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ラーメン屋のメニューを懐かしむ[2011年1月第4週・通算3週]

体重:99.3kg[-0.6kg:-1.1kg]
体脂肪率:30.1%[-0.2%:-0.1%]
BMI:31.3[-0.2:-0.4]
体脂肪質量:29.9kg[-0.4kg:-0.5kg]
腹囲:96.5cm[-1.7cm:-0.9cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 とりあえず、体重減ってます。今月中に元に戻したかったのですが、それはちょっと無理でした(涙)。とは言え、あと1.5Kgほど減らせば、元の体重なので、早くなんとかしたいですね。そして、当面の目標95Kg切りを達成したいです。

 さて、今週のエッセイですが、今回の話は、もしかすると、とっても地域性の強い話かもしれないけれど、そんな事はお構いなしで書いちゃいます。

 私が子どもの頃のラーメン屋(中華料理店じゃないよ)のメニューって、考えてみると、そんなにバリエーションがあったわけじゃないと思う。

 まずデフォルトが「ラーメン」でしょ。これは、たいがい、東京風のすっきり醤油味ラーメンで、具もチャーシュー・ナルト・シナチク・ネギ・ほうれん草・ゆで卵を少しずつって感じだったと思う。

 で「ラーメン」対して「味噌ラーメン」と「塩ラーメン」というメニューがありました。

 「味噌ラーメン」は店によっては「札幌ラーメン」なんて名称だったかもしれない。とにかく赤味噌ベースのスープで、バターと、コーンと、もやしと刻みニンジン(茹で)が、入っていたと思う。一方「塩ラーメン」はダシを取ったスープを塩で整え、具は基本的に醤油ラーメンとほぼ同じで、おそらく、ほうれん草がわかめに変わった程度の違いしかなかったような気がします。

 あと、“トッピングを変え”てバリエーションを増やすという方向のメニューがありました。代表的なのは「チャーシュー麺」ですね。その他にも「五目ラーメン」「サンマーメン」「タンメン」なんかがそうですね。

 「チャーシュー麺」は単純に醤油の素ラーメン(!)にチャーシュー五枚程度とネギ少々をのせただけのラーメンでした。「五目ラーメン」は素ラーメンに、八宝菜の具と伊達巻きとかまぼこをのせたラーメンで、「サンマーメン」が素ラーメンに野菜あんかけを載せたラーメンで、「タンメン」は野菜炒めに白湯スープを入れて、それを麺にかけたモノでした。

 その他、「焼きそば」「五目焼きそば」「硬焼きそば」とか、夏季限定メニューの「冷し中華」ってのもあったよね。

 サイドメニューとして、ご飯もの系は「ライス」「チャーハン」「五目チャーハン」「エビチャーハン」「中華丼」「カレーライス」などがあって、おかず系としては「八宝菜」「野菜炒め」「ニラレバ炒め」「ギョウザ」「シュウマイ」ぐらいはあったと思う。これに「ビール(キリンの瓶ビール)」「オレンジジュース(バヤリス)」程度のドリンクメニューがあった程度だと思う。

 そして、昔のラーメン屋は、出前をしてくれました。電話一本で、ラーメンを持ってきてくれたんですよ。そう言えば、最近のラーメン屋は、出前をしてくれなくなりました。そこがすごく残念です。それと、昔のラーメン屋は、店によって味が違っていて、アタリハズレが激しかった記憶もあります。

 一方、最近のラーメン屋と言うと、メニューがだいぶ変わりましたね。と言うか、ニューフェイスが増えたと思います。

 まず、基本メニューである、醤油・塩・味噌に「豚骨」が加わりました。いわゆる「豚骨ラーメン」って奴ですね。こいつの特徴は、スープだけでなく、実は麺も違う(特に細めん)んだよね。今までのラーメンとは、かなりタイプの違うラーメンです。具も、紅生姜とかキクラゲとか、ちょっとテイストの違うものが入ってるのが、おもしろいですね。それと豚骨ラーメンのお店には「替え玉」と言って、麺のお代わりができる、夢のようなシステムがあるのも、うれしいです。

 豚骨系と言えば、「沖縄そば」と言うのは豚骨ラーメンの中に入れていいのかな? 九州のラーメンとは違うけれど、それでも、あれも広く言うと「豚骨ラーメン」の一種だよね。「長崎ちゃんぽん」は“ラーメン”を名乗ってませんが「豚骨ラーメン」でいいのかな?

