はい、標題の通り、歌劇団の練習に参加できませんでした。もちろん、歌劇団の練習に参加する気満々でしたが、野暮用のためと言うか、はっきり言っちゃえば、知人の葬儀に参列するために、歌劇団の練習を休まざるを得なくなりました。なので、今回の記事は、練習に参加した妻のメモを元に書いています。
最初は筋トレだったようです。スクワットを20回×2セット。腹筋を20回×2セット。背筋を20回×2セット。いつもどおりのメニューだったようです。
発声練習をやった後に、コンコーネ5番を一回歌ったようです。ん? たしか、1~5番を通しで歌うんじゃなかったのかな?
合唱曲『春に』を1回通して歌った後、仕上げとして録音したようです。
その後、休憩時間となり、休憩時間の間に、色々な役の衣装について話したようです。ちなみに、私はオオカミなんですが、オオカミの衣装は、着ぐるみっぽいのを検討しているようです。着ぐるみですか、上等じゃね~かー!
合唱曲『春に』が仕上がったので、次の曲として、モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス/Ave verm corpus』を混声三部で歌います。この曲は、12月の『赤ずきんちゃん』の公演で演奏する予定です。
実は、ミュージカル『赤ずきんちゃん』は短いミュージカルで、全編通しても、せいぜいが小一時間程度の曲です。さすがにこれ一曲だけで、一つの公演にするのは、きびしいので、歌劇団としては、もう一曲『アヴェ・ヴェルム・コルプス/Ave verm corpus』を歌うわけです。それでもやはり時間的にきびしいので、赤ずきんちゃんとオオカミ以外の配役の方は、それぞれ何か別の曲を歌って、公演を充実させる事になるので、自分たちが歌いたい曲目を、それぞれで考えておく事になったそうです。
つまり当日は、第一部ミニコンサート、第二部ミュージカル『赤ずきんちゃん』って事になる予定です。
休憩後は、ひたすら『赤ずきんちゃん』の練習です。ミュージカルなので、二重唱や三重唱が随所にありますが、その時の歌い方で、相手を直接見すぎてはいけないと言われたようです。まあ、横顔ばかりで芝居をしてはいけない、と言う事と、顔をしっかり客席に向けないと、声が飛んで行かないという事もあるのでしょうね。気持ちとしては、1mくらい先の人間と会話をするような感じで歌うと良いと言われたようです。
モナビーナスさんは『赤ずきんちゃん』の練習がだいぶ進んでから入団された方なので、今まで役が無く、舞台の袖で(役無しで)合唱曲を歌う役割しか無かったのですが、今までキング先生がやる予定だった、劇を進行させるナレーター役をモナビーナスさんにやっていただく事に決まったようです。たぶん、この記事を読んで、始めて知る事になるだろう(笑)けれど…頑張れ。
おばあちゃんのベッドはどうやら懸案事項のようです。たしかにベッドを舞台に入れるとなると、小規模なアマチュア歌劇団にとっては、ちょっとオオゴトだよね。とりあえず、ベッドではなくイスを使った演出を考えてみる方向になりそうです。
とは言え、イスだってパイプイスって訳には、いかないよねえ…。
おばあちゃんが使っているメガネは、私の普段使いの老眼鏡を使う方向になりそうです。なにしろ、おばあちゃん役の方(若い女性です)の顔に合わせたメガネを使うと、オオカミである私がメガネをかけられなくなっちゃうので、私が使っている大きめの老眼鏡を使うのがベストという事になったそうですが…私の老眼鏡は、結構、度がキツいよ(笑)。若い人がかけたら、目まいを起こすんじゃないかな?
