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まだ先生のやり方に慣れていません

 フルートのレッスンに行ってきました。

 前回の次のレッスンを、仕事が忙しくて自主的にお休みした上に、その次の週はゴールデンウィークだったので、レッスン自体がお休みとなり、なんと三週間ぶりのレッスンとなりました。その割には、ちっとも上達してない私でした(笑)。…だって、ロクに練習してないんだも~ん。

 とにかく、ほとんどフルートに触っていない状態のままレッスンに行っては、さすがに先生に失礼だ!というわけで、レッスンの時間が固定でない事をいいことに、レッスンに出かける前の30分で、自宅で応急処置的な練習をしました。…まあ、全くやらないままレッスンに行くよりは良いでしょう(笑)。

 レッスンに行ったところ、どうやら、私の前に別の生徒さんがいらっしゃったようだけれど、楽器と楽譜を出しっぱなしで姿が見えず…たぶん、まだレッスン中なんだろうけれど、当事者がいない上に(なんてフリーダムなんだろ!)、先生も手持ち無沙汰なようだったので、さっそく私のレッスンを始める事にしました。

 まずは、アルテから。先生が「どこから?」と尋ねるので「15課1章の、ラーシーラーシーの課題からです」と答えると「じゃあ、ここから」と言われて一番最初のCdurのロングトーンの練習から…。あは、やっぱり、ロングトーン課題は、合格とは違ったんだ。

 とりあえず吹いてみて「ブラボー!」って言われて(何事もまずは誉める先生です)、その次の「ラーシーラーシー」の課題に取り掛かりました。四分音符までは良いのですが、八分音符になると右小指がバタバタしてしまい、たまに鳴らない音があったりして、自分的には不満足ですが、先生、アルテに大きな丸を書いてくれました(ちなみに“Cdurのロングトーンの練習”には丸は付いてません)。どうやら、この課題は合格のようです。

 「音階準備練習」も大きな丸をいただきました。最初の全部タンギングで吹いちゃうパターンしか披露していないのですが、どうやら、これも合格のようです。なので「次は、ここまで(「Cdurのクロマティック」の下に線を書いてくれました)やってきてね」と言われました。つまり、ロングトーンはもう一回だけど、その他は合格って事? 「音階準備練習」はスラーがついているパターンはやらなくていいの?

 どうも、今一つ、コミニュケーションが足りないと言うか、H先生のやり方に慣れなくて右往左往している私です。

 ちなみに宿題になった「Cdurのスケールとアルペッジオ」は十六分音符主体でなので、たとえメトロノームが先生ご指定のゆっくり速度の四分音符72の速度でやったとしても、かなり速くなるので、一応確認の意味で「メトロノームは72の速さでいいですか?」と尋ねたところ、この課題については、メトロノームは外して、自分の好きな速度で練習してきてくださいと言われました。と言うよりも、メトロノームを使うのは「音階準備練習」だけで、他の課題はメトロノームは一切使わないで練習してきてくださいと言われました。どうやら、H先生は、速さやテンポには、機械的な正確さを求めない先生のようなので、お言葉に甘えて、ゆっくりと練習してきましょう。ちなみにこの課題は、笛先生とはメトロノーム100の速さで練習してきたので、フリーテンポなら楽勝です。もっとも、100の速さで吹くと、実に目が回って、指がもつれていました(それでも練習を重ねるとできるようになるから、不思議です)。

 ミニヨン・エチュードはまだ1番です。とりあえずは(ゆっくりなので)止まらずに吹けるのですが、曲のニュアンス的に先生のご希望どおりには吹けないので、なかなか丸がいただけません。とにかく、私の息の使い方が乱暴(汗)なので、もっと繊細な息遣いにしないといけません。タンギングがまだまだ強いので、もっと優しいタンギングをしないといけません。さらに(これは笛先生にも散々言われましたが)タンギングとスラーがいい加減なので、そこをきちんとする事。フルートの音を前に出して吹いたり、後ろに引っ込めて吹いたり、自分で考えて工夫する事。速度を自然な感じで揺らしていくことなど、実にまあ“クラシック的な”注意を散々受けました。自分ではさほど意識していなかったのですが、私のフルートって、本当に“非クラシック的”なんですねえ…。

 そうそう、H先生からこういう注意を受けました。「間違えたら、前に戻らずに、間違えた場所、その場所からやり直す事」 どういう事か言うと、先生に演奏を止められて注意を受けたり、ミスブロウしたり、ヘマって演奏が止まってしまった場合、私は当該箇所を含んだフレーズの最初から演奏をするのです(フレーズの途中からは、吹き始めないって事です)が、これはダメって注意されました。フレーズの途中だろうがなんだろうが、絶対に前に戻ってはいけないのだそうです。なぜなら、少しでも前に戻ると、間違えた箇所について、その前からのフレーズの流れで指で覚えてしまうからダメなんだそうです。フルートを吹く際、曲を指で覚えるというのはダメなやり方なので、決して指で覚えることのないように、常に頭を使って吹けるように、吹き直すなら、その間違えた場所から吹き直すべきなんだそうです。

 ラジャーです、次回からはそうしたいと思います。

 で、そうこうしているうちに、いつのまにか、楽器を置きっぱなしにしていた生徒さんが戻ってきていたので、三人でロングトーンの練習をして終わりになりました。

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