フルートのレッスンに行ってきました。今回は遅刻を…ちょっとだけしました(笑)。…ちょっとだけね。先生が、コーヒー1杯飲むくらいの時間程度、遅れました。でも、久しぶりに姉様と会えました。まあまあじゃないですか?
ロングトーン練習は、例によって先生と二人きり。前回「フルートはピッチを高めにして、優しく吹くんです」と習ったので、頭部管をほとんど抜かずに吹いてみたら、さっそく先生から「うーん、こころもち、低いかな…」と言われたので、さらに頭部管を深めに差し込んでみました。
うむ、いい感じ。最近、ロングトーン練習で、先生とピッチがぴったり合って、気持ちいいです。一体どうして? 自分の中で何が起こっているのか分かりませんが、いい感じです。
さて、アルテ。15課10章Ges-durの1番「音階準備練習」ですが、合格いたしました。まあ、指だけなら、すでにOKなんだけれど、楽譜見ながら吹いていると、結構難しいですね。頭の中で「ドレミ~」とか唱えながら吹けば、そんなに間違えないのだけれど、楽譜をガン見で吹くと、今さらだけどミスを連発します。ううむ、楽譜に弱い私です。
1番が合格したので、次はどこまで…と思ったら「次は…出来る所までやってきて~」というアバウトな宿題の出され方をしてしまった(汗)。その「出来る所まで」と言うのが、自分でも分からんのですよ。
さて、プチ・エチュードですが、1番でございます。バッチリ練習してきたつもりですが、先生の前では、思わぬところで指がからむからむ…相変わらず、ダメだな。でも「いつまでも、こんな曲に時間を使っちゃいけない!」という事で、合格となりました。「家でしっかり練習しておくんだよ」とひと言言われました。「特に、中音レはしっかりと…ね」と釘を刺されました。
と言うのも、うっかりしていると、ついつい中音レの時に、左人指し指を上げずに吹いてしまうのです。先生が、左人指し指を上げた時と上げなかった時の両方で吹いてくれて「ほら、指を上げる上げないで、こんなに音が違うんだよ」と言ってくれましたが、私からすれば「それは微妙な違い…じゃないですか?」って感じ。先生にとっては、大きな違いだけれど、私にすれば、些細な違い。う~む、耳の性能差だよなあ。あるいは、音感の違い? 先生がすごいのは当然として、私がダメすぎる…のかな。ちょっと凹みます。
で閑話休題。次回からは2番に進みます。「アーティキュレーションが下品だけれど、楽譜に書かれている通りに練習してきて」と言われました。そうか、この曲、下品な曲なんだ。先生が模範演奏をしてくれましたが、結構速いです。私の指で吹けるだろうか? ちなみに、今までは強弱記号は無視して練習してきましたが、次回からは強弱にも気を配って練習してくるように言われました。ガンバロ。
今回の雑談は、フルートのサビ、金属のサビの話です。
いやあ、私のフルートであるアゲハの頭部管の差込み口付近に、光らない銀色があるんですよ。最初はゴミかなって思ったのですが、どうも、取れない。眼鏡拭きで拭いても取れない。一体なんなんだろ?と思って、先生に見せたら「これはサビですね。銀管はすぐにサビますからね、これはサビですよ」って言われちゃいました。
「歯磨き粉をちょっと付けて、軽くこすれば、それで取れます」って言われました。へえー、シルバー・ポリッシュとか使わなくてもいいんだ。
「フルートのサビは大切ですよ」と言われました。「フルートはサビを落とすと音がダメになりますからね。磨いちゃダメですよ」とも言われました。まあ、それに関しては、身を切って学んでいますので、大丈夫です。
私の場合、フルートの外側ではなく、内側が黒くサビる傾向があります。オーバーホールに出す前のアゲハなんて、中は真っ黒、外は白くなってましたが、それを先生に話すと「それは珍しい」と言われました。普通、フルートって、中よりも外がサビるんだそうです。外は真っ黒でも、中はピカピカというフルートなんて、たくさんあるんだそうです。
