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ちょっとチヅルが変

 なんか、チヅルが変なんですよ。何が変かと言うと、エサを食べる時に上を向くと、勢いが余るのか、そのままグルリと、でんぐり返しをしちゃうんです。

 別に普段は普通の金魚なんですが、夜、寝る時に少し斜めになるくらいで、やはり普段は、普通の金魚なんです。でも、なんかいやな雰囲気です。

 チヅルは琉金です。それもなかなかの美形でして、頭から尻尾の付け根(つまり体長)よりも背中からお腹まで(つまり体高)の方が心持ち長いという、縦長金魚なんですよ。別名「泳ぐ菱形」でして、菱形って琉金としては理想形なんです。琉金としては理想形なんですが、魚としてはおかしいわけですよね。魚って、どんな魚であれ、体高よりも圧倒的に体長の方が長くて自然なわけでして、品種改良の結果、菱形ボディになった琉金ですが、やっぱり色々と無理はあるんでしょうね。

 今現在、我が家の水槽には、なぜか転覆しているオランダ獅子頭(カスミ)が一匹いますが、今までは、美形な琉金ばかりが転覆病になっておりました。

 チヅルはいつ転覆病になってもおかしくないほどの美形な菱形の金魚なんですが、運動量が豊富なので、安心していましたが、あのでんぐり返しを見ちゃうと「転覆病が発生しはじめている?」と心配しちゃうんですよ。

 転覆病は治らないからなあ…。一つの水槽に、二匹も転覆病なんて、そりゃ見苦しいなあ…と、恐れている私です。

 ちなみに、ザ・テンプクのカスミさんは、元気ですよ。転覆病になって、動きづらくなったためか、最近は一日中エサ場で転覆してます。おかげでエサの時間になると、他の子たちが「カスミがいて、邪魔くさくて,エサが食べづらい~」と全身でアピールする始末です。カスミも負けてませんでして、他の子たちがカスミを退かしにかかると、素早く動いて全身攻撃(つまり体当たり)を加えます。それはなかなか見事なものです。かくして、エサ場はカスミのテリトリーと化しています。

 でも結局、転覆しているので、エサそのものは上手に食べれないのだけれどね。

コメント

  1. ダリア より:

    どうも最近すとんさんちの金魚水槽が気になっているダリアです。
    こんにちは。
    一つ質問させてください、金魚さんの寿命って、だいたい何年くらいなんでしょうか。
    カスミさんやチズルさんのひっくりかえり現象は、老化現象の一つ、とかなんでしょうか。
    うーん、わが身の行く末を見ているようで気になるカスミさんとチズルさん・・・。です。

  2. すとん より:

    >ダリアさん

     金魚の寿命ですか? あの手の変温系の脊椎動物には寿命はないと、私は思ってます。つまり、環境が良ければ、いくらでも長生きするし、環境が悪くなれば、あっと言う間に死んでしまう。そういう風に、周囲の環境次第でどうにでもなる生き物だと思ってます。

     だいたい、変温動物ですからね。自分の体温すら、周囲の環境任せという生き物ですから…。

     魚の場合、よく「〇〇池の主」とか「〇〇滝の神」とかいう噂とか話とかがありますが、あれなんかは、環境が良すぎて、ついつい長生きしちゃった魚だと思います。

     とは言え、動物ですから、寿命が全くフリーというわけはなく、やはり基本的に、身体の小さな動物は、身体の大きな動物ほどには長生きしないし、心拍の激しい動物は、心拍が穏やかな動物ほどには長生きできないという、目安はあります。

     金魚は魚の中でも、かなり小さな方に分類されると思いますし、心拍もかなり激しそうですから、そんなに長くは生きないと考えていいと思います。普通に大雑把に目安として金魚の寿命を考えるなら、5年くらいかな? って思います。

     もっとも、金魚の場合、種類によってもだいぶ寿命は違うと思います。ワキン(金魚すくいにいる子たち)は一般に身体も丈夫で長生きです。リュウキンやシシガシラ(ウチの水槽にいるのは、この子たちです)は少しばかり管理が大変ですし、ランチュウは飼育が難しく、マニアでないと難しいと思います。

     また金魚すくいの金魚は、身体に欠陥のある子も多いし、遊ばれている間にケガをしている子もいるので、まずはその年の年末までが一つの目安でしょう。大半の子が一カ月から半年の間に死んでしまいますが、そこを越えた子は…長生きしますよ。

     我が家の水槽は、環境的にはあまり長生きできる環境ではありません。だいたい、水槽小さいし、過密だし、水温高いし、富栄養だし、常に人目にさらされているし、毎週水換えされているし、これで長生きしろってのは、まず無理ですが、そんな無理な中でも、生まれつきの欠陥がなく、事故や病気にならなけれは、3年程度は生きますよ。

     昔、金魚に良い環境(大きな水槽で、過疎で、水温低めで、エサ少なめ、人目にふれることなく、水換えはされないで濃い緑色の水の水槽)でランチュウを飼っていた時は、どの子も10年は生きてました。

     ま、そんな感じでしょうか。

  3. ダリア より:

    なるほどー。・・・・・・・。
    環境次第なんですね。以前、知人が金魚すくいですくって連れ帰ってきた金魚が、どんどん大きくなって10センチ近くに育ったって言ってたことを思い出しました。すとんさんのコメントのおわりのほうに書いてある「金魚によい環境」は、自然の池の中のようですね。

  4. すとん より:

    >ダリアさん

    >「金魚によい環境」は、自然の池の中のようですね。

     実はこれ、大外れなんですよ。実際に金魚を良い状態にある自然の池に入れると、みんな元気に育つような気がしますが、実際は一カ月持ちません。下手をすると一週間で全滅です。

