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ヘ音記号なんて、大嫌いだ! 合唱なんて○○くらえー!

 この記事は単なる私の八つ当たりなんです。ええ、自覚してますよ。ムチャクチャな言いがかりだと思ってます。でもでも…

 私はへ音記号で書かれた楽譜が大嫌いです! ト音記号で書かれた楽譜だって、やっとの思い(涙)で読んでいるのに、へ音記号なんて、何をどうすればいいんですか!

 大概、私の怒りの対象になるのは、合唱譜。それも邦人作曲家による合唱曲で、混声四部合唱あるいは混声三部合唱曲。その手の曲って、ソプラノとアルトはト音記号で表記されますが、テノールとバス(あるいは男声)はヘ音記号で表記される事が多いです。確かにこういう表記にすると、四部のコーラスを大譜表一つで表現できるわけで、ピアニスト目線で言えば、サイコーでしょうね。

 でも中央ドって、テノール的にはほぼ音域のど真ん中であって、実音で言っても、ト音記号の世界の音域が結構ありますし、へ音記号の世界と言っても、そんなに下の方までは使いません。洋モノの譜面(合唱曲、声楽曲、オペラ、宗教曲問わず)がそうなように、テノールはト音記号表記にして、ト音記号の下に小さく「8」と書いて「実音はこの表記よりも1オクターブ下ですよぉ」ってやってくれた方が良いのに、なかなかそうはしてくれず、ヘ音記号でテノールを表記してくれたりします。

 だから邦人作曲家の合唱曲なんて、歌いたくもないんだよ。

 ピアニスト目線で、歌手の、とりわけテノール歌手の繊細な気持ちなんて、これっぽっちも理解しようとしない作曲家の作品なんて、歌いたくもないんだよ。

 ヘンっっっだっ!
 
 
 
 
 
 だいたい、私のような未熟な人間は、へ音記号なんて読めないよ。学校で習ったのはト音記号だけだし、フルートもヴァイオリンもト音記号だし、声楽曲はたいていト音記号だし、合唱と言っても本格的な洋モノしかやった事ないから、常にト音記号の世界にいたんだよ。それが、なんの因果か、某所で邦人作曲家の曲をやるようになってから、ヘ音記号による楽譜を強要されるようになってきたと思います。

 こちとら、テノールであって、バリトンじゃあねえーんだぞー。へ音記号の押しつけ、反対ーーー!

 へ音記号だと(ト音記号ですら怪しいのに、ますます)楽譜表記とピアノの鍵盤がつながらないから、ピアノで音が取れない。MIDIか何かに演奏させて、楽譜を見ながら耳コピでいこうと思っても、楽譜上の音の高さと実際の音の高さのイメージがなんか合わなくて気持ち悪い。ほんと、一向に練習が進まない。ああ、ヘ音記号なんてキライだ~。

 テノール用の楽譜にヘ音記号を使った作曲家なんて、みんな○○しちゃえばいいのに。

 ぶーーーーっだ!

コメント

  1. Cecilia より:

    確かにそうですね~。歌曲なんかソプラノと同じ楽譜を使っているのですものね~。
    歌の場合に困ることはないのですが、ピアノで同じようなことを感じる時があります。
    普段たいていの曲を右手はト音記号、左手はヘ音記号で弾いています。でもたまに両手ともト音記号だったり、両手ともヘ音記号と言う場合があります。
    私の場合、ト音記号だろうとヘ音記号だろうと簡単に読めているはずなのに、左手のト音記号、右手のヘ音記号が弾き難いです。もちろん片手だけで弾く時は集中できますので苦手な組み合わせでも問題はありません。
    連弾ではもろにそういう問題が起こりうるのですよね。特に高音鍵盤で旋律を担当するファーストパートになると困ることが多いです。ファーストパートは簡単な連弾曲では右手も左手もユニゾンで一緒に弾くことが多いのですが、簡単そうな連弾曲を初見に近い状態で弾いて「え~っ?」と思ったことが何回もあります。

  2. すとん より:

    Ceciliaさん

     ピアノを弾かれる方は、へ音記号にも親しみありますよね。そう言えば、私がピアノに挫折した理由も、へ音記号だったなあ…。どうしても、あのグニャってした記号を受け入れられなくて…。

     だから、アレを受け入れているピアニストさんってすごい思います。もちろん、私のような文句も垂れずに、ト音記号もヘ音記号もなんでもござれの、バリトン&バスの人は尊敬しますし、ト音記号にヘ音記号、さらにはハ音記号まで使いこなす、チェリストさんには脱帽ものです。

     “慣れ”の問題と言っちゃあ、それまでですが、でもでも、どーしても慣れないのが“ヘ音記号”なんですよ!

  3. YOSHIE より:

    エントリーに関しては

    「まあ…そう言わないでww」とだけにしておきます(~_~;)…嫌いなもんはキライですもんね…(;_;)

    私はテノール記号が嬉しくないし…。

    ところで今日は中華民国(台湾)建国100年記念日だそうで、おめでとうございます!なんですよ。
    午前中には盛大な軍事パレードが催されたんですね!
    台湾からの震災義援金は200億に達して麻生元総理もお礼に伺ってますね。
    感謝ですよね!!

    ※前エントリーコメントまとめ、ありがとうございます。歌詞も間違ってました(-_-;)。。。。

  4. すとん より:

    YOSHIEさん

    >今日は中華民国(台湾)建国100年記念日だそうで、

     あら、それは知りませんでした。情報感謝&台湾おめでとう!

