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合唱曲を取り上げても、歌劇団が歌えば、そりゃあすべて重唱曲になっちゃいます

 歌劇団の練習に行ってきました。練習を一回休んだだけなのに、なぜか浦島太郎気分。だって、知らないうちに筋トレの回数が増えていたりするんだも~ん。

 さて、とりあえず、そんなわけで、いつものように筋トレから(笑)。

 ヒンズースクワット30回×3セット。腹筋30回×3セット。背筋20回+10回。やっぱり、筋トレの回数、増えているよな…。なんでも、この回数は私すとんの体力に合わせているのだそうで(ホント? 私、前回いなかったんだけれど…)、だから、先生は他の団員の皆さんには「無理しなくていいよぉ~」と言っております。

 「全体でやる時に、体力の無い人に合わせてやっちゃうと、体力のある人の練習にならないので、筋トレなどは、体力がある人に合わせてやってます。体力の無い人は、無理しなければ、それでいいんだし…、体力のある人はキッチリやってくれれば、それでいいし」と言うのが、先生の理屈のようで、なぜか私が一番体力がある…という事に認定されているみたいですが、筋トレの後に、呼吸を乱して、ヘトヘトになっているのは…気のせいか、私一人だけ? 皆さん、案外涼しい顔をしていたりします。

 ヒンズースクワットは下肢の筋肉を、腹筋・背筋はそれぞれの筋肉を鍛えるためにやっていますが、すべては“歌”のためにやってます。特に、背筋は歌うためには絶対に鍛えないといけない箇所なので、歌劇団の練習の時だけでなく、普段から意識して鍛えるようにしましょう、と先生がおっしゃってました。

 発声練習です。最初は歩きながらの発声。この時の注意は、歩くからと言って、声をセーブするのではなく、立ち止まって発声している時と全く同じようにカラダを使って、同じような声で、歩きながら歌うことが大切なんです。声は普通に出せて、その上で歩くという動作が出来ることが大切なんです。オペラやミュージカルは動きながら歌う事が多いのですが、動くからと言って、声を犠牲にしてはいけないわけで、いつもどおりの発声をしながら、いつもどおりに歌えるようにするのが主眼の練習なんです。

 そうそう、歩きながらの発声の時の、ワンポイントアドヴァイス。手はブラブラにして、自然に振れる様になっているのがベスト。腕が動かないのは、肩が固まっている証拠なので、腕や肩は脱力しましょう。

 立ち止まっての発声練習もしました。この時は、声をしっかり遠くに飛ばす事を意識して歌うこと。壁に跳ね返ってくる音を聞くようにし、自分の周りで聞こえる自分の声は決して聞かない事。これを聞いちゃうと、いわゆる“側鳴り”の声になってしまうので、十分気をつける事(念を押すけど、側鳴りはダメですよ)。

 コンコーネは…まず5番から。この曲は特に音程に気をつけて歌ってください。その音程と言うのも、自分一人で「これでOK」と感じる音程ではなく、他のパートを聞いて、そのパートとうまくハモれる音程で歌うこと。特に内声の人は上下のパートを聞いて、本来の音程よりも高めや低めに調整しながら歌うことが肝心。臨時記号がついているような音なら特に、その臨時記号の効果を顕著にして歌うとキレイなハーモニーになるので、十分、気をつけること。

 4番もやりました。ここでの注意としては…フレーズの最後を、クチを閉じて音を切るのは無しにする事。フレーズが終わっても、最後は息だけで歌うことで、音がブチ切れるカンジを無くす事です。これは、先日フルートで習った「アーティキュレーション・ブレス」の要領と同じかもしれないと思いました。

 コンコーネは合唱版の楽譜を使って練習しています。合唱版の楽譜を使っているけれど、これを合唱ではなく、重唱曲と考えて歌うようにしましょう。…というわけで、例によって、さっそく1人1パートで重唱曲として歌いました(ソプラノは人数が多いので、二人一組のところもありました)。

 次回からは、コンコーネの5番までの曲をまた歌うわけだけれど、現在のように、パートごとに並んで歌うのではなく、次回からはパートをごちゃ混ぜにして歌うので、そのつもりでお願いします。つまり、同じパート同士が固まって歌って、お互いに助け合いながら歌うのではなく、他のパートと隣り合って、お互いのパートの音を聞きながら歌うようにするわけです。

 合唱曲「春に」です。今回は、間違っても何をしてもいいので、ひとまず最初から最後まで通して歌って、曲の雰囲気をつかみましょうという事でした。実際には、あっちこっちで小さな事故はありましたが、音楽が止まらずに最後までいけました。よしよし。この曲も合唱曲だけれど、あくまで重唱曲として練習をしますので、次回は25小節まで(転調する前の部分です)の自分のパートをしっかりと練習してきて、団員の皆さんには、重唱曲として歌ってもらう予定です。

 ここで休憩です。休憩では、ガラコンサートの詳細に関する告知と、新年会の打ち合わせをしました。ガラコンサートは、一組15分の枠以外に、一人一曲の枠も新設(もちろん、参加費は若干お安くなってます)し、一曲しか歌えませんって人でも参加できるようにしましたので、キング門下の方は、なるべくガラコンサートに参加しましょう(笑)。

