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家電だって進化している

 約15年ほど前の37型ハイビジョンテレビから、50型の最新4Kテレビに変更したので、テレビを買い替えた感想を書きたいと思います。

 最初の感想は「画面がデカい!」です。37型から50型への変更は、一回りどころか、二回りも三回りも大きく感じます。かなりデカく、広く、感じます。

 でも今(2025年)のテレビの売れ行きだと、標準サイズはもはや65型なんだそうです。我が家で買った50型なんて、もはや小さめテレビでしかありません。でも、デカく感じます。

 で、画面がデカくなっただけでなく、明らかに画面解像度がよくなっています。4Kテレビとは言え、テレビ放送はハイビジョンだし、持っているソフトもDVD主体だから、これまでとは、ソフトの画面解像度的には特に変更はなくても、ハードウェアの性能の根本的な違いで、明らかに細やかに再現されています。

 今までのテレビではハイビジョンのデータの持つ、細やかさを十分に表現できていなかった…わけです。4Kテレビにした事で、ハイビジョンの細やかさは万全に表現できているわけで…オーバースペック万歳、って感じです。同じハイビジョン映像であっても、今のテレビの方が、クリアなのです。

 また、明るさの表現域も広がっています。暗さの表現はこれまで同じで、黒は黒で、闇は闇なんです。しかし、光の表現がぜんぜん違って、今度のテレビの方がずっと明るいです。つまり、暗さは同じでも、明るさが違うわけで、つまり明るさを表現する広さが広くなっています。

 それもあって、世界がよりリアルに表現されているわけです。でもそれって、見えなくても良いものまで見えるようになったわけで、同じ画面から得られる視覚情報が増えていることを表します。なので、今までのような感覚でテレビを見ていると、案外、目も脳も両方ともに疲れます。テレビが高性能になったために、かえって健康には悪くなっているような気がします。思えば、昔の白黒ブラウン管テレビって、画面情報なんて必要最低限で、なんか懐かしい気がします。

 4Kテレビと言うと、画面の事ばかりに注目が行きがちですが、オーディオ的な性能も爆上がりです。特に低音域の再生にはビックリさせられました。まるで小型のウーファーがはいっているかのように感じました。

 具体的に言うと、ビートルズの動画を再生すると、今まで気にしていなかった、ポール・マッカートニーのベース・ギターを、とてもクリアに感じられるようになりました。ポールのベースラインが、とても聞きやすいんですよ。もちろん、リンゴのスティックさばきも分かるし、ジョンのカッティングも感じられます。前のテレビだと、3人のヴォーカルとジョージのリードギターぐらいしか分からず、あとは何となくの音の塊って感じていたのが、こんなにクリアに聞こえるようになったわけで、ううむ、何気にオーディオ性能まで向上しているじゃん、って驚いているわけです。

 そんなわけで、4Kテレビに買い替えて良かったな、うれしいな、と思っていたのですが、なんと先日、民放各社が4K放送から撤退するとの発表がありました。今後しばらくは、NHKだけしか4K放送をしない、残りの民放はすべてハイビジョン放送だけ…って事になりそうです。ううむ、なんと残念な事よ。おそらく、近い将来、テレビ放送から4K放送はなくなり、すべてハイビジョン放送になってしまうのだろうと思われます。事実上のテレビ放送の基準が、ハイビジョンに決定してしまうわけです。

 と言うのも、すでに3D放送って無いでしょ? あんな感じで、4K放送も淘汰され、無くなってしまうのでしょう。つまり、テレビ放送なんて、ハイビジョン品質で十分ってわけなのです。なんか、残念です。

 でもそれは仕方ないかな?って思っています。と言うのも、同じ番組をハイビジョンと4Kで見てみたのですが、その違いが我が家のテレビでは、全然分からないのですよ。おそらく、かなりの大画面を至近距離で見ない限り、その違いは分からないのかもしれません。まあ、それだけハイビジョンの企画が必要にして十分だったって話なのかもしれません。つまり4Kの規格ってのは、放送向きではなく、将来に向けての記録用…ってところかもしれません。

 後は…テレビのリモコンが、パナソニック仕様なので使いやすいです。うれしいです。

 我が家はJ:COMと契約しているのですが、以前はJ:COMのチューナーもパナソニック製で使いやすかったのですが、今のJ:COMのチューナーにはパナソニック製品はなく、みんな韓国製品や中国製品ばかりです。これら海外製は、スペックは良くても、使いづらいんですよね。使用する人間の都合なんて全く考えていない仕様なので、まるで心のない理系人間と話をしているかのような、トンチンカンでポンコツなリモコンなのです。

 パナソニックのリモコンは、テレビを見る時だけ使いやすいわけではありません。アマゾンのファイヤ・スティックがテレビに内蔵されているため、配信サービスを見るときも、J:COMを経由せずに、テレビで直で見らます。ですから配信番組を、この使いやすいリモコンで見られるので、ほんと、操作しやすいですよ。

 まあ、これはパナソニックがすごい…と言うよりも、J:COMがダメダメって話なんですけれどね。

 とりあえず、テレビを買い替えられて幸せな私でした。人生の晩年くらい、幸せでありたいものですよ。

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