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レッスン、大遅刻をしました

 この日は、声楽のレッスンの日でした。そして、そのレッスンの時間に……私はまだ職場に居りました。はい、次年度へ向けての新体制づくりとやらの会議でして、抜けるに抜けられず、サボるにサボれず(そりゃあそうだよね)、諦めて会議が終わるのを大人しく待っておりました。

 参ったね…。声楽のレッスンは回数が少ないんだから、絶対に休みたくないんだよねえ…。

 とにかく、会議開始前に、妻に、私がお教室に到着するまで、妻のレッスンでつないでおくようにメールを打ち、会議自体はそれとなくマキマキで進行して、終わるや否や、平静なふうを装いながら会議室から出て、後はぶっとばして、電光石火の勢いで職場を後に、Y先生の元に急ぎました。普段は家と職場を徒歩で往復している私ですが、この日は自転車を用意し、職場からお教室に全速力で直行しました。

 小一時間、雨の中、傘もささずに、自転車をこぎつづけた私です。お教室に到着した時は、すでにヘロヘロのヨレヨレのドロドロになっていました(涙)。

 すでに後回しにしてもらった私のレッスンの時間に食い込んではいたものの、すぐにレッスンを始める事はできず(だって、ロクにしゃべる事もできない状態だったので…)しばらく休憩をして、息を整えました。心臓の鼓動を押さえ、ペットボトルの水を飲み干し、汗を拭い、気持ちが落ち着くのを待ちました。

 疲れ切った状態での声楽レッスンと言うのも、悪くないものです。無駄な力みと言うものが無くなりますよ。その代わり、必要な支えも弱くなりますが(涙)。

 まずは発声練習からです。『クチの奥を開ける』…をこころがけて発声しましたが「まだまだ狭い」と言われました。さらに「低音も高音も、クチの奥の広さが同じ」とも言われました。これは良くない事なんです。高音に行くほど、クチの奥は広くならないといけないのだそうです。それも横広がりではなく、縦に広がっていく感じです。「黄色いメガホンを横からちょっと潰した感じ」のクチの形が良いのだそうです。

 ようやく、クチの奥が少し開けるようになった私ですが、次はもっと広く、高く開けないとダメって事です。

 頑張んないと…ね。

 いつものような発声練習の他に、フレーズ練習として「キラキラ星」を歌いました。一回歌っては、半音上げて、またアタマから歌う…の繰り返しです。全体のフレーズが高くなっても、力まずに歌うこと、しっかりと支えること、ノドは脱力すること、これらが求められました。

 疲れているせいでしょうか、支えが不十分です。支えが足りないと感じた時は、余計にクチの奥を開かないといけないのだそうです。クチの奥の開きだけじゃ不十分と思ったら、目も耳も鼻も、ありとあらゆる穴を開けるつもりで歌っちゃうといいのだそうですが…、そっちは修行不足でうまくできないわけで、なんかもう、ちょっとグチャグチャな感じになってしまいました。

 そう言えば、私、調子がいいと、耳の穴が開くんだよね。今回は、そんな感じがなかったから、状態としては余りよくなかったんだろうなあ。

 結局、クチの奥を開く。クチは縦開き。お腹で支える。ノドは脱力。胸で歌わない。…なんだと思いますよ。毎回、同じ事を言われているのに、できないなんて、トーシロはこれだから困ります(笑)。

 それにしても、大遅刻して、ヘトヘトになってのレッスンは、あまり良いものではありません。しかし四月以降は、仕事が忙しくなって、こんな感じのレッスンが増えるんだろうなあ…って思うと、ちょっとゲッソリ。いや、大遅刻どころか、レッスンを休まないといけなくなるかもしれないんだから、遅刻してヘトヘトのままでも、レッスン受けられるだけマシか。

 せっかく、いい先生と出会えたのだから、この出会いを大切にして、もっともっとしっかりと声楽、学びたいですよ。でも、仕事も大切だよね。ううむ、板挟み板挟み(涙)。

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コメント

  1. すずめおばさん より:

    やっぱりレッスンに駆けつける時の体調って、大事ですよね(◞‸◟)
    私も先日のレッスンは、疲れた状態だったのでつらかったです。
    すとんさんと同じ、体の支えができなくて、ずっと先生に脇腹を支えられて歌ってました。
    (どんな格闘技か?という状態)

