今回の記事は、完全に私の愚痴&暴論ですので、そこの所をご理解の上、ご拝読くださいませ。そういう記事は許せない!って方は、また明日お越し下さい。
では行きますよ。
まずは、フルート音楽のうち、アレンジもののタイトルって、一体、どうなっているのって思いませんか?
例えば、「トゥーランドット」という曲名で演奏される曲(ちなみに「トゥーランドット」と言うのは、オペラ全曲としての名称であって「トゥーランドット」という曲はありません)って…フィギュアスケートで荒川静香さんが使用した“あの曲”ですね。あの曲の本当の[日本における]曲名は「誰も寝てはならぬ」であって、テノールの超有名なアリアです。まあ、この曲は「トゥーランドット」の中のキラー・チューンなので「誰も寝てはならぬ」=「トゥーランドット」でも、まあ許せます。
でも曲名が「カルメン」で、そのメロディーが「カルメン」の中の有名なメロディー、例えば「ハバネラ」とか「闘牛士の歌」とか「ジプシーの踊り」とか「花の歌」とかじゃなくて、「密輸入者の行進」(「第三幕への前奏曲」とも言う)を指すのは、慣習とは言え、オペラファンからすれば「なぜ、そのメロディ?」って気持ちがするし、はなはだ疑問だけど、これは慣習なんだから、まあ仕方ない。
「ラルゴ」と言って「オンブラ・マイ・フ」を指すのは、まあ良し。実際、当時の慣習として、歌詞無しの曲は、その冒頭に書かれている音楽記号で呼んだりするわけだから、あの曲を器楽演奏するなら「ラルゴ」でも間違いではないです。でもね、確かに楽譜の冒頭には「ロマンス」と書かれているけれど、「人知れぬ涙」を「ロマンス」と呼ぶのは、ちょっといただけない気がします。
「フィガロの結婚」と言えば「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」とか「恋とはどんなものかしら」を指すなら我慢できるけれど「序曲」を指していたりすると、ガックリ来ます。特に古典派のオペラにとって、序曲なんて、音楽のイントロのようなもので「そろそろオペラを始めますから、ロビーにいる人たちは、早く自分の席に入ってくださいね~」と促すための音楽で、いわば“客のための入場曲”だったりするわけで、オペラファンにとっての序曲って、その程度の軽い扱いの曲(ロマン派オペラ、それも後期になると、また事情が違いますが…)。なので「フィガロの結婚」という名称で序曲のメロディだと、かなり拍子抜けするわけです。
メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」と言うと、やっぱり「結婚行進曲」じゃないかと思うけれど、そこで「スケルッツォ」あたりが出てくると脱力しちゃいます。
「G線上のアリア」というタイトルで「管弦楽組曲第三番」の「エア」を演奏しちゃうのは、慣習上は受け入れているけれど、違和感はいつまでたっても抜けません。だって、二つの意味でおかしいモノ。まず、フルートにはG線、ないじゃん(笑)。さらに言うと「G線上のアリア」はハ長調のピアノ伴奏のヴァイオリン曲だけど「エア」はニ長調のオーケストラ曲でしょ。なので、ニ長調のピアノ伴奏で演奏するフルート版って、一体どっちの曲なの?とか思います(クラオタって厄介でしょ?:笑)。
「歌の翼に」というタイトルなのに、実はメンデルスゾーンのオリジナルの「歌の翼に」ではなく「“歌の翼に”の主題による幻想曲」だったりするは、腰砕けものだよね。私、某コンサートで、実際にこういう経験があります。本当にガッカリするものだよ。
ヴァイオリン協奏曲をフルートで演奏しちゃうのは、クラヲタ的にはゲテモノ音楽ですが、珍味として楽しむ事ができます。なので、実は歓迎です。
でもね、タイトルは考えてほしいよ。例えば、「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲」をフルートで演奏したからと言って「メンデルスゾーンのフルート協奏曲」と言うのは止めてほしい。こう聞くと「え? メンデルスゾーンってフルート協奏曲を書いていたっけ?」と思って「まだ、世に出ぬ名曲の発掘か!」とクラヲタ的にワクワクしちゃいます。それと比べればまだマシだけれど、単に「協奏曲」って書くのもねえ…。「ピアノ? それともヴァイオリン?」とは思うけれど、まさかフルートとは思わないものねえ…。聞いてみて、ヴァイオリン協奏曲をフルートで演奏していたりすると、すっごくガッカリします。表記的には「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(フルート演奏版)」って書いてほしいです。
まあ、フルートのために書かれた名曲と言うのは少ないので、他の楽器用に書かれた曲をフルート用にアレンジして演奏するのは、やむを得ない事だと理解しているけれど、やはりフルーティストの立場を離れて、一人のクラヲタとして言わせてもらうと、オリジナル楽器での演奏のイメージが強い曲をフルートで演奏するのは、ちょっとどうなの…って思います。