オーバーホールに出して磨きをかけると、外側はパフをかけて磨くんだそうです。まあ、柔らかいヤスリで研磨するって事です。中側は磨けないので、薬品を使ってサビ落としなんだそうです。だから、サビ落としって、汚れを取るのはわけが違って、楽器本体の表面を薄く薄く削り取ることで磨いているんだそうです。
プロは絶対に楽器を磨かないけれど、アマチュアはたまに磨くのも悪くないんだそうです。だって、ピカピカの楽器で演奏すると気持ちいいでしょ? 私もアゲハを磨いてもらって、音は確かに悲しくなったけれど、ピカピカのフルート自体はうれしかったです。
ちなみに、アゲハは、すでにピカピカではありません。もう、白く曇ってます。カムバ~ク、ピカピカ。やっぱ、ピカピカが懐かしいです。まあ、サビで真っ黒になったフルートはカッコいいけれど、サビずにピカピカのフルートもいいもんです。
PTGっていいかもなあ…。
ある時、小さな会場での仕事を依頼されて「小さなところだから、ゴールドよりもシルバーの方がいいだろう」と判断して、しばらく吹いていなかった銀管を仕事場に持っていったのだそうです。で、その銀管フルートと言うのが、実に見事に真っ黒…というが、キーは銀色、ボディーは海老茶色になっていたそうです。そんなフルートで演奏会で吹いていたら、お客さんから「木管フルートはいい音がしますね」と褒められたのだそうです。いくら、真っ黒(ってか真茶色だったそうだけれど)だからと言って、銀管と木管は、比較するまでもなく、全然違う音色の楽器なのに…ねえ。よっぽど、フルートが黒かったって事と、素人ではフルートの音色の違いなんて、あって無きがごとくなんでしょうね。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村
コメント
ほとんどのひと、ルックスみてるかもね。
日本人のひと、やはり生活のなかに音楽ないからなあ、
アメリカの友人はゆるキャラとかみて、幼児化が
始まってるみたいと心配してました。
アルタスでも黒くなるんですね。
SANKYOはならないと聞きました。
su_zan_kさん、いらっしゃいませ。
普通、人と言うものは、外見重視なんだと思いますよ。見た目って大切ですよ。
>アメリカの友人はゆるキャラとかみて、幼児化が始まってるみたいと心配してました。
日本人は800年も前の鳥獣戯画の時代からキャラが大好きです。カエル君とウサギさんの相撲なんて、ゆるキャラ同士の相撲とどこも変わりません。幼児化が始まっているんじゃなくて、幼児化が熟成してきているんだと、そのアメリカのご友人にはお伝えください。そして、アメリカ人目線でみた幼児化された文物こそが、日本文化の大切な要素なんだともお伝えください。
世界には自分たちとは異なる文化もある…って事を知るって、大切な事なんだなあって思います。
>SANKYOはならないと聞きました。
嘘はいけません。総銀フルートなら、メーカーの別を問わずに、もれなくサビます。SANKYOのフルートはサビないとか、黒くならないとかの怪情報は飛ばさないでください。現に私の知り合いのサンキョウフルートは真っ黒ですから(笑)。
もしもSANKYOは銀メッキフルートだからサビないと信じていたら、それは間違いです。少なくとも銀をメッキしているならサビます。なぜなら銀はサビる金属だからです。むしろメッキフルートだから、サビてしまった時、往年の輝きを取り戻すための磨きがかけられない(そんな事をしたらメッキがはがれる)ので、一度黒くなったら、取り返しがつかない事になります。
すとんさん、こんばんは。
フルートの硫化銀が、良い音のための良いコーティングになると聞きますが、
やっぱりピカピカがいいですよねぇ。
私は中古楽器から始めたので、新品のピカピカを見たとき、ビックリしました。
中音レの左手人差し指問題、以前アドバイスいただいたとおり、
楽譜に印をつけるだけで大丈夫になりました!