さて、次回の練習ですが、筋トレをせずに『赤ずきんちゃん』の通し稽古をやる予定です。そして、心配な箇所を集中的に復習っていく…って感じになるそうです。また、ガラコンサートも近づいてますので、歌劇団の練習時間内に、ガラコンサートの練習も一部入れていきましょうって事らしいです。
再来月は、歌劇団の普段の練習ではなく、ガラコンサートの試演会を行う予定です。
一方、私は、団員の皆さんが練習をしている間、知人の葬儀に参列していたわけですが、そこでの話を一つ二つ書きます。
一般的に『死は御不浄』という考え方があります。死に接する事は“穢れ”と考えるわけです。ですから、葬儀に参列するとは“穢れと接してくる事”なわけで、ですから、葬式が終わって帰宅する時に、家の入り口で塩をまいたりする習慣(地域によって異なるかも…ね)は、その手の考えから来ているわけです。つまり“お清め”だ。
ですから、葬儀から帰った私は、当然、穢れて帰って来たものと思ってましたが…水晶の首輪を見ると、むしろ逆で、葬儀帰りの方が水晶がキレイに輝いていました。
知人の葬儀は、いわゆる葬儀屋の葬儀専用会場で行われました。その葬儀会場はとても大きくて、同時にいくつもの葬儀を行うことも可能で、変な言い方だけれど、大変繁盛していて、毎日毎日いくつもの、どなたかのご葬儀がなされているような場所です。
葬儀では、私はご遺体からだいぶ離れたところに座っていた…という事もあり、いわゆる“穢れ”から遠い場所にいたので、さほど水晶が汚れなかったとも言えるかもしれないけれど、水晶の輝きを見ていると『汚れなかった』と言うよりも『清められた』って感じでした。つまり、葬儀の場って、一般的には“穢れ”た場所であると思われがちだけれど、実は、それどころか“清い”場所なのではないのかって、水晶の輝き方から、そう思いました。
たしかに、葬儀の場には、“死”であるご遺体はあります。しかし、それ以上に、亡き方を弔う祈りに満たされた場であります。毎日毎日、多くの聖職者たち(僧や神主や牧師や神父)たちによる死者のための祈りが捧げられ、死者のご冥福を祈る友人知人たちの祈りが捧げられる場所が、葬儀会場と言うわけで、これだけの祈りが日常的にささげられるなんて、まるで寺社仏閣教会のようなものではありませんか? ですから、葬儀屋さんの専用葬儀会場って、穢れた場所と言うよりも、むしろ、パワースポットのような場所なのかもしれません。いや、私は『葬儀屋=パワースポット』だと思いました。だって、私の首の水晶が、穢れるどころか、清められたんですから。
次の話題(笑)。私が行った先が、葬儀屋さんの専用葬儀会場という事で、会場入り口付近のロビーには、色々な葬儀グッズが販売されていました。それらのグッズの中で目立っていたのが、数珠でした。出先から急いで葬儀に参列したような人は、数珠を持たずにやってきてしまう事もあるわけで、そんな人のために、会場で数珠を購入できるようになっている…んでしょうね。
で、そこで売られていた数珠ですが、まるで、アクセサリー屋で売っている、パワーストーンのブレスレットみたいでした。いや、房の有無はたしかに違うけれど、それを除けば、たぶん、両者はほぼ同じじゃないかな? だって、数珠ってその大きさ的にはブレスレットとあまり変わらないし、数珠の玉の材質も、各色の水晶・各色のメノウ・虎目石・ヒスイ・琥珀・アクアマリンなど、その大半がパワーストーンでした。だから、房が付けば数珠で、無ければブレスレット…と言っちゃうのは言い過ぎ? いやあ、今まで、数珠に興味関心がなかったので気づきませんでしたが、改めて「ああ、数珠ってパワーストーンのブレスレッドと同じなんだな」って思いました。いや「パワーストーンのブレスレッドが、数珠と同じ」と言うべきか。
ちなみに、私の首輪と同じ『水晶+黒メノウ』の組み合わせの数珠もありました。なんだ、つまり、私は毎日数珠を首にぶらさげて生活しているようなものなんだ(笑)。そりゃあ、首輪に霊的なパワーがあるはずだね。
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コメント
死は、それ自体、忌むべきものでも穢らわしいものでもないと思っております。
死は物質的レベルの生からの卒業みたいなものでしょうか。
実際の卒業式同様、死に際しても当然惜別の悼みはあります。
それでもこの世を去った魂が新たなるレベルの生へと進んでいくのだとしたら、
いつか我々と再会できるのだとしたら、
死を忌み嫌うことはなくなりますよね。
ストンさんの首の水晶が、穢れるどころか、清められたと伺い、
「そうでしょうとも。」と深く頷いております。
すとん団長さま
アワアワ; ナレーター役ぅ~~。
Mお姉さまからメールでお知らせいただきましたが、
休んでいる間にこうなるとは、歌劇団はおそろしかところですたい!!
先生のほうが、声もやわらかいし明るいし(プロだし)いいのに(ブツブツ..)
なんか、異議ありって言いにくい状況ですね。。
・・・分かりました、ハイ喜んで(居酒屋かっ)。 どんとこーい!
Yテノールさん
死は悲しく寂しいものだけれど、決して穢れたものではない。はい、私もその考えに同意したいと思います。
私も一応「死は忌むべきものではない」と言う考えを持っていましたが、その癖「葬儀会場は(死で)穢れた場所だ」という偏見を持っていなかったとは言えません。いや、むしろ、何となく、葬儀会場を忌み嫌っていた部分がありました。
でも、今回の件ではっきりと分かりました。葬儀会場は、穢れているどころか、とてもご清浄な場所なんだという事です。水晶の輝きを、この目で見て、確信しました。
しかし、目で見なければ、きちんと分からないとは、私もまだまだクチ先だけの偏見野郎なんだなって思いました。修行が足りません…。
モナビーナスさん
前回の練習は、私もモナビーナスさん同様にお休みしていたので、ナレーターの件は後から聞かされたのですが、私は適役だなあと思いました。ナレーターは劇の進行を仕切っていく役どころですから、ある意味、主役並に大切な役です。また、あのミュージカルの出演者の中で、唯一、ドレスが着れる役柄だよ(笑)。
>なんか、異議ありって言いにくい状況ですね。。
異議は認めません(笑)。どうぞ、頑張って、お引き受けください。