例えば、ショパンの「幻想即興曲」「小犬のワルツ」。例えばサン・サーンスの「白鳥」。例えば、クライスラーの「愛の喜び」「美しきロスマリン」。例えば、シューマンの「トロイメライ」。これらの曲は、オリジナル楽器のイメージが強すぎるし、またオリジナルの楽器の特性を生かし、その魅力を引き出すのに成功した曲だけに、フルートで演奏すると、面白みが半減するんだよね。
で、つまり、何が言いたいのかと言うと、作曲家の皆さん、どうか、フルートのための、フルートの特性を生かし、その魅力を引き出す、すばらしい曲をバンバン書いて下さいって事です。フルートオリジナル名曲が増えれば「アレンジものも、また楽しいよね」と気軽な気持ちで楽しめるようになると思うんですよ。ちょっとヘンなところも、サラっと流せるようになるんですね。
なので、ほんと、オリジナルなフルート名曲を、お願いしますよ。
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コメント
題名に関する暴論、おもしろく拝読しました。
すとん様、毎々、ありがとうございます。
意見でもありませんが、題名や編曲について、私も少し。
ベートーベンの交響曲第7番を、ある、音楽家様が、
「初恋」と名づけることをご提案になっていて、
いやあ、それは駄目だろ、と思いました。
( ̄▽ ̄;)
その方は、5番に関しては、「運命」という名前はよろしくない、
あれは、音楽の最高峰ゆえ、名前がないほうが良い、
と、おっしゃっていて、でも、私は、
いやあ、あれは運命だろ、と思いました。
( ̄~ ̄;)
メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、
(いやあ、うっかり、メンコンと書きそうになりました。いかん、いかん。)
アドリアンのフルート演奏版が世に出回っていますが、
うん、あんまり、よくないですね。
ヾ(・◇・)ノ
編曲版で思い出すのは、
リスト編曲の、運命ピアノ版というのがあって、
(演奏は、ゼルキン父子の、どっちか)
大昔、相当期待して、レコードに針を落としたら、、、
がっかり。
(/_\;)
題名にこだわる方、こだわらない方、いろいろで、
かの、夏目漱石先生は、題名にこだわらない方。
三四郎、それから、に続く作品の題名を、弟子に任せちゃって、
後日、新聞紙上で、「漱石先生、新作『門』、近日連載開始」、みたいな広告があって、
「へえ、今度、俺が書く小説は、『門』っていうのか!?」と言ってたというエピソードが、
一般ピープル向け漱石研究本に載っていました。本当かしら?
(⌒∇⌒)ノ”おしまい
おはようございます。
フルートはレッスンには行けなく、アマオケの練習のときに吹くだけ、雑誌はパイパーズを1回/数年でみる程度で、この業界あまり詳しくありません。
タイトルはメチャ笑えますね。笛吹きはフルート以外の曲をあまり聞かないのでしょうか。違和感は大きいです。
ヴァイオリンソナタのフルート版は特にフランクあたりはかなり前からあるので、慣らされたところがあるかもしれません。ヴァイオリン協奏曲のフルート版は、何でも吹いてしまう演奏家にはビックリですが、ビックリするだけで、逆に音楽とかはあまり感じないです。
「G線上のアリア」をフルートで、というのは理解できません。循環呼吸を使うか使わないかも含めてフレージングを作る、とはおもいますが、私は循環呼吸できなくて、その制限で吹くのは厳しいです。
P.ガロワがアンコールで「タイスの瞑想曲」を吹いたときは、中間部から主題に戻るところで循環呼吸を使っていました。きれいに音が伸びているところで、鼻息がすごかったです。このくらい吹ければ可能性があるかもしれません。
作曲では、武満の遺作のエアがありますが、他にも曲を書いてほしかったです。ただ、エアもH管でないと吹けないので、手元にはC管しかなく、吹こうとしたこともありませんが。
暴論かもしれませんが、個人的にはフルートアンサンブルとかフルートオーケストラ、というジャンルが生理的に受け付けられなくなりました。
同じ音域の楽器を複数本でアンサンブル、といっても音域が狭すぎるし、低音はベースになっていないし、フルートオーケストラも同様です。
失礼しました。
確かに、フルートの曲の題名はめちゃくちゃですね。でも、私の楽譜はそこまでではありませんので、ひょっとして(失礼な話)すとんさんの楽譜が結構適当ですか?笑
かの有名なモーツアルトのフルート協奏曲も本来はオーボエのために作曲されたものを、移調しただけのものですよね。フルートをやっていると、レパートリーが多い楽器がうらやましくなるときがあります。[E:coldsweats01]
すとんさんの無い物ねだりですね!
