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「フルート吹きさんに100の質問」に答えてみたよ その4

 さてさて、今日も「フルート吹きさんに100の質問」の回答です。飽きちゃった人もいるかもしれないけれど、もう始めてしまったのですから、諦めてください(笑)。このまま、最後まで突っ走りますよ~。ちなみに、質問はこちらのページにまとめて掲載してありますので、ご利用なさりたい方は、ご自由にどうぞ。

 では今日も、やんわりと行くよ(笑)。
 
 
061)自分の楽器に愛称とか付けていますか? 付けていたら教えてください。

 「アゲハ」と呼んでいます。最初に、この子を吹いた時に、目の前にキレイなアゲハチョウが飛んでいるイメージが見えたので、そう命名しました。
 
 
062)あなたはリング派ですか? カバード派ですか? その理由も教えてください。

 リング派です。カバードの楽器を持つと、なんとなく物足りなさを感じます。やっぱり、キイの真ん中には大きな穴が空いてないとね(笑)。

 私がリング派である理由ですか? それはリングキーの楽器を持っているからですが、なぜリングキーの楽器を持っているのかと言うと、最初の先生に「フルートを買うなら、最初からリングキーの楽器にしなさい」と言われたので、素直にそれに従ったまです。

 最初からリングにしておいて、よかったと思ってます。と言うのも、最初からリングだったので「フルートってそんなモンだ」と思っていましたので、リングに苦労しなかったからです。もしも、最初にカバードで慣れてしまったら、リングに転向するのは、大変だったろうなあって思います。これでも、結構、頑固で不器用ですから。
 
 
063)あなたのフルートは、C足部管付きですか? H足部管付きですか? その理由も教えてください

 C足部管付きです。理由は…やっぱり、最初の先生に「フルートはC足部管付きにしなさい。H音なんて滅多に使うものじゃないし、無くても困ることはないから。それよりも、H管買う予算があったら、その分、グレードの高い楽器を買いなさい」って言われたからです。

 確かに、C足部管付きで困った事はありませんが、やっぱりH足部管付きに憧れはあります。もしもにフルートを買い換える事があったら、次は必ずH足部管付きにすると思います。
 
 
064)あなたのフルートのトーンホールは、引き上げ式ですか? ハンダ付けですか? その理由も教えてください。

 引き上げ式です。だって、同じグレードの楽器なら、引き上げ式の方が安いんだもん。あと、吹き比べをして、引き上げ式とハンダ付けの違いって、そんなに大きく感じなかったし、ハンダ付けの方が良いとも思わなかったので、安い引き上げ式にしました。

 次にフルートを買い換えたとしても、やっぱり引き上げ式にすると思いますよ。と言うのも、別にゴールドフルートを買うつもりはありませんが、ゴールドフルート(って事は、つまり“高級フルート”って事ですが)は、引き上げ式が主流でしょ。高級フルートが引き上げ式なら、私が使う楽器だって、ハンダ付けよりも引き上げ式でいいんじゃないのって思うからです。
 
 
065)次に楽器をグレードアップするなら、どんな仕様の楽器にしますか?

 次も総銀にします。ただし、要所要所に14Kを使いたいですね。リップとか反射板とかは14Kにしたいです。必ず、H足部管付きにするし、Eメカもこの際だから付けちゃうと思います。あとは…管体に彫刻を入れてみたいです。ああ、いくらぐらいかかるのかな?
 
 
066)あなたのフルート遍歴について教えてください。

 最初に衝動買いをしたのは、中国製の一万円フルートでした。銅合金に工業用メッキを施した、イヤになるほどの粗悪品ですが、粗悪品は粗悪品なりに楽しめました。その後、先生に師事して三カ月ほどで、今の楽器(アルタス1307)に買い換えました。それ以降は、この子だけを吹いてます。
 
 
067)今、手元に何本のフルートを所有していますか?

 だから、二本ね。
 
 
068)日々のフルートのお手入れは、どうしていますか?

 吹き終わったら、管内をフルート・スワブで拭いて、管外はメガネ吹きで拭いて、ケースにしまってます。その程度しかしてません。あとは、半年ごとに調整に持って行ってますので、そこでメンテしてもらってます。
 
 
069)お薦めのフルートお手入れ用品や練習グッズってありますか? あったら教えてください。

 カワベフルート工房の「フルート・スワブ」。カワベさんでは「クリーニング形状クロス」って呼んでます。こちらのページの「クリーニングツール」から「カワベオリジナル クリーニング形状クロス」に行くと、詳細をご覧いただけますよ。これがあると、管内の掃除が本当に楽ですよ。
 
 
070)フルートの調整は、どれくらいの間隔でお願いしてますか?

 私は半年に一度です。販売店の技術者ではなく、メーカーの職人さんにお願いしています。
 
 
071)頭部管だけ別メーカーのものにするなど“私だけ仕様”のフルートにしていますか? それってどんな感じですか?

