先日、ふと水槽を見ると、サクラがカラダを斜めにして、水面に浮かんでいました。呼吸はだいぶ浅くて、呼吸数も少ない状態でした。これはまさに、今まさに、死んでいきそうな様子でした。
ここ、数十分がヤマか!
私は、一瞬で覚悟を決めました。夏が終わり、涼しくなり始めた今の時期は、金魚には鬼門なのです。夏の疲れがドッと出て、季節の変わり目をうまく乗りきれずに、今まで多くの子たちが星になってきました。サクラは、その鬼門を何度も乗り越えてきた子ですが、さすがに今年はキツかったかも…。なにしろ、一匹だけ年長魚のロートルだし、カラダが大きいから、暑さだって魚一倍身に染みたろうしね。だから、今年はついにサクラの番ではないか…と心配していたので、来るべき時がやってきたか、と覚悟しました。
呼吸がドンドン浅くなっていきます。呼吸の回数が本当に少なくなっていきます。このまま、呼吸が止まってしまったら、それでサクラは終わりです。
いよいよ…と思ったところで、急にバッシャンと水をハネて、サクラが動き出しました。で、普通に泳ぎ始めて、水槽を一周して、いつもの体勢に戻りました。
どうやら、死にかけていたようでしたが、うまくリセットして、回復しちゃったみたいです。生き物って、時々、こういう事があるんですよね。
サクラでは始めてでしたが、以前いた、緋ドジョウのチビが、よく死にかけてはリセットしていました。なので、サクラが急に動き出した時も「お、リセットしたか!」と思いました。
魚は、哺乳類とはだいぶ違うようです。確かにさっきまで死にかけていてたサクラでしたが、どうやらヤマは越えたようです。これでしばらくは元気でしょう。
でも、まだ秋が終わったわけではありません。まだまだ気は抜けません…が、サクラが星にならなくて、ほんと、良かったです。
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