    最近、少しだけど残業もあるし、これからレッスンの日に仕事が詰まらないか心配。
    働きながらの声楽レッスンは大変だなあ!
    それは、私だではないのだなと思いました。
    がんばりましょうね(;ω;)

  2. まきりん より:

    おはようございます。
    ひとことのちくわパンで出てきました~
    ちくわパン、これ私のすんでいる近所のパン屋さんがはじめたんですよ~
    美味しいって口コミで広がって全国区です。
    一番美味しいのは、できたてを食べることなんですよん。
    ここのパン屋さんの近くに公園があって、そこで食べたりします、私。
    どんぐりというお店です。札幌に来たら是非!

  3. すとん より:

    すずめおばさん

     仕事が忙しいのは相変わらずなんですが、今までは自分で自分の仕事をコントロールできていたので、時間調整などが手軽にでき、そのためレッスンにも簡単に通えたのですが、今度の仕事は他の人との絡みも多く、私ひとりの都合だけで仕事の調整が出来ないため、レッスンに通うのも、ちょっと大変な感じがしてます。

     でも、いくら大変でも、可能な限りはレッスンを続けたいと思ってます。

     働きながら、稼ぎながらのレッスンは大変ですが、自分で稼いだお金でレッスンを受けているのだから、一回一回のレッスンに真剣になるわけだし、休みたくないわけです。

     お互い、レッスン、頑張っていきましょうね。

  4. すとん より:

    まきりんさん

     ちくわパン、食べてからググってみたのですが、これって北海道発なんですね。道理で、こっちでは見かけたことないはずです。スープカリーのように、どこででも食べられるようになると、面白いですね。今のところ、こちらでは滅多にお目にかかれません。

    >一番美味しいのは、できたてを食べることなんですよん。

     それは、こっちでは無理。やはり、札幌まで行かないと厳しいね。でも、札幌、行きたいですよ。そちらは、何を食べても美味しいので、うらやましいです。

  5. だりあ より:

    おはようございます。
    左上のひとこと欄にピピッと反応しました!アンパンもクリームパンも、大好きです。
    なお、僭越ですが、あんパンのあんは絶対に「こしあんに限ります」!。

    昔からこしあんのあんパンには白い芥子粒、粒あんのアンパンにはくろいゴマ、がはりついているのが定番ときいてきましたが、先日大手パン屋さんの特売セールで、袋にはつぶあんと書いてあるのに白い芥子粒がはりついているアンパンを間違えて買いそうになりましたが最近は黒ゴマと白芥子の境界があいまいなのですね。よく袋を見て気を付けてあんを判別してから買おうと思いました。

    あと、クリームパンも大好きです、気に入ったパン屋さんの小型のクリームパンを冷凍庫に常備しています。ちょっとおなかが空いたときにレンジでほどよくチンしていただきます。しあわせ~なひとときです。

    記事に関してですが、すとんさんはこれから数年はお仕事人生の総仕上げの激務となりそうですね。お体に気を付けてくださいね。

  6. すとん より:

    だりあさん

     アンパンって不思議ですね。実は私、子どもの頃はアンパンが苦手だったんですよ。おそらく、若さが定番過ぎる存在感を拒絶していたのかもしれません。オッサンになってから、アンパンが一番大好きな菓子パンです。(特に、銀座の木村屋のアンパンが大好き!)

     だりあさんは、こしあん派ですか? 申し訳ないけれど、私はつぶあん派です。だから、パン屋でアンパンを買うときも『あんパン』ではなく『小倉パン』を買います。お汁粉よりも、ぜんざいが好きだし、私はつぶつぶ感が好きなんだと思います。

    >昔からこしあんのあんパンには白い芥子粒、粒あんのアンパンにはくろいゴマ、がはりついているのが定番ときいてきましたが、

     確かにそうですね。でも、私も、ゴマの色に違いではなく、パッケージの名前を見て判断してますので、私みたいな人がドンドン増えてきたのかもしれません。

     それと、今やアンパンも『こしあん』『つぶあん』だけでなく『桜あん』や『こうじあん』などの変わり種のあんを使ったアンパンも増えてきたので、そういうのも理由の一つかもしれませんね。

     それと、確かにクリームパンはチンして食べると、美味しさ倍増しますね。うんうん。

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