ほんの少し鬱憤晴らしに
大江光、林光 (なぜかともに名前が「光」)のフルートのための曲はどうですか?
operazanokaijinnokaijinさん
確か、ベートーヴェンの第五番は、本当は名前が無い、と言うか、ベートーヴェンは命名していなかったはずです。あれは、ベートーヴェンの死後に、弟子のツェルニーだかシントラーだかが、その著作の中で「先生が、こんなふうに言ってたぜぇ~」とか言って、勝手に名付けたんじゃなかったっけ? それにたしか、どこぞの国じゃあ、あの曲は「運命」ではなく「勝利」って呼ばれていたような気もするし…。
>ベートーヴェンの交響曲第7番を、ある、音楽家様が、「初恋」と名づけることをご提案
センス悪すぎ(笑)。歌詞のない音楽にムリヤリ題名をつける必要はないかな…って私は思ってます。それに、ベト7にふさわしい題名があるのなら、きっと、とっくの昔に誰かがつけていたでしょうから、未だに題名が無いって事は、ふさわしいものがないって事だと思います。
それにしても「運命」というタイトルは、実にうまくはまったなって思います。ナイスな命名だと思いますよ。
私はリスト編曲の「田園」とワーグナー編曲の「合唱」の演奏をCDで持ってますよ。「合唱」なんて、ピアノ一台で、ソリスト四人と合唱を背負っちゃうんだから、それはそれでなんかすごいですよ。ま、ゲテモノのキワモノですけどね。でも、ゲテモノはゲテモノなりに面白いです。
アレンジものってのは、少なからずゲテモノにならざるをえないんですよね。ピアノにアレンジしても、フルートにアレンジしても。だから、オリジナル名曲ってのが、欲しい名をって思うんですよ。
夏目漱石の話は知りませんでした。へ~って感じです。
tetsuさん
残念な事に、私はフルート曲の譜面って、ほとんど持っていないんですよ。この記事の話は、大半が聞きに行ったフルートコンサートの話ね。分かりづらくで、ごめんなさい。
教則本以外でフルートで吹く譜面ってのは、私の場合、ほとんど歌の譜面です。歌の譜面なら、それなりにたくさん持っていますから、教則本以外の曲を吹きたくなったら、歌の譜面で吹きます。これは最初に教わったジャズフルートの先生がそんな感じだったので、私もそれを真似しているって感じかな? 五線譜で音符を見て吹くよりも、リード譜でコードを見ながら吹く方が楽しいしね。
>笛吹きはフルート以外の曲をあまり聞かないのでしょうか。
ピアニストはピアノ曲ばかり聞きますし、歌手は歌曲やオペラばかり聞いていますから、決してフルーティストの事は笑えません。だいたい、クラオタと言われる人だって、万遍なくクラシック音楽を聞いているわけじゃなく、大半がオーケストラ曲に偏っているしね。ま、自分が好きで、興味のあるジャンルの音楽ばかり聞くのは…人生短いのですから、仕方ないです。でも、自分のテリトリー以外の音楽もたまに聞くと、色々と気づくことは多いと思いますよ。
>ガロワがアンコールで「タイスの瞑想曲」を吹いたとき
私が聞いた時も、アンコールは「タイスの瞑想曲」だったよ(笑)。あの人、この曲が大好きなんでしょうね。私はかぶりつきで聞いていたのですが、鼻息はちっとも気になりませんでした。音楽にのめりこんでいたのかな? ただ、結構、雑音をたてながらフルートを吹く人だなって思った覚えはあります。
>個人的にはフルートアンサンブルとかフルートオーケストラ、というジャンルが生理的に受け付けられなくなりました。