 さて、この「豚骨ラーメン」の影響でしょうか、最近のラーメンは醤油ラーメンでも、従来のものと比べて、全般的に油ギッシュになってきたような気がします。背脂チャッチャ系って言うの? 家系とも言うか…。とにかく高脂血症の人間が見たら死んじゃいそうなくらい、油がたっぷり入ったスープのラーメンが増えましたね。

 世の中って不思議なもので、一つのものが流行ると、必ず逆向きのベクトルのものも流行るものです。油ギッシュなラーメンに対抗するかのように「和風ラーメン」というのも、今では普通にありますね。しかしこの「和風ラーメン」、子どもの頃に普通に食べた「ラーメン」と、どこが違うのだろう?

 スープではなく、トッピングに注目すると、「わかめラーメン」とか「もやしラーメン」とか「ネギラーメン」なんていう、ストレートなネーミングのラーメンが増えましたね。これらは、醤油ラーメンの上にそれらの食材だけを、ちょっと多めにトッピングしたメニューですね。たぶん時期的には、映画「たんぽぽ」が公開された頃から増え始めてきたような気がします。

 あと、ちょっと飛び道具系だと「キムチラーメン」とか「ニンニクラーメン」なんかもかなりポピュラーなメニューになってきたような気がします。また「坦々麺」のような、昔ならちゃんとした中華料理店にいかないとお目にかかれなかったメニューも、最近は普通のラーメン屋で見かけるようになりました。そうそう、「つけ麺」というのも忘れちゃいけない新興勢力ですね。

 逆に、最近ラーメン屋で見かけなくなったメニューとして「焼きそば」「冷し中華」「塩ラーメン」「サンマーメン」「五目ラーメン」「中華丼」「カレーライス」なんかが、そうかも…。これらのメニューは全滅とは言わないけれど、かなりの少数民族になってしまったような気がします。

 「焼きそば」はカップラーメンではまだまだブイブイ言わせてますし、露店だとまだまだ盛んですが、ラーメン屋ではなかなか見かけなくなりました。「冷し中華」は…「つけ麺」にとって変わられたのかな? 「塩ラーメン」は…「タンメン」と入れ換えかな? 「カレーライス」は専門店の方が美味しいからなくなったんだろうね。「サンマーメン」「五目ラーメン」「中華丼」は、なぜ消えた?

 ラーメン界も栄枯盛衰、盛者必滅ですね。

 そうそう、ありそうでないのが「カレーラーメン」「から揚げラーメン」「ハンバーグラーメン」。もしかしたら、私の知らないところで存在しているのかもしれないけれど、私の知っているところでは見たことないです。「たこ焼きラーメン」「にしんラーメン」「トマト味ラーメン」「チーズラーメン」「クリームシチューラーメン」…見てみたいような、見たくないような…。

 ちなみに私の好きなラーメンは、タンメンかな? タンメンにお酢をたっぷりかけて食べるのがマイブームです。タンメンにお酢をかける人は、あまりいないと思いますが、やってみると、案外イケるものですよ、お薦めです。

 ああ、ラーメン、食いたいなあ…。

コメント

  1. おぷー より:

    私は、福岡の人間なので、豚骨ラーメンを普通に食べますが、
    しょう油あっさり味の「和風ラーメン」も好物です。
    最近、母が豚骨系のラーメンばっか送ってくるので、放置気味になってます。
    (息子も食べなくなっちゃった。ダンナは、あまりラーメンを好みませんので、
    2人で消費しなきゃならないのが、ツライところです。)
    タイのラーメン(チキンスープ系)に沢山の辛子や醤醢の様なソースを
    掛けたのは、好物ですし、韓国ラーメンも好きです。
    (寒い時は、特に。)
    私もラーメン食べたいだす。

