以前から息子君のピアノ教室を変えようと思い、あちらこちらのピアノ発表会を見てきました。息子君の発表会も済んで一段落したこともあり、本格的に教室変更を考え、色々な人に相談すると、決まって帰ってくる返事は「最初からしっかりした先生に付いた方がいいわよ」って言葉。
なるべく先生の変更はしない方がいい。だから先々まで見通して、最初からしっかりした先生に付かないと、子どもがかわいそう…と皆さんに言われました。
最初からって…ウチの最初は大手楽器メーカーの音楽教室よ(笑)。それも大手楽器メーカーの音楽教室ではピアノ習ったことにならんのかい?
それはともかく、なぜ皆さんそのようにアドバイスしてくださるのかと言いますと…、ご自身たちがピアノの先生を変えた時に、それなりの苦労をしたからだそうです。どんな苦労かと言うと…。
今まで習った事の全否定(!)。そして、そこからのスクラップ&ビルドの大変さ。これに尽きるそうです。
指の動かし方から手のフォーム、姿勢のフォーム、前の先生に誉められてきた演奏スタイル、さては家での学習スタイルや親のサポートの姿勢まで、ダメダメダメ~ってなるそうです。そりゃ、先生にもよるのだろうと思うと、案外そんなことを言う人がたくさんいます。地域性の問題も多少はあるだろうけれど、やはりピアノ演奏も派閥みたいなものがあるのかな? 派閥を越えた移動は色々と問題ありそうです。と言うのも、前の先生の紹介で次の先生に変わったって人からは、あまりそういう話は聞かず、苦労話の大抵は、ウチのように自力で次の先生を探した人たちからの声ですからネ。
ウチだって、事務方さえしっかりしていれば、大手楽器メーカーの音楽教室を辞めるつもりはなかったわけだし…。まさか、大手楽器メーカーに「あんたんとこは事務がダメだから、余所へ行きたい。どっかいいところ紹介してよ」とは言えないしネ。
はあ~。
『しっかりした先生』って、どんな先生の事を言うのですか? そんな先生はどこにいらっしゃるのですか? 家計に影響ない程度の月謝で学べるのでしょうか? 息子君が一人で通える場所で教室を開いてらっしゃるのですか? うわ~『しっかりした先生』を探そうとすると、大変だ! 東京だったらたくさんいらっしゃるだろうけれど、湘南では難しくないかい?
地方在住だと、私の声楽の先生探しの時もそうだったけれど、本当に先生探しで苦労します。幸い、私はキング先生と出会えて、超ラッキーだったけれど、息子君の場合はいかに!
コメント
うちも大手楽器メーカーの音楽教室です。先生がきれいなので変えるなんて滅相もない・・、というのは本当です。
TBさせていただきました。
TB記事以降連続5回シリーズで「子供のピアノの先生を探した経験」について書きました。
某大手楽器メーカーの教室はうちの娘が行ったところのライバル社ですね?
いろいろ考えると悪くはないと思うのですが。
(優秀な先生もいらっしゃるでしょうし。)
最初からしっかりした先生を探すのもそれなりに知識がないと難しかったりしますよね!