そういう人は少なからずいますね。そういう人の気持ち、分からないでもないです。しかし、実際、日本には笛吹きがやたらといますからね。そういう笛吹きばかりがたくさん集まって音楽をしよう…ってなった時に、フルートアンサンブルとかフルートオーケストラって、便利な音楽ジャンルだと思います。まあ、これらは聞いて楽しむ音楽ではなく、演奏して楽しむ音楽だと思います。実際、これらの音楽は、聞いて楽しいものではありませんが、一緒に演奏すると、結構楽しいモンだと思いますよ。
tetsuさん
私は以前は「ザ・フルート」を定期購読していましたが、1年ほどしたら飽きてしまって、今じゃあフルート関係の雑誌は読んでいません。必要な情報は、結構ネットで得られるし、分からない事があったら、直接先生に尋ねれば済むので、雑誌の必要性を感じていません。
こんな人ばかりじゃ、出版社も厳しいですね。
>笛吹きはフルート以外の曲をあまり聞かないのでしょうか。
ピアニストはピアノ曲ばかり聞きますし、歌手は歌曲やオペラばかり聞いていますから、決してフルーティストの事は笑えません。だいたい、クラオタと言われる人だって、万遍なくクラシック音楽を聞いているわけじゃなく、大半がオーケストラ曲に偏っているしね。ま、自分が好きで、興味のあるジャンルの音楽ばかり聞くのは…人生短いのですから、仕方ないです。でも、自分のテリトリー以外の音楽もたまに聞くと、色々と気づくことは多いと思いますよ。
>ガロワがアンコールで「タイスの瞑想曲」を吹いたとき
私が聞いた時も、アンコールは「タイスの瞑想曲」だったよ(笑)。あの人、この曲が大好きなんでしょうね。私はかぶりつきで聞いていたのですが、鼻息はちっとも気になりませんでした。音楽にのめりこんでいたのかな? ただ、結構、雑音をたてながらフルートを吹く人だなって思った覚えはあります。
>個人的にはフルートアンサンブルとかフルートオーケストラ、というジャンルが生理的に受け付けられなくなりました。
そういう人は少なからずいますね。そういう人の気持ち、分からないでもないです。しかし、実際、日本には笛吹きがやたらといますからね。そういう笛吹きばかりがたくさん集まって音楽をしよう…ってなった時に、フルートアンサンブルとかフルートオーケストラって、便利な音楽ジャンルだと思います。まあ、これらは聞いて楽しむ音楽ではなく、演奏して楽しむ音楽だと思います。実際、これらの音楽は、聞いて楽しいものではありませんが、一緒に演奏すると、結構楽しいモンだと思いますよ。
YKさん
残念な事に、私はフルート曲の譜面って、ほとんど持っていないんですよ。この記事の話は、大半が聞きに行ったフルートコンサートの話ね。分かりづらくで、ごめんなさい。
ちなみに、教則本以外でフルートで吹く曲の譜面ってのは、私の場合、ほとんど歌の譜面です。歌の譜面なら、それなりにたくさん持っていますから、教則本以外の曲を吹きたくなったら、歌の譜面で吹きます。これは最初に教わったジャズフルートの先生がそんな感じだったので、私もそれを真似しているって感じかな? 五線譜で音符を見て吹くよりも、リード譜でコードを見ながら吹く方が楽しいしね。
>かの有名なモーツアルトのフルート協奏曲も本来はオーボエのために作曲されたものを、移調しただけのものですよね。
らしいですね。その話を知ったときは、なにも、フルートよりも曲の専用曲の少ないオーボエの曲から作らなくてもいいのに…なんて、思ったものです。
>フルートをやっていると、レパートリーが多い楽器がうらやましくなるときがあります。
ですね。実際、歌、ピアノ、ヴァイオリンだと、オリジナル名曲がありすぎて困るくらいですからね…って、別に困らないか(笑)。
河童さん
そう、無い物ねだりですね(笑)。
>大江光、林光 (なぜかともに名前が「光」)のフルートのための曲はどうですか?
