フルートのレッスンに行ってきました。
(マッサージに行く前だったので)腰は痛かったけれど、肺の方の調子はだいぶ良くなった私は、懸案だったアルテの15課10章のCes-durの5番のクロマチック練習を、サクっと終わらせました。もちろん、合格です。
あれほど苦労して「こんなフレーズ、一息で吹けるわけない~」とグチっていた私でしたが、腰が痛くて、ほぼ二週間、寝たきりの生活を過ごしていたら、カラダもだいぶ休まり、肺の調子も良くなってきたようです。肺の調子が良くなって呼吸が楽になったら、このくらいのクロマチックのフレーズなんか、チョチョイのチョイって感じで吹いちゃいました。いや~、なんで今まで、こんなに簡単なフレーズで悩んでいたんだろ?って思ってしまったくらいです。
健康って大切ですね。
ちなみに、前回、あれほど『フルートが鳴らない(涙)』とぼやいていた私ですが、今回は、実にビンビンと鳴り響かせて吹いちゃいました。へへん、だ。
いや~、とにかく、これでアルテの1巻、終了です。おめでとう>自分。H先生がアルテの最後のページに終了日と先生のサインを書いてくれました。これは、H先生が責任をもって、アルテを教え終えました…という証拠というか証明のサインなんだそうです。つまり、H先生による「アルテ1巻皆伝」の証ってことですね、うれしい~。
私がアルテを始めたのは、2008年の6月です
アルテ1巻を終えるのに、6年1カ月もかかってしまいました。小学校で学ぶよりも長い期間アルテに取り組んでいたわけです。最初の33カ月(3年弱)は、最初のフルートの先生である笛先生に14課まで習いました。で、その後の39カ月(3年強)で、現在のフルートの先生であるH先生に、15課とガリボルディを習ったわけです。
すでに笛先生に習っていた期間よりも、H先生に習った期間の方が長くなっているんだなあ…。そして、アルテは14課までよりも、残りの15課を学ぶのに時間がかかってしまったんだなあ…。
なんか、色々と感慨深いもんです。
とにかく、これでアルテ1巻を終えました。これでようやく私も“フルート初心者”から卒業できそうです。これからは胸を張って“下手くそな笛吹き”と自慢できます(笑)。
それはさておき、前回から始めたエルステ・ユーブンゲンは、課題を暗譜しないと合格にならないので、今回は頑張って1番を暗譜してきたつもりでしたが…やっぱり暗譜は無理でした。いやあ、ほんと、私は暗譜が苦手です。なので、今回も不合格となりました。
先生曰く「70歳の人でも暗譜できたからね~、君に暗譜できないはずはないんだから、がんばりなさい」「みんな、最初は暗譜できないもんだよ。それで苦労するんだけれど、暗譜なんて、コツをつかめば簡単なものなんだよ。そのうちに、スラスラと暗譜できるようになるから、安心しなさいね」との事でした。ほんとかな?
プチ・エチュードは4番でしたが、不合格でした。「中音レの時の左人指し指があがっていない(私の悪い癖です)」とか「スラーの時に音を押さない事」とか「スタッカートは、もっと歯切れ良く」とか注意されました。がんばるぞ。
今回の雑談は、ミュージシャンの引き際の話。ミュージシャンはサラリーマンと違って定年がないのだけれど、だからと言って、いつまでもできるわけじゃあないんだよって話です。
プロとしての水準を保てなくなったら、客に失礼だから、さっさと演奏活動から足を洗わなきゃダメだって話を、色々な有名人の晩年の演奏の話を通して教えてくださいました。まあ、具体名を上げるは良くないでしょうから書きませんが、H先生って、結構厳しいんだよね~。先生ご自身も、最近は年齢を感じるようになり、若い頃のように吹けなくなってきた事をグチっていましたが…。
とは言え、近々オール・バッハのコンサートを開くそうで、今日も私のレッスンの合間に、バッハの楽譜を広げては、うっとりしてました。この人は、まだまだ現役バリバリみたいですね(笑)。
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コメント
おめでとうございます♪♪♪
わたしも、もうすぐコンコーネ50番が終わりそうなのですが、先生のサインをいただこうかな、なんて一瞬考えました(^o^)
これからも一歩一歩進んでいかれますように。
椎茸さん
ありがとうございます。
コンコーネが間もなく終了ですか? コンコーネ50番は何度かトライしているのですが、結局20番ぐらいまでしかやれていない自分です。今の先生はコンコースをやらない人なので、いっそ独学で勝手に学んでしまおうかと思うこともありますが、自分一人で譜読みをして歌っても、何をどれだけ学べるのかと思うと、前に進めません。
