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オケ合わせ直前練習 & エスコルタのライブ

 メサイアの練習に行ってきました。その後、ひきつづきエスコルタのライブに行きました。

 実は「仕事が忙しい&夏負け&睡眠不足」のトリプルパンチで、この日は珍しく体調不良って奴で、メサイアの練習に行くの止めようかな。このまま練習サボって、夜のエスコルタのライブに備えようかな…っていう悪魔の囁きすら聞こえる始末。

 でも、練習に行ってきたよ。なにしろ、本番まで、今回を含めて後二回しか練習できないんだから、こりゃあ行くしかないでしょう。

 「ああシンドイ。ああ眠い」とぼやきながら練習場にたどり着くと、またまた遅刻。仕方がないです。本当に朝起きれなくて、布団の中でグズグズしていたんだもん。

 練習はすでに体操に突入していました。そこで私も体操を始めたところ、全然カラダが動かない。いやー、硬い硬い。体調が悪いと、筋肉がこわばって、全然カラダが曲がらないね。カチンコチンだよ。

 軽く発声をしてみたけれど、いや~、声が出ない出ない。楽に出る音なんて一つもないよ。全部、気合をいれて「エイヤー!」って感じじゃないと声が出ない。しかし、そんなに気合を入れたら、それなりのボリュームの声になってしまって、小さな聞こえない声で歌うという、今回の合唱での目的を達成するのは無理。ちょいと困りました。

 最初に全体合唱で39番の「Hallelujah」を歌った時も、小さく歌うのが、とても難しかったです。そこで思ったのは、いつもキング先生がおっしゃっている事。「体調が悪い時は、体調が悪いなりに歌う練習だと思う事」「声の調子が悪い時は、発声の事だけ考えて歌ってみよう」 よし、ならば今回の練習の目標は“体調が悪くても、マシな声で歌う練習”という事にしましょう。

 そう目標を決めたところで、パート練習になりました。

 パート練習と言っても、男女に分かれて、本番で歌う曲(今回は抜粋なんです)を次々と歌って、音を確認する程度の練習でした。だから、私は、声の調整に結構集中できました。

 とにかく、体調が悪い時は、ついついノドで歌ってしまいがちなので、極力ノドの使用は回避し、できるだけ背中や腰で歌うように心掛ける事。いつもの音域で歌うのは無理なのだから、ファルセットの使用をためらわない事。また出ない音は勇気をもって出さずに落ちてしまう事。合唱なのだから、私一人が歌わなくても曲は進行していくので、その点はお気楽に考えていく事。こんなところに気をつけました。

 逆に積極的に意識していったのは、リズムとブレス。体調が悪いと、カラダのキレが悪くなり、リズムも甘くなってしまうので、リズムはいつも以上のキレの良さで歌うように心掛けました。また、ブレスが乱れると、音楽のカタチが崩れるので、きちんといつもの場所でブレスができるように気をつけました。

 パート練習が終わったところで、また全体合唱になりました。全体合唱は、ピアノでの最後の練習という事なので、最初から最後まで通して歌う事になりました。こちらもパート練習同様に、音を確認していく程度で、深い突っ込みは無しでした。

 私的には、まあまあという感じで歌えたと思ってます。ただ47b「Amen」は、またまた、たっぷりと落ちてしまったので、この曲に関しては、もっと練習しないといけないなあと感じました。ちなみに、次回の練習はオケ合わせです。

 練習が終わってから妻に尋ねたところ「今日はあなたの声が目立っていた。おまけにところどころフラットしていたし…」との事でした。やっぱり体調が悪い時は、結果も悪いですね。これでも結構、音量にしても音程にしても気にしていたのだけれどね。
 
 
 練習が終わって、自宅に戻っている時間もなかったので、満喫で休憩をとって(ゴロ寝ができるスペースを借りました)から、エスコルタのライブに行ってきました。

 エスコルタと言うのは、知らない人のために解説をしますと、クラシック・クロスオーバー系の邦人男声グループです。おそらく時期的に考えても、デビュー当時は、IL DIVOを意識して“日本版 IL DIVO”を作ろうとして立ち上げた企画グループだったんだろうと思います。しかし、特に大きなヒット曲に恵まれる事もなく、テレビ出演もほとんどないし、かと言って人気がないわけでなくて、CDだってリリースしているし、新曲も配信限定だったりするけれど、それでもそれなりの数リリースしている…というグループです。地味だけれど、確実に活躍中って感じのグループです。出発点はIL DIVOだったかもしれないけれど、今はそこからだいぶ離れたような気がします(だいたいメンバーが4人 -> 3人になった時点で、IL DIVOじゃないよね)。