知りませんし、持ってません。へ~、今度、調べてみますね。いや、勉強になるなあ。
> ベートーヴェンの第五番
ウィーンにかみさんと旅行に行ったとき、ホテルの隣の部屋で誰かがノックをしたのですが、タタタタンと運命のモチーフそのままにドアを叩いていました。ドアのノックをあんな感じで叩く、というのはビックリでした。日本人がどうこう、という話題も古いですが、ノックというとコン、コンという感じでしかなかったので、あのノックの音だけでも衝撃的でした。シュターツオパー、フォルクスオパーも行きましたが、見ず知らずの人のドアノックも忘れられません。
はじめまして。
私はフルートをはじめて6年ぐらいです。へたっぴですが、楽しんでおります。私も以前から、フルートの曲ってないなあと思っておりました。ピアノやヴァイオリンの為の曲をフルートで吹いても、運指やブレスや音の高さとか雰囲気が、オリジナルと違うなと思ったりします。発表会の曲を決める時も、アルテの練習曲じゃあダメ?て言いたくなる。今度、発表会がありますが、曲がなかなか決まらないままです。どうしようかな・・・。
自分では笛吹いていますが、聴くのはもっぱらクラギだったりします(笑)
ギター曲は新旧取り混ぜて各種あるので、それに慣れていると、フルートは世界が違う、という感じですね。
昔チェンバロ曲を聴きまくっていた頃、まあ歴史の古い楽器ではあるし、レパートリー狭んだよな~とぼやいていましたが、フルートは現役バリバリの楽器なのに似たような感じです。
とあるフルーティストがギタリストに「ギターは新曲がたくさんあっていいなぁ。フルートだとドビュッシーが新しい部類だもんなぁ」と言ったとか言わなかったとか…。
笛吹きさんよりもギター弾きさんのほうが作曲する人が多いとかたくさん曲を書くとかの傾向があるような気はしますが、ギター弾きさんは基本的に一匹狼だけど、笛吹きさんはオケやアンサンブルに所属していたりすることが多いので、フルートオンリーの曲はあまり書かないのかもしれませんねぇ。
tetsuさん
面白いエピソードですね。あちらでは、タタタターンとドアをノックするのか普通? だとすると「運命が扉を叩く」と言う話も、なんかリアリティを感じざるを得ません。ううむ、我彼の文化の違いを感じます。
日本でタタタターンとドアをノックすると…すわ、何事!って思います。
うさぎさん
フルート6年ですか? 私と同じくらいのキャリアですね。もっとも、6年たっても、アルテの1巻が終わらない私ですけれど…。
>ピアノやヴァイオリンの為の曲をフルートで吹いても、運指やブレスや音の高さとか雰囲気が、オリジナルと違うなと思ったりします。
…ですよね。せっかくの美しい曲でも、なんか違和感があるんですよね。やはり、フルートにはフルート用の名曲が欲しくなります。
>今度、発表会がありますが、曲がなかなか決まらないままです。どうしようかな・・・。
うらやましいです、私はもう、ここ3年ぐらい、発表会って奴とは縁がありません。まあ、まだまだ人前で演奏できる腕前じゃない…って事なのかもしれませんが、人前での演奏経験を積むチャンスがないと言うのは、かなり残念な事です。まあ、文句を言っても仕方ないので、その日が来ることを夢見て、今日も精進です。
私が次に発表会に出演するなら、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」を吹きたいなあと、数年来、ずっと考えてます。あれはソプラノの歌なんですが、歌詞がないし、ヴォーカルを器楽的に使う曲なので、フルートでも良い感じになる…と思います。ただ、旋律を歌わせるように吹くのが難しい…かもしれませんね。
るきさん
それを言ったら、私はフルート吹きますが、聞くのは、もっばらイタリア歌曲&オペラアリアです。まあ、歌うからって事もありますが、それを抜いても、やはりイタリアの歌には心ひかれるんですよね。
フルートにも美しい新曲はないわけじゃないです。特に、南米系のボサノヴァとかショーロには、フルート主役のなかなか美しい曲が多いですよ。また、数は少ないですが、ジャズやロックにもフルートの新曲がないわけじゃないです。
ただ、私はクラオタですから、クラシック系名曲、たとえばクラシック・クロスオーバー系のフルート名曲が生まれたら、すごくうれしいなあって思います。
ギタリストと比べると、フルーティストさんには、自分で曲を書く人は少ないかもしれません。それはおそらく、ギタリストは、一人でメロディーもリズムもハーモニーを演奏できるけれど、フルートはメロディーだけなので、曲を書こうという気になりづらいのかもしれません。
大江光氏の方は
http://www.youtube.com/watch?v=5GMNGgrZq3A
で聞けます。ほかにも良い曲がたくさんありますよ。
すべてCDと楽譜の両方が出されています。
林光氏の方は本人がピアノ伴奏したCDがあります。
YuTubeにはいいのがありませんでした。
林氏が12~16歳の時の作曲と言うことですが、ムラマツの楽譜難易度でBCです。恐ろしい!!
もちろんすべて持っています(聞いています)。
河童さん
大江光氏の方は、さっきから何度もヘビーに繰り返して聞いてます。会場の雑音が気になりますが、音楽はなかなか良いですね。でも、どこかで聞いたような気がしないでもない感じの音楽だなあ…、CMとかで使われているのかしら?
