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歌における音程の取り方について、私なりのアドヴァイスを… その2

 話は昨日の続きとなります。

 まずはチューナーに向かって発声してみてください。それからチューナーを見てください。この順番は大切で、チューナーを見ながら発声するのではなく、発声してからチューナーを見るようにしてください。

 発声してチューナーを見て、自分の声が目的とする音程に近いのか、うんと遠いのかを確認してみてください。そして、そこから目的とする音に近づくために、自分の中を色々と変えて、再び発声してみてください。そしてまたチューナーを見てください。この繰り返しが大切です。何度かやっているうちに、コツがつかめてくると思います。やがて、どんな声を出せば、音程が高くなり、どんな声を出せば、音程が低くなるかが分かるようになります。そうなれば、こっちのモノです。最初の一歩は成功です。

 でも、チューナーに頼りッきりじゃダメです。チューナーって、結構、非音楽的な機械だし、実際の歌はチューナーを握りながら歌うわけにはいかないので、どうしてもチューナーを使わなくても、正しい音を発声できるようにしないといけません。そのためには、声ばかりでなく、耳を鍛えていかないといけないのです。

 なので、チューナーで確認しながら、なんとなく目的の音の近くの音程で声が出せるようになったら、チューナーを横において、次はキーボードと仲良くなりましょう。そして、キーボードの音と一緒に発声してみて、キーボードの音に合わせて、正しい音程で発声できるようになれるのが、次の段階かな?

 キーボードはチューナーと違って、分かりやすい形で音程の間違いを指摘してくれませんので、間違いに気づくためには、ちょっとした心遣いが必要です。

 まず、キーボードと一緒に発声した時に、耳をすませて見てください。何となく、声がうねるような感じなら、音程がズレています。その証拠に、そんな時は、すぐにチューナーで確認すると、外れている事が分かります。音程が合っている時は、なんかしっくりするので分かります。まずはしっくりする感覚を覚えましょう。

 最初は、無理なく、発音しやすい音域で練習をし、正しく歌える音を一つ一つ増やしていきましょう。

 慣れない人がよくやる失敗として、音程を高くしようとして、ついつい大声になったり、音程を低くしようとして、声を太くするってのがありますが、これらはすべて間違いであり、無駄な努力となります。ちょっと考えれば、音程と音量、音程と音色、それぞれの間には、何の関係もないのです。だから、高い声を出そうとして、ついつい大声になったり、低い声を出そうとして、ついつい太い声にしても、何の解決にもなりません。そんな事をするくらいだったら、キーボードを弾く手を休めて、チューナーを見ながら音程を確認して、発声してみましょう。

 あと、これは邪道な方法だけれど、音程が狙った音よりも低い時は、軟口蓋のあたりを上に持ち上げる感じで声を出してみると、音程が高くなるし、声が狙っていた音よりも高い時は、舌の付け根のあたりを下に引っ張る感じにして声を出してみると、音程が低くなります…が、これらは方法として、付け刃的な一時しのぎでしかないので、常用するのは危険ですが、どうしても困ったときには、こんな方法もあるので、試してみてください。

 それと音程って奴は、小さな声で歌った方が、合いやすいようです。なかなか音程が合わないなあ~と思ったら、小さめの声で軽く鼻唄のような感じで、ハハハ~ンと歌った方が良いです。特に、カラオケで歌おうと思っている人は、どうせマイクを使うのですから、自分の声に音量がなくても、何の問題もありません。

 カラオケを征しようと考えるなら、大声はいりません。小さな声でも良いので、耳をすませて正しい音程で歌えるようにしましょう。

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