 実はアゲハさんは、アルタスの田中会長の指示の元、アルタスの職人さんによる改造手術を受けておりまして、そのため、Eメカ非搭載楽器ながら、高音Eが極めて出しやすくなっております。その改造とは…サンキョウのニューEメカと同じ原理で、一部のトーンホールの大きさを微妙に小さくしてもらっています。そのおかげで、高音Eが出しやすくなった反面、音色が多少曇り、音程も微妙に低めになりましたが、そこは奏者である私が意識して、そうならないように気をつけて吹いております。
 
 
072)フルートのケースカバーは、どんなものを使ってますか?

 S.HAYASHIさんの、本革の漆黒のケースカバーです。地味ですが、いいモノです。せっかく良い楽器を使っているので、ケースカバーもおごってみました。
 
 
073)洋銀系フルート(総洋銀~管体銀)って、どう思いますか?

 洋銀系の音って、ジャズでは、よく聞きます。だから、私は洋銀系フルートの音って、ジャジーだなあって思います。逆に言うと、クラシック系の音楽には、音色が浅いかなって気もします。まあ、ポピュラーを演奏するなら、総銀よりも洋銀系の方がいいかもしれませんね。
 
 
074)総銀フルートって、どう思いますか?

 とりあえず、フルートのスタンダードモデルって総銀ですよね。そういう意味では、オールマイティーな楽器なんだと思います。とは言え、やはりイメージ的には、クラシック系の楽器かな? 軽快でノリの良い音楽よりも、しっとりとした音色を聞かせるような曲に向いていると思います。室内楽に最適な楽器でしょうね。
 
 
075)ゴールドフルートやプラチナフルートって、どう思いますか? やっぱり憧れますか?

 憧れますね。高価だし(笑)。ただ、ゴールドフルートは、音色的には、音の密度が濃すぎて好きじゃないかも。なので、金と銀のハイブリッドな楽器の方が、私の好みに近いかもネ。たとえば、管体だけゴールドでメカはシルバーとか、全体は銀だけど要所要所に金を使うとかね。金の持つ密度の濃い音と、銀の持つ明るい音色の両方を適度に持ったフルートが、理想なのかもしれません。

 プラチナフルートは、メッキフルートしか吹いた事がないので、よく分かりません。
 
 
076)木管フルートってどう思いますか。割れるのは怖くないですか?

 憧れます。叶うならば、次のフルートは木管が欲しいくらいですが、きっと私の事だから、すぐに割ってしまうと思います。そう思うと、怖くて手が出せない楽器です。私のようなズボラな人間には向かない楽器だと思います。
 
 
077)ニュー・ボイス・フルート(総プラスチック製)ってどう思いますか?

 欲しいです。軽くて、メンテナンスフリーだし、安価だし、目立てるし。音自体は、すごく木管ぽいので、サブフルートにいいですね。でも、吹き方がアルタスフルートとはだいぶ違いそうなので、実際にサブフルートとして使用するためには、色々と検討を重ねないといけないかなって思います。

 ま、どちらにせよ、いずれはサブフルートも購入しないといけないと思ってますので、その辺の調査はおさおさ抜かりなくやっていくつもりです。
 
 
078)メッキのフルートってどう思いますか? メッキは剥がれるのが心配じゃないですか?

 メッキとは必ずハゲるものです。世の中に、ハゲないメッキはないと信じてます。なので、メッキのフルートは、メッキが剥がれるのが、とっても心配です。特に金メッキは、とても薄くメッキするものですから、どうしても剥がれが心配ですよ。

 あと、メッキのフルートは、オーバーホールの時に磨きがかけられないのが、困りものかな~って思います。だって、せっかくオーバーホールに出しても、汚いまま返ってくるんですよ、残念でしょ。無垢のフルートなら、ピカピカになって帰って来るのに…。それにメッキと言っても、銀メッキならば、やがて錆びますから、磨けないわ錆びるわじゃ、悲しいでしょ?

 そういう意味で、プラチナメッキは、ちょっと別格かもしれませんね。プラチナは貴金属の中では固い部類なので、キズが付きにくく剥がれにくく、おまけに錆びません。なので、メッキフルートにするなら、金メッキとか銀メッキじゃなくて、プラチナメッキかなって思います。

 でも、やはり、たとえプラチナでも、乱雑に扱えば、メッキが剥がれるわけなので、やっぱりメッキフルートは、私には無理じゃないかなって気がします。
 
 
079)新品同様のピカピカなフルートが好きですか? それとも時代を感じさせる黒錆びフルートに憧れますか?

 程度にもよりますが、黒錆びフルートの方が好きかな? だって、カッコいいジャン。
 
 
080)フルートに彫刻を入れるって、アリですか? ナシですか?

 アリです。ただし、リッププレートの彫刻ってどうなんでしょうね。女性はともかく、男性は、ヒゲにひっかかりそうで痛そうじゃないですか?
 
 
 さて、いよいよ次回で、この連載も終わりです。飽きちゃっていた人は、もう少しの辛抱ですから、あとちょっとだけ堪えてくださいね。

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