それと、大江氏の音楽は、フルートとピアノって組み合わせが多いのかしら?
ひとまず、ポチしてみました。
こんばんは。
> 大江光氏
大江光氏の音楽は某国営放送のドキュメンタリーで聴いたことがあります。大江光氏はLPを大量に聴いて、それから作曲を始められたようです。最初に、どこかできいたような、と私も感じました。親縁者が某有名な賞をとったということからここまで話が広がったのでしょうか。個人的にはこの賞の受賞を拒否した方のほうが好みです。
> ポチ
先日の事務所開きからシャッチョーさんのポチで机、椅子、PC、会議机、ホワイトボード、掛け時計などありとあらゆる物が揃いました。すごい時代になりました。
>tetsuさん
なるほど、やはりテレビで使われたことがあるんですね。ならば、どこかで耳にしていても不思議じゃないですね。
まあ、親や親戚が有名人だからと言うのもあるでしょうが、ご本人自身がCD出される前から有名人だし、障害者だから同情をひいていたという部分はあるでしょうね。でも、それも単にきっかけにすぎないと思います。それだけで、CDが売れるほど、世の中甘くないです。やはり、内容的に心ひかれるものがあったから、多くの人に売れたのだと思います。
ただ、ある時期はすごく売れたけれど、最近、パッとしないのは、残念ですね。でも、人生、一度も売れない人が大半だから、たとえ一時期でもパッと売れたのは、実に立派なモンだと思います。
そうそう、ポチってすごいですね。何がすごいと言っても、都会も田舎も同じものが購入できるという素晴らしさです。ほんと、昔は、田舎には何もなかったですからね。それが今じゃ、それなりのものが買える様になったんですからすごいです。
ついに、薬もネット販売OKになったわけだし、これでネットで買えないモノってあるのかしらね?
おひさ。
とりあえず、真夏の夜の夢はスケルツォでフルートの曲って頭あるなあ。
オーケストラの試験で必ずでます。だからよ。
楽譜みてみて。難しいよ。
歌の翼に、はシュッテックメイトが幻想曲として
アレンジ?しとりますです。タイトルとして世の中に楽譜あります。
オリジナルけっこうあるんですが、現代曲が多い。
気になるのが、多久潤一郎さんの虹。
楽譜販売ですって。買おうかなあ、吹けへんなあ。
フルートはアマチュアに優しくないのかも知れません。
わたしは吉松隆、佐村河内守、あたりでフルート協奏曲、ピッコロ協奏曲なんてあったらと。まあ、吹けへんなあ。
すとんさんはバッハ、ヘンデルとか行かないのねえ。
わりと?フルート好きなひと、わたしのまわりはバロック好きな人多いよ。
バッハは特別になっちゃうんだ。
トラベルソのよさが最近わかりました。
ハチャトゥリアンはランパルが本人が、あらたに書くより
それを吹いた方が。ということらしいよ。
ブラームスはフルートでは嫌だけど。
すとんさん、ゴーベールの小品、楽譜買ってみましょう
フルートの曲、素敵ですよ。
フルートはある意味アカデミックなんかなあと、思います。
ピアノ、ヴァイオリンのコンクールで生きてるひとの曲、
あんま課題にならないような。メシアンあったかなあ。
フルートはもともとオケ楽器で、フランスもんあたりからでしょ?ソロ。
バッハとかトラベルソだしねえ。
発展途上かも。
でも、武満徹以上の曲をかかないといけないみたいなとこあるからなあ。
作曲のひと大変。最近、日本でフルート協奏曲書いたひといた?