でも、まだ気を抜くと忘れます。
問題なのは気がつかないこと。
ほんとに、微妙な違いですよね。
練習してても間違いに気がつかないです。
私なんて、間違いの運指の音と、正しい運指でも奇麗じゃない音が
同じようなもんですもん。
……なんて言ってちゃ上達しませんよね。
すみません、人様のブログで愚痴言ってないで、
早寝早起きして練習します。
また、フルートの記事(を特に)楽しみにしてます。
眠眠おばちゃんさん
フルートのサビ(硫化銀)は、本当の本当に、フルートの音色に良い影響を与えます。これがあるとないとでは、天と地ほどの違いがある…と個人的には思うほどです。
でも、やっぱり、フルートがピカピカしていると、うれしいです。これは理屈じゃないですね。で、実際、新品のフルートのピカピカさときたら、筆舌に尽くしがたい魅力があります。銀のフルートはすぐサビてしまいますが、プラチナメッキのフルートはいつまでもピカピカですよ(プラチナはサビないんです)。ピカピカ好きならプラチナフルートも選択肢です(でも高いですよ)。
中音のレは、指の上げ下げで変わる音色の違いって…やっぱり微妙でしょ? うっかりしていると聞き逃してしまうほど微妙ですが、これが大きな違いに聞こえるくらいの耳が欲しいです。切実にね(涙)。
su_zan_kさん
su_zan_kさんのコメントを非公開にさせていただきました。
長文のコメントを一度に10以上も送られても迷惑です。私には10以上の長文コメントにお返事をしている時間は、正直ありませんし、ここのブログを読む方にとっても、さすがにうんざりしてしまいます。
どうしても発言したい事があったら、他人のブログのコメント欄ではなく、ご自分のブログなり、ツィッターなり、ラインなりでお書きください。
他人のブログへのコメントは、内容を吟味し、文字数も適切な範囲に留め、1日にせいぜい1~2発言程度にしていただけると、どのブログ主も喜ばれると思いますよ。
以上、よろしくお願いします。
これも非公開でね。
わたしはいいです。
サンキョウさんに迷惑をかけたくなかったんで。
でも、以前からいろいろなひとから攻撃されるといわれるのは
ご自身が招いてらっしゃるだけですよ。
ひとと共感をえたいのはわかりますが、
公のものになり、みなさんがごらんになる。
そこは大事ではないでしょうか。
間違った情報提供で満足ですか?
さようなら。いろいろありがとうございました。
かなり残念です。
su_zan_kさん
お分かりになっていないようですね(溜息)。
前回のコメントたちを非公開にしたのは、長文コメント一度に10個以上も(つまり多量に)アップされたからです。他人のブログに一度にたくさんのコメントをアップするなんて、マナー違反だとご存じないのでしょうか? それとも分かった上でのイヤガラセなのでしょうか? その点を判断いたしかねましたので、非公開にしました。
内容を吟味された上で、適切な分量のコメントを、日に数個ずつ(せいぜい1つか2つですよ)アップされるのなら、別に何の問題もないのですが…。
今回、なぜご自分のコメントが非公開にされてしまったのかが分からない限り、どこに行っても同じように嫌われるだけですよ。ご自身の行動が常軌を逸した行動だったとご自覚ください。
サンキョウうんぬんの発言にしてもそうです。私はサンキョウの話はしてません。あなたが自分からサンキョウの話を持ち出してきただけです。
>アルタスでも黒くなるんですね。SANKYOはならないと聞きました。
この上から目線のご発言はいかがでしょうか? いかにもアルタスはサビてしまうダメフルートで、サンキョウはサビない素晴らしいフルートだと言いたげで、アルタスを蔑視するのもいい加減にして欲しいと思います。ほんと、悪意すら感じます。
su_zan_kさんのこのコメントを読んで「サンキョウフルートはサビないだ!」と思って購入される方がいたら、かわいそうじゃないですか! サンキョウであれ、アルタスであれ、どこであれ、銀でフルートを作っている限り、サビます。それが無垢の銀であれ、メッキの銀であれ、程度の差こそあれサビます。必ずサビます。なぜなら、それが銀の物質としての性質だからです。
su_zan_kさんのおっしゃるところのサビないはずのサンキョウフルートですが、嫌になるほど真っ黒にサビてしまったモノを、私は数本見ています。サンキョウフルートだけがサビないフルートを作っていると言うのは、怪情報以外のナニモノでもありません。
どのメーカーであれ、総銀フルートが簡単にサビないような工夫は色々しています。当たり前じゃないですか、日本製品なんですから。それでも銀が銀である以上、サビないなんて事はないんです。
繰り返します。サンキョウフルートだけがサビないなんて事はないんです。サンキョウフルートであっても、他のフルートメーカーの製品同様に、銀のフルートはサビるんです。
>でも、以前からいろいろなひとから攻撃されるといわれるのは
誰に「いわれる」のでしょうか? 「いわれる」が敬語なら、私はそんな事を言った覚えはありません。受け身ならば、どなたがそう言っているのか教えていただきたいものです。
誰も言っていない事を、さも誰かが言いふらしているように書くのはやめてください。迷惑です。
このブログは、読者の皆さんが、オトナとしての常識を踏まえ、ネットマナーを守った上でコメントくださるので、そんなに荒れる事はありません。「そんなに」と言うのは、たまに礼儀知らずな方や空気の読めない方などが間違って発言されて、この場をアラシてくださるからです。
>間違った情報提供で満足ですか?
