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Please Mr. Postman って曲が、大好きです

 皆さんは“Please Mr. Postman/プリーズ・ミスター・ポストマン”と言う曲をご存じでしょうか? 私は、この曲が大好きです。

 元々のオリジナルは、1960年代のモータウンサウンドって奴で、マーヴェレッツという女性ヴォーカルグループが歌っていた曲です。なんでも、モータウンレコード社にとって最初のナンバーワンヒット曲であり、マーヴェレッツというグループのデビュー曲でもあったそうです。会社やアーティストがまだまだ駆け出しであっても、曲自体に音楽的な魅力があれば、売れるという見本のような曲です。

 ちなみに、オリジナルはこんな感じです。

 この曲は、これだけの名曲なので、当然カバーもたくさんされています。代表的なのは、ビートルズによるカバーとカーペンターズによるカバーです。

 ビートルズによるカバーだと、こんな感じになります。

 口パク…ですね。音源はレコードの音源のようで、それに合わせての口パク演奏のようですが…動くビートルズってなかなか見るチャンスがないので、なんか、演奏シーンを見ているだけで、得した感じがします。

 こうして並べて聞いてみると、ビートルズのバージョンって、オリジナルのモータウンサウンドから、そんなに離れていない事が分かります。ビートルズってロックバンドですから、さぞかしロックロックしたアレンジにしているのかな?と思うと、案外、そんな事はなさそうです。それと、メインヴォーカルを、軟弱な曲を専門に歌うポールではなく、硬派な曲を歌うジョンが担当しているのも、なんか不思議な感じがします。

 女性の曲を男性が歌うという事で、歌詞の一部を変更して、男性から女性へのラブソングという形になってます。あちらの歌手って、こういう事を結構やりますね。日本の歌だと、芸術家曲はもちろん、流行歌でも、歌手と歌の主人公の性が違っているなんてのは、よくある話ですが、あちらでは、そういうのはタブーなのかしらね?

 さて、私が一番好きなのは、実はカーペンターズによるカバーだったりします。

 いいでしょ、この曲。このバージョンもオリジナル同様に、全米1位を獲得しています。サウンドの方は…オリジナルよりも、もっともっとモータウンっぽいサウンドになってます。それにも関わらず、きちんとカーペンターズらしさもあって、アレンジをしたリチャードの天才性がうかがわれる曲です。

 それにしても、YouTubeを漁っていると、これらの有名アーティスト以外のカバー曲も見つけたりします。

 これはニコル・テリオというタイの歌手によるカバーですが…オリジナルのカバーと言うよりも、カーペンターズのカバーのカバーって感じに仕上がってますね。それにしても、タイの人って、同じ東洋人とは言え、日本人となんとなく雰囲気が似ていますね。こんな感じの日本の女の子って、ゴロゴロいるでしょ? なんかタイには近しい感じを受けますね。

 こちらはカナダのフォー・クォーターズという女性四人によるアカペラーグループです。もっとも、この曲に関しては、ベースに男性が一人加わっているので、普段とは編成が違うようですが…。カバーをやるなら、これくらいオリジナルから離れてみるのも良いですね。

 これは映画「バック・ビート」のサウンドオリジナルなんだそうです。「バック・ビート」という映画は、ビートルズ誕生秘話を映画化したもので、この曲は当然、初期のビートルズが演奏したという事になってます(実際は、別の人が演奏しているわけです)が、本物のビートルズよりも、よっぽどロックした演奏になってますね(笑)。

 最後はこの人、マリア・フェルナンダ。最初聞いた時は“歌ってみた”の歌い手さんかかな?って思っちゃいましたが、どうやらプロフェッショナルな歌手の方のようですが…なんか素性がよく分かりません。ま、これが今どきの歌手の姿なのかもしれませんね。おそらく、たぶん、きっと…ネット系の歌手さんなんじゃないかな?

 色々な歌手にカバーされ続けていくのは、名曲の条件ですね。しかし、これだけ多種多様なタイプの歌手にカバーされ続けていくんだから、“Please Mr. Postman/プリーズ・ミスター・ポストマン”ってのは、よっぽどの名曲なんだと思います。

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