでみたらいいんじゃないかしら? なにしろ、これで“顔と名前”を覚えてもらえたわけですからね。後は自分の頑張りだ! ファイト。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。

    この動画の件はここで初めて知りました。
    最近ほとんど会話がなくなってしまったかみさんに聞いたら、かなりTVで放送されてらしいです。話そうとしていて忘れたとか。

    屋外ではなくてホール内で演奏しているところで、蝶が飛んでいて、かつ演奏者の顔にとまる、というのは日本国内では信じられないというか想像できません。

    ただ演奏が曲の途中から始まって突然切れてしまうので、別の演奏を聴きなおしてしまいました。
    Pierre Sancan Sonatine 2nd mvt, Pahud-Flute
    https://www.youtube.com/watch?v=xVVLh53ZDiQ

    比較のコメントはとてもここでは書けません。Emmanuel Pahud(b.1970-)以前と以降で笛吹きの世界というか世代が変わった、ような話が佐渡裕の「題名のない音楽会」で紹介されていました。Pahudも40才過ぎてしまいましたが、その次というと最近フルートのコンクールもリサイタルも聴かなくなってしまい、よくわかりません。

    失礼しました。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     いわゆる“口直し”ってヤツですね。分かります。やはり、音楽は最初から最後まで通して聴くもので、途中から始めて、途中で終わるようなのは、勘弁ですね。

     比較のコメントは…比較するのが間違っているんですよ。かたや世界のトッププロ、かたやこれからデビューしようとするプロの卵さんですよ。大目に見てあげてください。

    >Emmanuel Pahud(b.1970-)以前と以降で笛吹きの世界というか世代が変わった、ような話が

     確かに、それ以前の笛吹きさんとは雰囲気が違いますよね。そういう意味では世代が変わったんでしょう。それはフルート曲の(現代曲による)レパートリーの拡大とも関係していると思ってます。

  3. tetsu より:

    こんばんは。

    補足です

    > かたや世界のトッププロ

    演奏の比較にどのような意味があるのか、は別の問題かとおもいます。
    ただコンクールの画像、ということで、Pahudは神戸のコンクールでたまたま聴いていて、そのときとの比較でした。
    当時のプログラムの日本語カタカナ表記はポー、写真は正面向いていなくてこれはこれで衝撃でした。
    その後BPO入らなければよかったのに、と元師匠と話したことがあります。生活が安定するのは確かでしょうが。
    当時はブイブイ言わさず、もっと軽く吹いていたような記憶があります。
    昔話すぎですが、でも演奏はキョーレツでした。

    失礼しました。

  4. すとん より:

    tetsuさん

    >Pahudは神戸のコンクールでたまたま聴いていて、そのときとの比較でした。

     あ、今現在の功成り名を成した後のパユじゃなくて、コンテスタント時代のパユとの比較でしたか、了解。

    >当時はブイブイ言わさず、もっと軽く吹いていたような記憶があります。

     へえー、パユのフルートって、“ねじ伏せるような演奏”というイメージが私にはありますが、昔はそうではなかった…って、今も昔も、パユは生で聞いたことがないので、偉そうな事はいえませんね(恥)。

     パユは生で聞いてみたいですよ。CDやネット音源だと、本当の音色なんて分からないものなあ…。

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