いいえ。ですから“サンキョウフルートはサビない”なんていう、間違った情報提供に関しては、苦言を呈したつもりです。
>さようなら。いろいろありがとうございました。
なに、礼には及びません。『来るものは拒まず、去る者は追わず』の精神で行きたいと願ってます。
su_zan_kさん。あなたのその発言スタイルは、見直された方が良いですよ。そのスタイルのままでは、どこに行っても、ちゃんとした扱いは受けないと思います。少なくとも、そのブログの空気をしっかり読んで、マナーに則ったカタチで発言される事を、ブログ運営者として切に願います。
こんばんは…何となく過去コメ見てたら…
ま、一点だけ。
サンキョウが錆びない…んじゃなくて、錆びにくい、が正解。比較としてアルタスは錆びやすい、ってことになりますか。正確には「純度の高い者は錆びにくい」ってことで、メーカーとか無関係ですよね。不純物が錆びさせる…だから、低純度ゴールドも腐食する。メッキ部は高純度。アルタスシルバーでも4%は不純物なので仕方がない。
銀のイオン化傾向は小さいので錆びにくい…はずだけど、参加はされやすい。同じ属の硫黄とも反応しやすいので、硫化=黒くなる。避けられません。磨くか還元剤で戻す(フルート内部はこれで1やる…らしい)で戻せますが、すとんさんが言われるとおりメッキは磨けない。どちらをとるか…ですね。
逆に無垢のの銀でも、アルタスPSのような高純度のものは錆びにくい。プラチナメッキでも、一部はがれるとその部分は無垢より錆びやすい。
…ってあてりが、化学に基づいた銀フルートの傾向ですかね。大きな間違いはないと思います。
自分は…体質的に錆びさせないらしく、黒くならないです。中古で買った頭部管の内部は真っ黒…よい音しますが、因果関係は不明です。
長くなったので叱られますか…個人的にはせめてネット上だけでも楽しくやりたいです。
過去記事に長コメ失礼しました。レスは大丈夫ですので…忙しいでしょうから。ただ、間違いがあれば訂正だけでもお願いします。
ちなみに…10/7は誕生日でした。今週末はフルートのアンサンブル本番です♪
ぼーさん
>サンキョウが錆びない…んじゃなくて、錆びにくい、が正解。比較としてアルタスは錆びやすい、ってことになりますか。
それは間違いです。サンキョウもアルタスも同じようにサビにくく、サビやすいのです。なぜなら、それぞれのメーカーで中でも、比較的サビやすく作っている銀管フルートもあれば、サビづらく作っているフルートもあるからです。つまり、そのあたりはよく分かっているユーザーが選べるように、どのメーカーも複数の総銀フルートのラインナップを用意しているわけです。
それを「サンキョウはサビづらく、アルタスはサビやすい」と言ってしまうのは、間違っている上に、アルタスを貶めようという悪意を感じます。
だいたい、サンキョウもアルタスも同じ部品メーカーから、銀管を仕入れているんです。そこに違いはないんですよ。サンキョウとアルタスには、設計思想の違いはありますが、マテリアルの差は基本的には無いんです。
su_zan_kさんは、そう言った事をすべて分かっているんですよ。分かった上で、サンキョウのステマをしているので、私は注意しているんです。ま、ステマですから、私がいくら注意しても、引くわけはないのですが…。
かわいそうなのは、ああいう流れでステマをされちゃったサンキョウですね。持ち上げるつもりが、むしろ逆効果ですから。
ちなみに、私はサンキョウフルート(の音色)はあまり好きではありませんから、このブログではあまりサンキョウは取り上げません。そこがsu_zan_kさんは気に入らなかったのかもしれません。ただ私は、サンキョウフルートは、好きではないですが、素晴らしい楽器だと認めていますので、私はサンキョウをディスった事はないですよ。
楽屋裏の話をします。
ま、サンキョウのステマも問題ですが、su_zan_kさんという人は、長文コメントを一度に多量にアップしてきた人なんです(本当に長い長い文章を10個以上も真夜中に一度にアップしてきたんです)。ああいうのは、通常は、イヤガラセとかアラシって言うんですね。ですから、さっそく非公開(ほんとは削除でも良かったのですよ)にしました。なぜなら、私は、そういう無礼者は許さない…ってだけの話です。
サンキョウのステマが通用しなかったらといって、腹いせに、他人のブログをアラシに来る…本当に、やっている事は卑怯なんです。で、そのアラシが私には通用せず、さっそく封じられてしまったので、スネてみせてイジけたんです。そういう事なんですよ。