メンコンはフルートでは聴かない。
シューマンは吹きますね。フランクも。
すべてはランパルさんのおかげです。
su_zanさん
私の先生は、ドイツ系バロックの人なんだけれど、私はやっぱり違いますね。私の好きなのは近代フランス以降だな。フランスいいよね、ゴーベールのフルート音楽全集はCDで持ってまして、一時期ヘビローテーションしてました。ああいう音楽が、フルート音楽としては好きなんです。でも、あまり吹きたいとは思わなかったりして(笑)。聞いているだけで満足しちゃうんですね。
自分で吹くなら、もっとこっちがわの曲がいいです。とは言っても現代音楽ではなく、現代商業音楽だな。最初の先生の影響もあるけれど、ジャズとかボサノヴァとかロックとかのフルートがいいなあ。有名どころで言えば、カーペンターズのバックで吹いているフルート。あれ、いいよね。あんな感じのがいいし、有名どころでなくてもいいなら、それなりに結構たくさんあるものね。そういうのが、実は好きだったりします。
>フルートはある意味アカデミックなんかなあと、思います。
…かもね、おっしゃるとおり、アマチュアには優しくない楽器だと思います。発展途上?…そうかもね。私が思うに、実はまだフルートの時代って、やってきていないんじゃないかな…なんてね。音楽シーンでフルートがブイブイ言わせるような時代は、きっとやってくると思ってますが、それが私の生きているうちかどうかは…微妙だな。でも、絶対にフルートを始めとする、笛の時代がやがてやってくると思ってます。
ピアソラがでてきたときに現代曲かわるかなあと
おもいましたが、そうでもないですね。
いろんなフルートがありますよね。
最近のわたしは、あれもこれもになってます。楽譜高いし。
基本、テレマンの12のファンタジーを再認識。やりなおしという。^_^
音のだしかたからなおすつもり。何年かかるかなあ。
あとヘンデルとバッハ、いろいろ。たんに勉強したいんだわ。
奏法見直しで基本というか、バロックなんかも。
来年の春には先生にならいたいな。
あ、アルテの終わりに?ヘンデルあったからいつか吹くのでは?
記憶違いだったらすみません。テレマン?
すとんさんは「フルート(めちゃモテシリーズ)」のアレンジはどうですか?
これ、気持ちよく聞こえるけど演奏はチョーむつかしいですね
http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%81%E3%81%A1%E3%82%83%E3%83%A2%E3%83%86+%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88&oq=%E3%82%81%E3%81%A1%E3%82%83%E3%83%A2%E3%83%86+%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88&gs_l=youtube.12…0.0.0.2744.0.0.0.0.0.0.0.0..0.0…0.0…1ac.
su_zanさん
ピアソラ、いいですね。だって、いわゆるラテン音楽ですから。ラテン音楽は、嫌いじゃない私です。もちろん、ピアソラは私の中ではクラシック系の作曲家ではなく、ポピュラー系の作曲家かな? 私の中では、ピアソラの隣に『イマネマの娘』の作曲家、ジョビンがいるんですよ。なので『リベルタンゴ』を聞くと、「最近のクラシック系の演奏家は、ポピュラーも普通に演奏するんだな」って思うわけです。
>あ、アルテの終わりに?ヘンデルあったからいつか吹くのでは?
それって、1巻ではなく、3巻あたりの話ですよね? 私、まだ数年は1巻をやっていると思いますよ。で、1巻が終わったら、別の教則本を二つやってから、アルテの2巻は入るって聞いてます。アルテの1巻が5年以上かかっていますから、アルテの2巻に入るには、あと10年ぐらいは必要でしょうし、2巻を終えるには、そこから10年くらいは必要ですから、私、2巻を終える前に死んでますよ。なので、3巻を学ぶ事はないと思います。
ちょっと残念だな。でも仕方ないですよ。
河童さん
『めちゃモテ I LOVE YOU』ですか? PV見ましたが、小学女児向けアニメですか? 私、アニメは好きだけれど、女児向けは…バスかな? プリキュアにも拒否反応がある人ですから、私。いや、仮に男児向けでも…パスかな? ポケモンにも拒否反応がある人なんです、私。
結局、アニメは好きですが、私が好きなのは“おっきなお友達”向けのアニメです、これでも老人ですからね。子ども向けアニメは、子どもが小さな頃は一緒に見てましたが、今は…もうダメかも(笑)。ちなみに、今、おもしろいなあと思いながら見ているのは『進撃の巨人』とか『猫物語(白)』とか『銀の匙』とか『ローゼンメイデン』とかとかでですよ。
三巻でした?おや?
ガリボルディはたくさんやりました。
ケーラーとか。
わたしはエチュードはやったけど、アルテしなかったような?
黄色い本ですよねえ。
忘れてます。
> これでネットで買えないモノってあるのかしらね?