 新年会は…通常の練習日だと、先生のコンサートの直前になってしまって、ゆっくりと宴会が楽しめないので、1月は練習日を変えて、みんなでゆっくりと新年会ができるように決めました。幹事は新人のSさんをメインに宴会部長のMサンがサポートするカタチになりました。ちなみに…先生の希望で、新年会の一次会は鍋料理の店になりました(笑)。…きっと二次会はまた地ビールの店でしょう(笑)。

 休憩後は「赤ずきんちゃん」の練習です。今回は第二幕を(時々止めましたが)通してやってみました。もちろん、まだ本を持ったままですが、動きながら演技をしながらです。例によって、狼はまだ役作りが固まりません…。こういうベタな悪役はなかなか難しいです。そこへ行くと、赤ずきんちゃんを始め、皆さんはそれぞれの役をそれなりにつかめているので、ちょっと焦ります。

 そうそう、新人のSさんは、色々と達者な人なので“すべての役の影役”をやる事になってます。今回はおばあちゃん役の団員が体調不良でお休みだったので、さっそく、おばあちゃん役をやってもらいました。

 一幕と二幕にそれぞれ一曲ずつある“木々の合唱”は、新人のSさんを中心に、その幕であまり活躍する場面のない人が歌うことになりました(私は主役なので、合唱は免除)。

 今回も色々な動きや演技をやりましたが、それは誰も記録を取っていないし、一カ月たつと忘れてしまうので、次回からは、それらの動きをメモする人を決めました(新人のSさんです。それにしても彼女は大活躍だなあ)。で、動きのメモを見ながら、少しずつ演技を固めていくという方向でいきます。

 そうそう、実はこのミュージカルには、器楽曲があります。それぞれの幕の冒頭の曲とか、狼と赤ずきんちゃんのダンスシーンの演奏なのですが、これらの演奏曲は、ウチの団のメンバーでは演奏は無理(だってみんな歌手だから:笑)なので、どなたかボランティア演奏できる方を募集しています。三重奏曲とかもあるので、アンサンブル団体だとうれしいです。演奏してやってもいいぞという方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡ください。相談の上、お願いしちゃかもしれません。一緒にステージをつくりましょう。団にはアレンジのできる人間もいますので、オリジナルの調にはこだわらず、演奏してくれる団体の楽器編成に合わせて、若干の編曲をすることも考えています。

 そうそう「赤ずきんちゃん」の上演日ですが、現在のところ、2012年11月下旬の日曜日を考えています。まだ、一年以上先ですが、なにしろ、練習は月1回なので、頑張りますよ。

 我々は出演者ですが、同時にスタッフでもあるわけで、今回は、衣裳係・小道具係・記録係・大道具係を決めました。総務は私と妻だし、会計は通常の団の会計さんに任せます。

 で、次回の「赤ずきんちゃん」の練習では、今度は第一幕をやりますので、第一幕をだいたい暗譜して、楽譜にかじりつきでなくても、歌えるようにしておいてください。

 ミュージカルが少しずつカタチになってきたので、楽しいです。

コメント

  1. モナビーナス より:

    はじめてコメントいたします、新人アンダーです。
    参加2回目の練習では、皆さんのペースに圧倒されて、アワアワ;しておりましたが、
    楽しんで頑張りたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    それにしても、役作りは難しいーと思いました。
    アンダー初任務、おばあちゃん役では、「リアルな年寄り」を念頭においてしまい
    ましたが、おとぎばなしだし、きっと「かわいいおばあちゃん」のほうがしっくりくるの
    かなあ、と後で思いました。。と、とにかく皆さん休まれないことを祈ります(笑)。

    また、思いがけず宴会の幹事ですが、実は・・我が家の家訓で禁則事項
    (幹事すべからず)となっていたような、、。おそらく先祖が宴会で失態をして以降
    我が家の家訓の520条あたりに確か、、、。(はいウソです。)  
    ・・・ここは一つ、宴会部長のお姉さまを頼りに!努めさせていただきますので、
    よろしく願いいたします。 

    発声法について、先生の説明で今ひとつ飲み込めきれなかったものが、
    ブログの記事を読むと、ああそういうことかと、腹に落ちる感じがして大変参考に
    なります。 また寄らせていただきます。

    では、お邪魔いたしました^^。 

  2. すとん より:

    モナビーナスさん、いらっしゃいませ。

     役作りは難しいですねえ~。私はまだまだ狼が掴めません。どうしましょう。

     幹事の件は大丈夫ですよ、宴会部長さんは頼りがいがあります。すべからく、お姉様のおっしゃるとおりに動いていれば、無問題のはずです。ガンバガンバ。

    >発声法について、先生の説明で今ひとつ飲み込めきれなかったものが、
    ブログの記事を読むと、ああそういうことかと、腹に落ちる感じがして大変参考に
    なります。 

     ええと、ブログ記事の説明は、あくまでも私の中での解釈&理解なので、だいたい合っているはずですが、たまに私が勘違いしていたり、違う箇所もあるみたいですよ。なので、あくまで「すとんさんはそう解釈している」程度の理解がよろしいかと存じます。

     それよりも、分からなくなったら、直接キング先生に尋ねちゃってください(笑)。

    >また寄らせていただきます。

     お待ちしております(喜)。

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