ええと、風邪をひいて、ほとんど寝込んでましたので、前回のフルートのレッスンから、ほとんど何の練習もしないまま(ノドが腫れている時は、笛を吹くのもつらいです:涙)で“音合わせ”に行ってしまいました。なんと大胆不敵な(汗)。その間、やった事と言えば、とにかく「Fly me to the moon」のソロ部分の清書とフルート化ですね。ヴァイオリン用のフレーズをフルート用に書き直すのに、結構、試行錯誤してしまいました。で、これが出来上がったのが、当日の昼間でした(汗)。風邪ッぴきに作曲作業は困難だね(笑)。
本当は、音合わせの会場に早めに入って、他の生徒さんのリハーサルを聞いちゃおうと思っていたのに、カラダが言うことを聞かず、時間ギリギリで音合わせ会場に入室するというテイタラク。ああ、遅刻しないでよかった。
音合わせ会場には、バンドの皆さん(ピアノ、ドラムス、ベース、ヴァイオリン[ヒイロ先生])がいらっしゃいました。考えてみれば、フルートの発表会は数あれども、たいてい、伴奏と言えば、ピアノ伴奏ですね。だけどここの教室は、バンドで伴奏してもらえるんです。これって、なかなか無いことでしょ? もちろん、ピアニストさんがいらっしゃいますから、クラシック系の曲でピアノ伴奏が良ければ、ピアノ伴奏でお願いできるし、ポピュラー系の曲なんかは、絶対にピアノ伴奏よりもバンドの方が良いので、バンドにババンと派手に伴奏してもらえちゃうんです。すごいでしょ。
さて、音合わせの話に入ります。
まずは「To love you more」から。この曲は、途中でブレイクをするので、そのあたりの打ち合わせが必要ですが、あとは楽譜どおりに演奏するだけなので、そんなに難しくないです。最初はサワリ程度に合わせて、もう一回、真面目に合わせて、この曲はOKとなりました。
あとで録音を聞いてみたのですが「あ、このフルートの音、すっごくきれい!」と思ったところは、私ではなく、笛先生がフルート吹いてました。はは…、まだまだ音色の美しさでは先生には敵いません。
でも、そんな私ですが、腑抜けてフニャフニャにフルート吹いている部分の音色は、実に味があって、きれいな音色です。ところが、気合を入れて吹き始めると、実に音色がリコーダーっぽくなっちゃいます。そこのところが、現在の私の課題かな? 息をしっかり支えると音色がダメで、そのあたりをいい加減にしていると結果が良いというのは、どこかが間違っているのか、私自身がフルートという楽器に向いていないか、のどちらかでしょうが、きっと両方だと思う(笑)。もう少し、速くて多めの息が楽器に入ってくれると楽なんだけれどな…。
となると、普段から脱力気味にフニャフニャに演奏する癖を付けることが大切ですね。おそらく、息をしっかりと支えつつも、脱力してフニャフニャ演奏というのが肝心なんだろうと推測します。結局、この“しっかり支える”と“フニャフニャ”のバランスの問題なんだろうと思いました。
それと、指の間違いもそうですが、ところどころ、音が引っくり返る部分が目立ちました。これも「息の支え」過ぎで、息の圧力が強すぎるからかもしれません。もっと息の初速を遅くして、丁寧に演奏しないとダメですね。でも、ホント、自分で言うのもなんですが、フニャフニャに吹いているところは、とろける様に美しい音色です(自画自賛、妄想モード突入です:笑)。
しかし、こういうポピュラーソングは、ドラムが入ると演奏がひきしまりますネ。
合わせの後で、ヴァイオリンの入る部分を確認して、この曲は終了です。
二曲目は「Fly me to the moon」です。この曲はソロの部分の練習が全然できていないので、アドリブで好き勝手に吹き散らして合わせをしました。
テーマ演奏の後に、私の(今回はでたらめ)ソロが入り、その後にヴァイオリンとピアノのソロが入って、私のテーマ演奏で終えるという形にしました。
考えてみれば、ソロの部分なんて、出来ていようが出来ていなかろうが、先生方以外は誰も知らない曲なので、最悪、あんな感じで、でたらめに吹き飛ばしてもOKなんですよね。そう考えると、ちょっと安心です。この曲は、バンドの皆さんも手慣れているので、一度バチっと合わせてお終いです。