     本当の友人ってのは、困った時に黙って手を差し伸べてくれる人を言うんだよね。それも交換条件なしで。日本は、もちろん隣国と仲良くやっていかないといけないのだけれど、いつまでも西の方ばかり見ないで、南の方をきちんと向かないといけないと思うんだよね。台湾、インド、タイ、インドネシア…これらの国々とのパートナーシップを強化していく事が、日本およびそれらの国々の幸せにつながっていくと思います。

     もう、中韓なんて、ほどほどにつきあってりゃいいじゃん。どうせ、仮想敵国扱いなんだし。

  5. だから私、フルート好きなんです。
    絶対にへ音記号の必要な音が出てこないから。
    ピアノはたいがい伴奏はへ音記号ですからね。
    そのことから考えてもピアノよりフルートのほうが演奏しやすいですね。

  6. 椎茸 より:

    初めまして。いつも楽しく拝見しております。

    確かに、慣れるしかないものだと思います・・・
    合唱もされているとのですが、ヘ音記号で音がすぐわかるようになると、
    「おーベースはそういう流れかー。そしてこういう和音になるのかー」
    と、少しだけわかった気になれます^^;
    たまに、混声三部でなくても男性が二段になっていない楽譜などあり、
    それはそれで見づらいですね。やはり1パート1段になっているほうが分かりやすいです。

  7. グレッチェン より:

    私もへ音記号ってピアノの左手のイメージが強いです。ト音記号は右手で五線譜の一つはみ出した下がドで へ音記号では五線譜の一つはみ出した上が同じドの音で つまり私にとってはそこで右手のト音譜と左手の左手のへ音譜が繋がって 10線譜[E:coldsweats01]… 大体、学校の音楽も覚える事が多い割りに時間数も少ないから クラシックの高級指向(ポピュラー音楽ざますか?フフンて雰囲気)と相まってますます引いてしまう、私はへ音譜はどうにかなりますが 臨時記号がヤです。ラの♭とソの♯が同じ音だなんて!八百屋のお姉さんと 白金のお嬢様が 実は同一人物だと聞かされたようなものですから。音階の調整の都合なのでしょうし 実はその辺の音のニュアンスを要求されない訳ではありませんが 違和感ありますもの。それから私はすとん様とは別の理由で邦人の合唱曲嫌いです。ソプラノにメロディが偏ったお陰でパート間格差が出来たのだし 次にきたのはとんでもない和音とウルトラCのリズムと変拍子、こなしてドヤ顔の団員(この頃音大出てる人多い) 声だってどこかの国のマスゲーム並みに揃えないと なんて音の楽しみなんかどこにあるのよーッ …し、失礼(/。\)

  8. すとん より:

    ジュピター5さん

     はい、だから私もフルート大好きですよ。ついでにヴァイオリンもヘ音記号が出て来ないから好きです。

     ヘ音記号の音域の音って、ピアノの影響もあるのでしょうが、確かに“伴奏の音域”って思われがちですが、私はこの音域の音は決してキライではないです。いや、むしろ、好物かな? 私がキライなのは、ヘ音記号による表記なんですね。

     だから、私はバスフルートに興味があるのですが、この楽器で使用する譜面がヘ音記号だったらどーしよーと思うと、なかなか触手が動きません(マジで)。

  9. すとん より:

    椎茸さん、いらっしゃいませ。

    >やはり1パート1段になっているほうが分かりやすいです。

     そうですよね!(思わずコブシに力がはいる!)。

     おっしゃる通り、確かに「へ音記号が分かると、ベースの動きが分かっていいよ~」と言われますが、私、合唱をやっている時も、別に他のパートに興味ないですから~…って、はっきり言っちゃうところが、合唱向きじゃないんだろーなー(本音では興味がなくても、興味あるフリをするべきなんでしょうね:汗)。

     いつでもどこでも「天上天下唯我独尊」な私です(だから、ダメなんだよなあ~)。

  10. すとん より:

    グレッチェンさん

    >それから私はすとん様とは別の理由で邦人の合唱曲嫌いです。

     そこから以下の文章、私も激しく同意します。

     でもね、それと同時にこうも思ってます。…邦人作曲家の合唱曲って、別にお客に聴かせるための音楽ではなく、歌っている人が気分よくなるための曲なんだろうなあってね。つまりあれは「聴く音楽」ではなく「やる音楽」なんです。

     実際、邦人作曲家の曲を中心に組まれたコンサートって、ほんと、退屈で退屈で…。あれは、自分自身も邦人作曲家の曲を歌っている合唱人しか楽しめないコンサートです。そして、その聞いている人だって、別に楽しんでいるわけじゃなく「お、うまく歌っているじゃん」とか「あ~、ミスったよぉ~」って感じで、審査員になったつもりで聞いているだけでしょ。

    >とんでもない和音とウルトラCのリズムと変拍子、こなしてドヤ顔の団員

     おそらく、それが正しい邦人作曲家の合唱曲の楽しみ方なんだと思いますよ。歌っている人に“ドヤ顔”をさせるのが目的で作曲されたのだと思います。

     ま、そういう音楽の楽しみ方もあるんですよ。私はその領域に行けるほどのテクニックがないので、私がそう言っても、所詮は「負け犬の遠吠え」にしか過ぎないのですが…。

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