評判が良くてもわが子には合わないかもしれないし。
私のところのカスタムペインの「菜々のピアノレッスン」もなかなか参考になりますよ。
楽器店の先生だからダメとは言えないですね。やっぱり出会いだと思うので、機が熟した時に出会うのではないでしょうか。それがいつだかわかりませんが。先生が変わると教える内容も変わりますし、とまどうかもしれませんが、違いと共通点がはっきりして勉強になります。一人の先生だと井の中の蛙って感じです。結局頂上は同じで道が違うだけですから。子どもさんでそれに対応できない年齢だったら同じ先生の方がいいかもしれないですね。でも最後は自分がどう先生を使いこなすかってことです。(まあ、色々ありますよ…。言葉足らずですみません。)
>tak16さん
ははは、私は逆で、もし先生がきれいな人だったら、サッサと辞めます。美人は苦手です…。
>Ceciliaさん
TB先のシリーズもの、全部読みました。
確かに良い先生を探すのは大変です。どなたに尋ねても、その苦労話は尽きることはありませんでした。私などは、その大変な部分を、苦労と感じるのではなく、カタログショッピングをしているような気分で楽しんでいるわけなのですが…、不謹慎かな。
息子君はK社ではなく、Y社の直営教室に行ってました、と言うか、ウチの地元では、K社の音楽教室はほとんど見かけません。ほぼY社の独占状態です。
>ticoさん
私自身は楽器店の先生であれ、個人営業の先生であれ、その人の先生としての資質やら能力やらの部分で、先生としての善し悪しが決まると思っています。が、ウチの地元だけでしょうか? 個人営業の先生はエラく、楽器店にお勤めしている先生はイマイチという偏見は、確かに私の周辺にはあります。同じような偏見として、勤務医は未熟なお医者さんで、開業医こそが一人前のお医者様という偏見もあります。決してそんなことはないのにね。おもしろい土地柄でしょ。
「きちんとした」先生って何だろう…。
すごく不思議です。ちなみにですが、学校出たてのひよこ先生だった私は今考えるといい先生だったんだろうかと思いますが
元生徒ちゃんは「先生のおかげで音楽好きになった」といってくれるのでありがたいですが…
ひよこ先生は経験はないので、不手際は多いかもしれません。しかし、ひよこ先生を育てるのは指導経験とともに親御さんではないかと思うのです、自分の経験から。ダメダメだった私を応援してくださったステキな親御さんには頭が下がります。
ちなみに私の師匠と、長年お世話になったM子先生は偶然同門でした。師匠は受験前にお世話になったA子先生の後輩だったのですが…なので縁なのです。師匠はご存知かどうかはわかりませんが。(師匠との出会いは講習会でしたが)
知ってる方に紹介してもらうってのもいいときはいいんでしょうけどね。うまくいかないといろいろあるみたいですよ。
>ことなりままっちさん
「きちんとした」先生…。確かに日本語って曖昧ですよね。
どんなジャンルであっても、先生選びは難しいものだと思います。先生の技量はもちろん、教育に対する情熱、年齢、性別、人柄、生徒との相性、果てはライフスタイルまで、色々な評価ファクターがありますね。
ままっちさんのご指摘通り、こちらの生徒としての器の問題も当然あります。
結局、先生選びって、縁、ですね。
そうでうね。確かに難しいですね。自分は先生にとても恵まれました。そして恵まれたかどうかは随分後になってから実感する場合もあります。私は個人でピアノを教えておりますが、無責任に生徒の次の先生も紹介もせずに突然消える先生に出くわしました。そして、思うことは、ご自分に技量がない先生はそれだけのものしか教えられない。まず、自分を大切にしてる先生かどうか(表面上ではなく。そういう人は他人にも愛を注げます)そして、技量がある先生は例え初心者や3歳児に対しても教え方が違います。その先生の評判(人間性、丁寧に見てくれるか、個人個人の性格に合った教えかたをして下さるか、様々なタイミングを感じてくれる先生か)だと思っております。
>はじめまして恵子さん
>無責任に生徒の次の先生も紹介もせずに突然消える先生に出くわしました
これすごいなあ…。生徒の方の事情で、次の方をお願いせずにやめてゆくというのは分かります。でもね、この場合は先生の方の都合で教室がなくなるのですよね、何しろ「消える」ですから。
色々都合で教室をやめざるをえないケースは理解できますが、先生側の都合で辞める時は、やはり生徒さんたちの未来を考えて、次の先生や次の教室への紹介や、そこまでせずとも情報くらいは出さないと、非常識ですが、そんな非常識な方もいらっしゃると…。
ピアノ教室は個人経営の小規模なところもたくさんあります。それゆえに、先生の技能はもちろん、人柄や経営姿勢まで問われるということですよね。
でも、消えちゃう先生って、なぜ消えちゃうのでしょうね、そこのところがちょっと気にかかります。