当然といえば当然ですが、どの分野であっても「師匠」という方と出会えることが一番でしょう。きっかけはネットでもいいですが、実際の出会いはネットではありえません。
内田樹はネットのブログとかそれをもとに市販された本などいろいろ読みましたが、師匠論は素晴らしいいです。
http://blog.tatsuru.com/2011/09/02_1151.php
「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。繰り返します。
第一に、「自分は学ばなければならない」という己の無知についての痛切な自覚があること。
第二に、「あ、この人が私の師だ」と直感できること。
第三に、その「師」を教える気にさせるひろびろとした開放性。
失礼しました。
su_zanさん
実は、アルテの2巻か3巻か、はっきり知っているわけじゃないんです、うろおぼえです。ちゃんと知っている人がいたら、教えてほしいくらいですが…でも、巻末にたっぷり曲が掲載されていたのは…たぶん3巻じゃなかったかな?って程度です。
ま、それに、フルートを学ぶ時には、su_zanさんもそうだったみたいだけれど、アルテしか使わないわけじゃないしね。ただ、私はオッサンだし、スロースターターだし、元々そんなに器用な人間でもないので、学習進度が極めて遅いわけで、上達はしたいけれど、上達することを諦めている部分もあります。でも、このままでいいやと諦めちゃっているわけでもないんです。うーん、なんて言うのかな? 自分なりに、分をわきまえているって感じかな。うん、そんな感じです。
tetsuさん
私、声楽の最初の師匠である、キング先生は、ネットで買いました(笑)。いや、正確に言えば、ネットにアップされた、彼の自己推薦文(って、営業宣伝だね)を読んで「いいかも」って思ったわけです。ちなみに、次のY先生はもちろん、フルートのお二人の先生、昔習っていた先生方の誰もが、リアルな世界の人と人のつながりの中から探してきましたが、最初のキング先生だけは、ネット経由なんですね(笑)。なので、師匠もネットで買える時代だと、私は思ってます。
>「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。
激しく同意します。
ン?
かなり勘違いですよ~!!!
「枯れ葉」「星に願いを」「ムーンライト・セレナーデ」その他をジャズ風にアレンジした楽譜が売られていて、そのデモ演奏がアップされているんです。
http://www.winds-score.com/mms/flute.html
デモ演奏
http://www.youtube.com/watch?v=EnGm7oPNrOA
http://www.youtube.com/watch?v=o1CNsK_-Fb8
などなど
アルテ3巻は苦労して学んでも使うかな?程度ですよ。。。 黄色の本なら、巻末にバロック曲が入ってるのが2巻で、3巻はエチュードが集まってるだけです。 真夏〜のスケルツォがデュオ編曲されて入ってます。全3巻中、このエチュードしか使ったことがないけど、重くて持ち歩くの嫌いでした。(^。^;)
河童さん
勘違い? ああ、よかった。さすがに幼女向けアニメはキツイですよ。でも、最初のコメントのリンクをたどっていたら、幼女向けアニメのPVにたどり着いちゃったんだから、勘違いしても仕方ないよね。で、今回、もう一回、リンクをたどったら…ちょっと違うところにたどり着いちゃいましたね(画像削除されたみたいです)。
今回の公式ホームページ経由でYouTUBEへのリンクは分かりやすかったです。なかなか格好良い演奏でした。
でも、これ、私の望みとはちょっと方向が違います。と言うのは、このフルートさんは、難しくアレンジされた譜面を見て、そのまま演奏しているんでしょ? 私がやっているのは、簡単単純な譜面を見て、それを自分で吹きながらアレンジしてアドリブを加えるというやり方。つまり「譜面どおりに吹いたらかっこ悪いから、それをかっこよく吹きましょう」て事で、結果として、同じ事になったとしても、アプローチが違うんですね。
なにしろ、最初の先生に「楽譜どおり吹いてはいけません」と散々仕込まれたものですからね(笑)。
クラシック曲は楽譜どおりでいいのですが、ポピュラー系は楽譜どおりではいけないんですよ。下手すると、歌詞カードにコードしかない楽譜だってあるんです。そういう、いわば素材から、いかにかっこよく吹くかが、ポピュラー系の醍醐味なんだと思います。で、私は私なりに、それもやりたいなあ…ってところでしょうか。
めいぷるさん、情報サンクスです。
となると、ヘンデルはバロックだから、2巻に入っているというわけですね。
アルテは2巻はやるような事を言ってたから、私もいずれはやる…事はないか。と言うのも、ウチの門下は、アルテの2巻は黄色ではなく、白いアルテを使うんですよ。1巻は黄色、2巻は白なんですね。なんでも、黄色の2巻は、本来デュエットの曲がソロに変えられているので不採用で、デュエットはデュエットのままの白を使うんだそうです。
そう言えば、私は今の先生に付いて以来、アルテしか吹いてないなあ。いわゆる、曲らしい曲を吹いてません。まだ、そういう段階ではないからかもしれないけれど、レパートリーが一向に広がらないのは、考えてみると、ちょっと寂しいかも。31選に入っているような定番曲くらいは、吹けるようになりたいですね。根がミーハーなものですから(笑)。