     理由ですか? 一番大きな理由は、鳥です。鳥に食べられてしまいます。なにしろ、真っ赤で目立つくせに水面近くの浅いところ、テレテレ泳いでますから、恰好の水鳥たちのエサになります。

     次に、網でも張って、鳥を防いでも、次は池の中の他の生き物たち(他の魚とか、昆虫とか、ヒルとか、水中地中のバクテリアとか)にやられます。結局、金魚って人工的に作り出された魚なので、自然環境ではとても立場の弱い生き物なのです。

     ですので、それらの条件を排除してやらないと、きちんと生きていくことができません。そういう意味では、金魚たちに一番いいのは、自然な池ではなく「きちんと人間によって管理された場」です、具体的に言えば、養殖池とか“たたき”といわれる巨大な水槽が良いのだと思います。

     つまり金魚は命のある生き物であることは間違いありませんが、自然界に存在するものではなく、人間が作り出した人工物なので、人間に管理されないと生きていけないのです。

     ですから金魚にとって幸せなのは、自然状態にあることではなく、心優しい飼い主とめぐり逢い、大切に育ててもらうことなのです。

  5. azuki より:

    はじめまして!
    最近独学でフルートを始めたのですが、いろいろとブログなどを観ているうちにここに出会いました。

    すとんさんのブログ、勉強になります。これからも参考にさせてもらいます(o^-^o)
    私も最近フルートに関するブログ始めたので、良ければ一度いらしてくださいね。

    まだフルート歴は2か月ちょっとですが、楽器の購入を迷っています…。なかなか難しいですね。

  6. すとん より:

    >azukiさん

     ブログ拝見しました。まだブログ、出来たてのようですね。これから充実していくことをお祈りしています。

     フルートの購入でお悩みということで、すでに既読かもしれませんが、私が今の楽器を購入した時の話が「フルート購入顛末記」にまとめてありますので、お役に立つかどうかは不明ですが(笑)、お読みいただけると幸いです。

     azukiさんって、サックスからの持ち替え奏者さんになるんですよね。私はサックスには触ったこともない人ですし、ここにはサックスからの持ち替えさんも(たぶん)いないと思います。私は声楽もするので、よく声楽とフルートの比較をします。サックスとフルートの相違点など興味などは、興味のある人が多いでしょうね。

     フルートもサックスもがんばってください。よろしければ、またブログにいらして、コメントをくださると幸いです。

  7. sigma より:

    我が家の金魚、私が子供の頃は「井戸の外輪」って言ってすとんさんやコメントくださる皆様わかるかしらん?
    素焼で出来た、直径1mくらい高さ80cmくらいの土管ですね、手押しポンプの井戸を使わなくなったので不要になったそれを庭に置いて下を父親がコンクリで固めて金魚池にしておりました。
    やはりすとんさんのおっしゃるように半年くらいで鳥や飼猫にやられちゃっていなくなっちゃいますねえ。ということで、我家ではその池をつぶした約20年前まで体長(尾びれ除く)7~8cm以上のヤツは見たことありませんでした。半年毎に数匹補充のペースでしたね。

    話は変わって現在。
    60cm水槽に、和金2匹(♂)琉金1匹(♀)計3匹が君臨しております。
    このコたち、今度小6になるムスメが小1のときに埼玉県立水族館(淡水魚Only)のお祭りですくってきた5匹のうちの生き残り。
    コイツラ、体長がですね(笑)
    上記の通り尾びれ除く体幹部分だけで「普通の大人の手と同じ大きさ」に育ってしまいました。
    金魚ならぬ「金ブナ」ですな。
    3匹とも20cmOVERです。
    おかげで水槽は30cm(5匹)体長5cm→45cm(1匹増えて6匹、ナワバリ争いで2匹亡)体長10cm→60cm(ナワバリ争いで1匹亡)体長15cm超~と買い換えることになってしまいました。

    我家をはじめて訪れる方、特に宅配便のお兄さん方は大抵ビックリしますね。
    「こここコレなんですかっ!?」と聞かれることが多くて楽しいなあ。
    特に琉金(♀)はその尾びれ(体長の2/3くらいあります。尾びれのばすと60cm水槽の半分以上!)と相まって水槽の女王様として君臨しております。

    世話は100%私の親父がやっているのですが、親父も以前「20年生きた金魚を1年ほど預かっていたことがある」ということで(私も30年生きてるという金魚を新潟の柏崎で見たことあります)すとんさんおっしゃるとおりで金魚の寿命ってあるようなないような…って感じですね。

    この3匹、ずっと生きていてくれるといいなあ。
    今飼っている猫共5匹中4匹は金魚に手を出さないの(全く興味なし)で助かりますが。
    昨夏拾った1匹、この「我家史上最強オバカいたずらしまくりミケ子ちゃん」が手を出さないことを祈るのみです。

  8. すとん より:

    >sigmaさん

     そうそう、金魚って、寿命もないけれど、サイズの制限もないみたいですねえ。大きくなったから、水槽を大きくすると、更に大きくなる。で、大きくなったので、水槽を大きくすると、また大きくなる。まるでいたちごっこです。一体どこまで大きくなるんでしょうね、金魚って。

     私は以前、60cm水槽に浸かっているだけで、全く身動きが取れなくなった、黒デメキンを見たことがあります。あそこまでデカくなると鯉並です。sigmaさんのところの金魚さんも、そこまでではないにせよ、かなり大きめですね。

     ミケ子ちゃんが金魚に興味を持たないように祈ります。水槽の金魚なんて、ネコに狙われたら一発アウトですからね。

     ぜひぜひネコちゃんも金魚ちゃんも、かわいがってやってください。

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