体重:99.9kg[-0.5kg]
体脂肪率:30.3%[+0.1%]
BMI:31.5[-0.2]
体脂肪質量:30.3kg[-0.1kg]
腹囲:98.3cm[+0.8cm]
[先週との差(2011年当初との差)]
とりあえずの正月太りを解消すべく、頑張ってダイエットをして、無理やりに100Kgを切ってみました。ああ、ひもじくて死んでしまうかと思いました(おおげさ)。ここから正月太り前の体重(97Kg台)まで、一気に戻したいと思います。さあ、頑張るぞ。
さて、今週のエッセイです。
新幹線技術、契約違反問題
2004年に日本の川崎重工業が「時速250キロ以上の運行はしない」との条件付で技術供与して作った中国版新幹線「和諧号」が、今年の6月に、北京-上海間で開通します。なんでも、7月1日の中国共産党創立90周年に間に合わせようと、一生懸命に完成させたそうです。ごくろうな事です。国家の威信をかけた一大プロジェクトってやつですね。
それはまあ、めでたい事なんだけれど、この和諧号の走行速度が問題で、こいつは時速380キロで運行するんだそうです。これだけでも、すでに「時速250キロ以上の運行はしない」という契約違反なのに、その実績(まだ開業してませんけど:笑)を元に、日本のJR東海やJR東日本が新幹線技術を売り込もうとしている、米国や東南アジア、ブラジルなどを始めとする数十カ国に「中国独自技術による新幹線(嘘:日本技術の劣化コピー版です)」とぶち上げて(驚!)、格安で売り込みをしているそうな。そりゃあ、開発費用なんて無いに等しいわけだから、いくらでも安売りできるよな…。
すでに2009年2月にはサウジアラビア西部のメッカとメディナを結ぶ約440キロの高速鉄道の受注に成功。そのやり方も、中国指導者が鉄道省幹部や関連企業を率いて相手国に売り込むトップセールスなんだって。他人のフンドシで相撲を取るのは、本当に上手な人たちですね。それにしても、恥知らずだな。儲かれば、何でもアリなんだろうな。
そう言えば、シャープが次世代の液晶パネルの製造を中国の南京で行う事に決めたそうですね。これで液晶パネルの国際競争力もシェアも中国様に差し出す事になります。かつての我が国は「技術立国」でしたが、現在では「技術貢ぐ君」状態にになってますね。貢いだあげくに捨てられるのは分かっているのにね、なぜ貢ぐんだろ?。
フランス・ルノー技術漏洩問題
中国国有の送電会社である「国家電網」がフランスのルノー経由で、日本のニッサンが持っている電気自動車の極秘情報(電池やモーターに関する最先端技術)をパクったらしいですね。フランスのフィガロ紙が連日、この件で祭り状態なんだそうです。ちなみに、この技術はニッサンとルノーが5千億円もの経費をかけて開発した技術なんだって。
中国は、主にニッサンの電池の技術が欲しかったようです。もちろん、ニッサンは中国に技術提供する気なんてサラサラなかったわけですが、合法的にもらえなければ、非合法な手段を使っても、他人のフンドシをかっぱらいに来るわけで、実に熱心で貪欲な方々です。
国家ぐるみでテロをやるのが北朝鮮という国なら、国家ぐるみで産業スパイをするのが中国という国なんですね。共産主義ってのは、国家ぐるみで犯罪まがいの事をやる主義主張だっけ? 共産主義を心の拠り所にしている共産党や社民党や民主党左派の方々のご意見を拝聴したいものです。…マルクスはきっと泣いてるよ。
しかし、中国の親たちは子どもに「盗みは悪い事」と教えないのかしらね?