録音を聞いた感じでは…私はソロの部分で…実に大暴れしてますねえ…。きっと、本番も大暴れするんだろうなあ…。それにしても、フルート吹いているんだか、リコーダー吹いているんだか、区別がつかないくらい、リコーダーっぽい音でボサノヴァやってます(汗)。ああ、自己嫌悪…。
三曲目はクラシックです。「バッハのシチリアーノ」です。今回の一番の懸案事項です。
やっぱりクラシックは難しいですね。100パーセントちゃんと出来ないといけないのが、クラシックなので、まだまだきちんとフルートの吹けない私にはツライものがありますが、それも勉強であり修行なので、めげずにトライです。
とにかく、自覚している箇所だけで、5箇所以上、ミスブローをしましたが、音楽を止めずにやりすごせました。この曲は二度合わせました。難しいです。単に「音楽を止めず」に終えたというだけで、表現も何もあったもんじゃないです。そういう意味では、子どもの演奏以下の演奏です。
その上、この曲は指に自信がないため、終始フニャフニャ演奏でした。ただ、このフニャフニャ演奏は音色的には良かったみたいです。万が一、この曲の演奏に自信が出てきても、吹き方自体は、フニャフニャのままで行こうと思いました。
全曲の音合わせが終わって、去年もお世話になったバンドの方々に、口々に「上達したね」「上手くなったじゃん」と誉めてもらいました。自分では、自分の進歩って感じられないものですが、一年ぶりに会った人だと感じるところがあるのかな? バンドでは、社交辞令を言っても仕方ないので、たぶん本音でしょうね。とにかく誉められて、うれしくないはずないです。ま、客観的には、まだまだですが、それでも去年よりも上達しているのは、うれしいです。
音合わせを終えてみた手応えとしては…とにかく本番を何とかやり過ごせそうな気がしました。だって、三曲とも、ミスはたくさんあったけれど、音楽を止めずにやれたんだもん。そりゃ、進歩だよね。とりあえず「形を、なるべく、整えてみました」ってところかな? まだ演奏には魂は入っていませんが(入るのか?)。
しかし、録音を聞き返すと、色々と学ぶところがありますね。私のフルートの音色は、弱く優しく小さな音で演奏している時が一番いい感じでした。つまり、フニャフニャ演奏ですね。そういう意味では、私は大ホールとか、吹奏楽とかの、大音量でフルートを吹く状況には向かない人なんでしょうね。ちょっと残念です。
さあ、フルートの発表会まで、あともうちょっとだ。できないところを、なるべくできるように、色々とつめていくぞ~。
コメント
相変わらずお忙しく活動されていますね
お風邪はもう大丈夫でしょうか?十分ご自愛ください
私のほうは、フルートのレッスンがままならないほどギターが忙しいです
もう少し、フルートのほうに力を入れたいのですが仕方ないですね
>橘さん
“忙しい”と言うよりも、正直、パンク状態です。健康であるならば「忙しい」で済みますし、またその忙しさが楽しかったりしますが、人間、いつも元気で健康というわけにもいかないので、そうなると、ちょいとややこしかったりします。
風邪ですか? 若い時なら、パーッと具合が悪くなって熱が出て、ウンウン唸りながら2~3日寝込んで、パパっと元気回復していたのですが、もう老人になり始めると、そうも言ってられません。「何となく具合が悪いなあ~」から始まって、ジワジワと体調悪化をしていきますが、さほど熱も出ず、具合の悪いまま数日を過ごし、回復の方だって、じっくりユルユルと何となく回復していきますが、なんかスカッと治らないんですね。若い時は2~3日で治っていた風邪が、今じゃあ2~3週間もかかるようになりました。
さすがにこれだけかかると、日常生活を継続していかないといけません。仕事は普通にやり、なおかつ、秋ですから、色々な観劇の方はチケット購入済みなので、出かけますが、それ以外の時間帯は基本的に寝てます。いやあ、実にたくさん寝てます。元気になると、布団に入って目をつぶっても寝られなくなりますから(基本、不眠症なんです)、昼間布団に入っても「眠れなくなったら健康回復!」と思ってますが、いやはや、なかなか…です。
ギター…おちびちゃんのギターですよね。自分の事で忙しいのも楽しいですが、子どもの事で忙しいのも、また楽しいじゃないですか? ニューイヤーコンサート、頑張って(頑張らせて?)ください。