  2. キング より:

    神奈川でとんこつといえば、家系ラーメンの人気から定着した感じがありますね。

    キングの実家ではキングが小さい頃から記憶するかぎりラーメン=とんこつです。

    九州のとんこつはどうやら昭和12年に出来たようですね。

    ちなみにキングはとんこつは久留米ラーメン系が大好きです(笑)

  3. すとん より:

    >おぷーさん

     タイのラーメンに韓国のラーメン、ラーメンはもはや国際的な料理なのかもしれませんね。日本人は「ラーメンは中国の料理」って思いがちですが、私たちが普通に食べているラーメンと、中華街あたりの“中華なラーメン”って、もはや違う料理だと思うし、華僑の友人と話していても「日本のラーメンは日本の料理でしょ」と言われます。それくらい、ラーメンという料理は、その地方地方で受け入れられ、ローカライズされるほど、懐の深いラーメンというわけです。

     タイのラーメンも韓国のラーメンも食べたことはありません。食べたい気もしますが、味が全然想像できません。昔、何かの縁でフィリピンだかインドネシアのラーメンを食べた事がありますが、ぶっ飛びました(驚)。

     ラーメンで文化交流…ってのもありかもしれませんね。

     …今日のお昼は、ラーメン、食べよおっと。

  4. すとん より:

    >キング先生

     コンサート前にわざわざコメント感謝です。これから応援に行きますので、よろしくです。

     日本の麺文化は、関東・東海の醤油ラーメン、関西・四国のうどん、中国・九州の豚骨ラーメン、と大雑把な棲み分けができているのではないかと思います。

     その中国・九州地方のラーメンとて、地域地域で色々とお国のカラーがあって、本当はそれぞれ違うのでしょうが、関東モノである私には、その違いがよく分かりません。さすがに載っている具がかなり違いますから、長崎チャンポンと沖縄そばは、それと分かりますが、例えば“久留米ラーメン”と“熊本ラーメン”と“博多ラーメン”は、それぞれの専門店でよく食べますが、三つの違いはよく分かりません。私の中ではどれも“”九州ラーメン”として処理されています。

     広島ラーメン…たぶん食べたことがないかも。広島に行くと、お好み屋に突撃するので、焼きそばは食べますが、ラーメンは食べたことないです(残念)。

     私は若い頃は渋谷で遊んでいたクチなので、豚骨ラーメンを知ったのは、家系ラーメンではなく、熊本の桂花ラーメンですね。今でも“豚骨ラーメン”と言うと“桂花ラーメン”を思い浮かべます。

  5. だりあ より:

    ラーメン、もう国民食ですよね。私も大好きです。一センチくらいのチャーシューの厚切りが五枚乗っているラーメンのおいしさは忘れられません。
    ちなみに今、自分で作って食べてみたいラーメンは、「超豪華海鮮ラーメン!!」です。

    スープベースはとんこつでもしょうゆでも四川ラーでもなんでもいいんですが。麺は細手です。トッピングにはお刺身鮮度の海老、イカ、マグロ、ホタテ、をさっと熱湯に通して霜降りにして、青いお野菜をゆでたものとたっぷりと一緒に、麺が隠れて見えないくらい乗っけて、食べてみたいなあと思っています。

    が、まだ試したことはありません。そのつもりでお刺身を買ってきてもつい定番のわさび醤油で普通にゴハンと食してしまいます。たぶんもう一歩踏み込む勇気が足りないんですね。

  6. すとん より:

    >だりあさん

     その“超豪華海鮮ラーメン”、美味しそう。ぜひ、その具にキクラゲも加えてください。絶対に美味しいと思う。スープは、塩ベースが魚介の旨味をひき立てるので良いと思います。

    >そのつもりでお刺身を買ってきてもつい定番のわさび醤油で普通にゴハンと食してしまいます。

     すっごく、よく分かります(納得)。刺身はご飯でいただきたくなるものです…。

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