人体の不思議展
現在、京都市で開催中の「人体の不思議展」の開催中止を求め、京都府保険医協会が、死体解剖保存法の第19条に抵触するという理由で刑事告発をしたり、京都工芸繊維大学の某教授が「(死体の展示で)精神的苦痛を受けた」として損害賠償を求める訴訟を起したり、厚労省も「標本は死体」(だから、人体の不思議展をやっちゃダメよ)という判断をしたり、まあ、騒がしい事です。
元々、この「人体の不思議展」はドイツのハーゲンス医師が開発した技術(プラスチネーション)をドイツ人の献体に使って、かなり学問寄りの展示をしていたという記憶があります。なので、当時の不思議展そのものには、あまりエンタメ的要素はなく、でもリアルな死体標本を見るチャンスなんて、なかなか無かったので、そういう意味ではとても興味深かい展示イベントだったと思います。私も、当時、見に行きました。これでも学生時代は解剖学とか勉強していましたからね。いい勉強になりました。
とは言え、この「人体の不思議展」、当時から問題がなかったわけではないです。だって、リアルな死体が展示されているわけで、たとえ本人たちの尊い申し出で作成された標本とは言え、やはり死体は死体。さすがはドイツ人、我々とは死生観が違うなあと思ったものです。
ところがこの「人体の不思議展」。いつしか、元々のドイツ人のお医者さんが手を引いてドイツ人の献体標本がなくなり、代わりに主催者が不明になり、死体が中国人のモノに代わり、死体標本も劣化技術で作られるようになり、どんどんイベント的な要素が増えてきたので、なんとなく私は遠ざかっていました。
これがまた最近、騒ぎになってますね。Wikiの当該項目の「経緯」で分かりやすくまとめてあるので、興味ある人は、こちらのリンク先を見てください。簡単に言うと“非人道的な手法で集められた死体で商売をしていて、人権、ガン無視!”って事らしいです。
カネが儲かるなら、かっぱらいのみならず、殺人だって平気でやっちゃう…って事ですかね。ほんと、欲深い人々のいる国なんだなあ…。
中国が世界第二位の経済大国になった
中国は、国内総生産(GDP)で日本を上回り、アメリカに次ぐ、世界第二位の経済大国になったそうです。ちなみに、温暖化ガスの総排出量でも、軍事費でも、世界第二位なんだそうです(ちなみに、第一位はアメリカ)。ビバ! 中国。 とりあえず、おめでとう。世界中で、手段を問わずに、倫理観もかなぐり捨てて、稼ぎまくった成果が出たわけです。おめでとう。…そんな経済大国に、昨年も三兆六千億円以上のODAを貢いだのが、我が国に日本です。やる方もやるほうだけれど、もらう方ももらう方だね。来年からは、中国から日本にODAをください(笑)。
つまり…
しかしこれ、全部、この一週間の中国関係の話題だよ。いや、他にも中国関係のニュースはたくさんあったわけで、例えば、胡錦濤国家主席がアメリカ行って、オバマ大統領との共同記者会見で記者たちに「元-ドルの通貨レート、おかしくねえ?」とか「お前、人権って何だか知ってる?」とか尋ねられたけれど、軽くバックれてきたとか? まあ、政治的には大切な話題だろうけれど、私はこの手の事には、あんまり興味がないので、軽くスルーします(笑)。
それはともかく…。
一連の中国の話題の根底にあるのは…はっきり言っちゃえば、拝金主義?…なんだろうね。たしかに誰だって貧乏はイヤだもん。でも、やって良い事といけない事の区別ぐらいつけろよって言いたいです。
メンツはあってもプライドのない中国のやる事は、なかなか私たちには理解できませんが、たった一週間で、これだけの話題が出てくるほどに、私たち日本人にとって、もはや中国は、決して無視していい国ではなくなったという事です。
しかし、国の体制も政治システムも、国民の教育レベルも、持っている価値観も倫理観も全く違う、我彼ですよ。ある意味、欧米人以上に(精神的に)遠い存在の中国人たち。どうやって付き合っていくかが、今後の日本の大問題となるでしょう。
ある意味、北朝鮮なんかよりも、遥かに怖い国です。かつての世界は、アメリカ対ソビエトによる冷戦状態でしたが、これからの世界は、アメリカ対中国って事になるんでしょうね。どちらも野蛮な国だからなあ…、間に挟まれるものとしては、安心して夜も眠られません。
だったらいっそ、鎖国するか? 国を閉じて、長崎の出島のようなものを新設して、そこでヨーロッパ人とアメリカ人とアフリカ人と中東アジアやインド人と環太平洋諸国の国々とだけ付き合うか(笑)。
…もちろんジョークだけどね。
個人個人でつきあえば、いい奴もたくさんいるのが中国人だし、私も[土地柄]華僑の友達がたくさんいるけれど、国家となると、あれほど不気味で不安でおそろしい国はないような。そんなのが隣にいるって、やっぱり無視できないよなあ。
コメント
こんばんわー。
チャイナでは、文化大革命で宗教を徹底破壊してしまったので、倫理観・道徳心がすっかり無くなってしまい、すべて拝金・即物主義になった…というようなことを石平さんが書かれていました。
「盗みは悪い」ではなく、「盗まれる方が悪い(アホ、隙がある)」という道理になるらしいです。
あと、日本人には何をしてもいいことになっているようです。こわいデスネー!
>YOSHIEさん
中国は元々が道教の国で、道教ってのが、現世主義・快楽主義であって、中国人が拝金主義や即物主義なのは、別に文化大革命が契機なのではなく、それ以前からそういう人々なんだと私は理解してます。漢文を読んでいると、その手のお話が満載されていますからね。つまり、彼らの拝金主義は先祖代々の筋金入りなんじゃないかなって事です。なにしろ、昔から“ワイロ大好き”だし“裏切りは美徳”な人たちだからね。
現世主義というのは共産主義とも通じるモノがあり、その共産主義と(幹部たちの)快楽主義がつながると、現在の中国共産党になるのかもしれません。
>あと、日本人には何をしてもいいことになっているようです。こわいデスネー
みたいですね。なにしろ、国や社会が国民に対して日本差別&日本侮蔑を奨励していますから(それは、韓国も同様ですね)。彼らの持つ嫉妬心と劣等感がそういう行動を取らせるのだと思いますが、悲しい人々だと思います。