 とにかく、それなりの数の固定ファンがいて、彼女たちが熱心に彼らの活動を支えて、応援しているんです。実はウチの妻も、そのファンの一人なんで、今回のライブにおつきあいで行ったわけですが、ライブ会場に入ると、ウチの妻なんて、むしろ若くて地味なくらいで、経済的に豊かな感じの女性方がたくさんいて、そういう方々に支えられているグループなんです。ファンってありがたいですね。売れっ子で、身も魂もすり減らしながら寸暇を惜しまずに仕事している人よりも、かえってこういうペースで活躍できる方が、芸能人として幸せなんじゃないかなって思いました。

 ライブの感想ですが…上手いね。歌は芸能人にしては、抜群に上手いです。メンバー三人のうち、二人は音大声楽科卒業だけあって、歌の実力的にはピカイチです。ま、これだけ歌が上手なら、売れなくても仕方ないですね。日本人って、素人くさいものを好みますから、こういう人が表舞台で活躍するのは厳しいです。しかし、これだけの実力があるからこそ、一方で熱心な固定ファンがいるんだろうと思います。

 ステージは、メンバーの三人(テノール・バリトン・ポップスヴォーカル)がフロントで、バッキングはピアノとヴァイオリンの二名だけでした。もちろん、生演奏で、テープなどは使っていませんでした。これだけの人数で、きちんとステージができるんだから、見事なものです。座席がステージのかなり前の方だったので、私はテノールの彼と、ヴァイオリニストを中心にステージを見ていました。

 演奏曲に私の知っている曲はほとんどなかったし、私はファンではないので、正直、周囲の熱気に気合負けする部分はありましたが、それでも結構楽しめましたよ。また、妻に誘われたら、行ってみようと思ってます。

コメント

  1. プリロゼ より:

    おもいだしたーっ!!
    たしか、ミュージカルとか出てる、若いおにーちゃんグループだよねぇ?
    なんとかマリオって名前の人いなかったっけ?

    ちゃんと調べてコメントしろよっ!って突っ込まないでね~[E:heart04]

    あとで、しっかり調べてみますわっ!!

    イル・ディーヴォ、ハマりまくって・・・ipod入れたらまた電車乗れなくなりそう(笑)

  2. すとん より:

    プリロゼさん

     そうそう、テノールの田代万里生(たしろ・まりお)君は、たくさんミュージカルに出演していますね。

     エスコルタは本文中にも書きましたが、日本版イル・ディーヴォを目指したのでしょうが、そこはお米の国の日本のイル・ディーヴォなので、本家の持つセクシー&ギラギラ感はなく、さわやか系のヴォーカルグループになっちゃいました。でも、それはそれでいいんじゃないかって思います。

  3. グレッチェン より:

    すとん様、夏ばてでしょうか?確かに体調が悪いと弱音は難しいです。どうぞお大事に。メサイア、 オケ伴楽しみですね。

  4. すとん より:

    グレッチェンさん

     夏バテ…秋風が吹き始めるこの頃から、あるんですよね。自分なりに原因は分かっているつもりなので、明日から体調調整に入ろうと思ってます。

     健康で元気とは言え、年齢はすでにジイサンなので、元気は元気でも、元気の瞬発力は若いモノに負け負けです。まあ、ゆっくりじっくり、エネルギーを充填していくつもりです。

     ご心配おかけして申し訳ない。

  5. しっぽパン より:

    はじめまして。
    私のブログにコメントをいただきまして、ありがとうございます。

    「メサイア」難しいけど、本当に美しい曲ですね。
    私の所属している合唱団「ベガメサイアを唱う会」では、
    毎年12月の第2日曜日にコンサートを開いています。

    「唱う会」は8~12月だけ活動する、「メサイア」のためだけの合唱団です。

    今年で32回目を迎える「ベガメサイア」。
    ベガホールで歌う「メサイア」だから「ベガメサイア」といいます。

    難しいけど、これも練習次第。
    12月の本番に向けて、がんばります。

  6. すとん より:

    しっぽパンさん、いらしゃいませ。

     私が参加させてもらっている団体も、普段は別の曲を練習し、毎年、夏~冬にかけて、メサイアに集中して活動している、メサイアが活動メインな合唱団です。メサイアって、季節モノですからね、そういう形で活動している団体って、実は多いのではないかって思ってます。

    >難しいけど、これも練習次第。

     そうですね、練習次第です。まだ“Worthy”が迷子にならずには歌えない私です。ううむ、このまま本番の舞台に上がるのは、こわいよ~。

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