急いでシウマイ弁当を1人前だけ食べ終えました。ちょうどその頃、搭乗案内が始まりました。うむ、ナイスタイミング。
飛行機の座席は、運良く、通路側でした。ラッキー。何しろ、エコノミーの座席は、本当は私には狭いんだよね。自分の座席にたどり着くまで、ビジネスの席の横を通ったのだけれど、うん、あれくらい座席周りに空間があれば、色々ラクだよね…。
格安ツアーなんだから、文句を言っても始まらないわな。ちなみに行きの飛行機は、割と小型の機体だったせいもあって、ほぼ満席でギッチギッチでした。
とりあえず、飛行機が飛び始めて安定したら、さっそく残りのシウマイ弁当を、ゆっくりと食べました。やっぱり、シウマイ弁当は美味しいです。
弁当を食べ終わった頃に、機内のドリンクサービスがやってきたので、ビーフコンソメスープにしました。お弁当は汁気がないので、スープはうれしいです。
鹿児島空港に着いたのは、予定の30分遅れの、ほとんど正午でした。今回のツアーは、東京から参加しているのは、我々夫婦だけで、その他の人たちは、全員大阪から参加していて、だいぶ早くに鹿児島空港に到着していたそうです。しっかりたっぷりと、我々が到着するのを待っていたそうです。
別に遅れたのは、我々のせいではないけれど、なんか申し訳ない気分になりました。
今回のツアーは、こじんまりとした小さなツアーで、参加者も約20名程度で、使用するバスも小型の観光バスです。なので、大型バスでは行けない場所に行く…というコンセプトが成り立つツアーなのです。
最初の見学地(絶景その1)は、曽木の滝です。そんなに有名な滝ではありませんが、いわゆる横長の滝で、岩がゴツゴツボコボコした滝で、なかなか良い景観の滝です。
ここは昼食会場でもあったし、昼食は各自で食べる…という事になっていたので、滝見物の前に、レストランに入って、昼食を食べる事にしました。…というのも、この日の夕食は、ホテルの都合もあって、早い時間に設定されているので、なるべく昼食も早めに食べたいという、妻の強い要望があったからです。
私は、さっき、シウマイ弁当を食べたばかりなんだけれどなあ…。
レストランに入って、食べたのは“そばじゅい膳”でした。“そばじゅい”とは、北薩地方の郷土料理(ほぼ家庭料理)なんだそうです。ちなみに「そばじゅい」とは「そば食い」が訛った言葉のようです。
まあ…なので、簡単に言ってしまうと“そばじゅい膳”とは“煮込みそば定食”です。土鍋に、日本そばと野菜と地鶏のぶつ切りを入れて煮込む田舎料理、なのですが、これが案外、美味しかったのです。だいたい、そばって普通、煮込み料理にはしないでしょ? また、煮込んでいる地鶏が美味しいのですよ。もちろん野菜も美味しい。そんなわけで、この煮込み鍋が美味かったのです。また、合わせて出された小鉢の数々も美味しくて、実に恵まれた昼食となりました。
また、その時に出されたお茶が“メドハギ茶”で、メドハギという薬草を煮出して作ったお茶でした。これが何とも珍味で美味しくて…妻はメドハギ茶を自分へのお土産として買っていましたよ。それくらいに美味しかったです。
実に充実した昼食でした。実は、この旅行中、一番美味しかった料理が、このそばじゅい膳でした(笑)。
昼食のレストランでたっぷり時間を使ってしまったので、曽木の滝はそそくさと見物しました。まあ、滝を見るだけですから、そもそもそんなに時間は要らないのです。でも、なかなか雄大な滝でした。添乗員さん曰く「今は水量が少なくて残念」らしいのですが、まあ、それでもなかなか興味深い風景でしたよ。
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