歌の世界でよく耳にする「心を込めて歌う」というのは、一体どういった現象なのでしょうか? また我々は、歌に心を込めるってことを、具体的にどのようにしているのでしょうか?
歌いながら、歌詞の主人公になりきって演技をしながら歌う事なのだろうか? つまり、オペラチックに歌う事が、歌に心を込める事なのかな? 演技…とまでは行かなくても、歌詞の意味を理解して、その歌詞の世界を歌いながら、オーバーアクション気味に表現していく事なのかな? でも、それじゃあ、なんか臭いよねえ(笑)。
歌に必要な事はすべて楽譜に書かれているのだから、丁寧に楽譜通りに歌う事が、心を込めて歌う事なのか? でも、往々にして、楽譜通りの歌唱って“棒歌い”と言われて嫌われるよね。
楽譜通りに歌うのはもちろん、楽譜を超えた演奏者の感情ってヤツを、アドリブ的に加えながら歌っていくのが、心を込めて歌うって事になるのかな? 例えば、シャウトしたり、コブシ回したり…、確かにポピュラー音楽なら、それはアリかもしれないけれど、クラシック声楽なら、楽譜を逸脱した表現は、やっぱりダメだよね。
そもそも、心を込めて歌うって言っても、歌に込める“心”って何?って話だよね。
皆さん簡単に「歌に心を込める」って言うけれど、具体的に何をどうすればいいのか、こんなわけで、私にはちっとも分かんない話なのでした。ご苦労さまです。
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コメント
合唱団員です。
声のうねりでしょうか…
音の強弱を一音単位で調整したり、勢いとか…
歌詞の意味がよく分からなくても、メロディの様子で風景が見えたりとか。
ミサ曲とかだと同じ歌詞で歌ってますから、他のパートや伴奏との掛け合いで色々見えてきますよね。
それを思い浮かべたりしてます。
私が「夕焼けの公園」のイメージで歌ったら、歌い終わった後、指導者が全く同じ風景のことを挙げて、驚いたことがあります。
コメントになってないですね、ごめんなさい。
匿子さん
ううむ「声のうねり」ですか、それを歌声に加えることで“心を込める”わけですか。思いも寄らない解答にビックリしています。なるほど。もっとも「声のうねり」って何だか、ちっとも分からない私がここにいます。
ビブラートかな? それとも声の倍音構成の変容かな? とにかく、私の手の内にはない手段/技法のようですね。もっと勉強しないといけないみたいです。頑張ろう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12162642912?fr=sc_dr&__ysp=44Kv44Op44K344OD44KvIOOCsOODq%2BODvOODtA%3D%3D
こんな感じ…でしょうか。
私もよくわかっていないので、こういう意見があったようです、ということで…