この手の教則本は、指導者の指導がある事が前提だと思うのです。それゆえに、先生のご指導で一冊のエチュードが終わると感無量です。
先生のサイン、なかなかいいですよ。ぜひ、先生におねだりしてみてください。
おはようございます。アルテ一巻、ご卒業おめでとうございます。
これで基礎は盤石!、ですね。音楽系も制作系も、学問でもなんでも、基礎を固めるときが一番時間゛がかかるし大切だと思うんです。でも私は、そのことに気づいたのはずいぶん年がいってからでした。チャチャっと形だけ整えば「できたっ」と思ってました。そうではなかったんですね。
もし若いときに基礎の重要さに気づいてたら、人生が変わってたかもしれないかなあ、と思いますが、ま、超遅まきとはいえ、やっと最近、フルートでそのことに気づかせていただいてます。さあ基礎ができたら上物です、楽しいのはこれからですね(^^)/。
>バッハの楽譜を広げては、うっとりしてました
Y先生もバッハがお好きなんですね。バッハの楽譜ってとても美しいんですよ。整然としています。これを音にしていくんだ、って思うと、すごく緊張しますが、私のような超ゆっくり~でも、一つ一つが音になっていくとき、ドキッとするような美しい音があるんです。
といっても私の笛の音色ではありません。楽譜上のその音の位置っていうか立場っていうか、変化する瞬間、というか・・・、ほんとに美しいんです。すとんさんもぜひ、いつの日かバッハの世界へどうぞ。
アルテ1巻卒業おめでとうございます!
先生のサインが卒業証書なんて素敵ですね。
次は何の本に入るのですか?
今後もレッスン記事を楽しみにしています。
だりあさん
基礎が磐石になったかどうかはともかくとして、最低限の事は学んだのだと思います。以前習っていた笛先生が「アルテの1巻が終われば、たいていの曲は吹けるようになります」って言ってましたからね。たしかに、ここまで終えておけば、あとは努力と鍛練次第で何でも吹けるというのは、嘘ではないと思います。
そういう意味では、笛吹きとして、不可逆的な場所までやってこれたのだと思います。これから、なにかあって、フルートを手放したとしても、再び笛を手にすれば、そこそこは吹けるくらいになっている、休んだからといってゼロには戻らない場所まで来たのだと思います。
H先生は、ドイツに留学していたせいか、バッハに限らず、ドイツのバロックがお好きなんです。私のフルートの腕が、今よりももっともお上がったら、バッハを教えてもらうつもりでいます。楽しみです。
むらさん
普通、アルテの1巻を終えると、そのままストレートにアルテの2巻に行くか、ケーラーとかアンデルセンとかのエチュードに行く人が多いですが、私の場合は、ガリボルディに行きました。
ちょうど、アルテ巻末のミニョン・エチュードが終わった段階で、それを引き継ぐ形で、プチ・エチュードに入りました。アルテ1巻が終わった段階で、ガリボルディのエルステ・ユーブンゲンに入りました。エルステ・ユーブンなんて、実に無名なエチュードですよね。
いずれはアルテの2巻に入る予定ですが、その前にエチュードを2~3冊仕上げると言われていますので、これらのガリボルディを終えてから、もう一つぐらいエチュードをやってから、アルテの2巻に入るんだろうと思います。たぶん、アルテの2巻に行くまでに、あと4~5年くらいかかるんじゃないかしらって思ってます。
アルテ一巻終了!
おめでとうございます。一つ達成ですね!
私はケーラーに入りましたが、ケーラーはアルペジオが多く使われています。私は2曲目で足踏状態。今までは1巻を終了することを目標にしていましたが、曲が難しくなると、どのように上達したいかまた新たな目標がいるなあと思っている所です。ケーラー難しい〰
うさぎさん
うさぎさんは、アルテ1巻の後はケーラーですか? そういう人って多いみたいですね。私もいずれケーラーをやるのかしら? ケーラーは難しいけれど、美しいと聞きます。美しいなら、私も吹いてみたいなあ。
>ケーラーはアルペジオが多く使われています
ア、アルペジオですか? 私、苦手だな(笑)。
アルテ1巻、卒業ですね。おめでとうございます♪
すとんさんのレッスン記事を読むたびに
「私も頑張ろう」と思います(^^)
これからも、楽しみにしています☆
やこさん
ありがとうございます。やっと終わりました(汗)。かなり時間がかかりましたが、それでも最後までたどり着きました。そんな自分を誉めてやりたいです。どんなに小さな歩みでも、あきらめずに歩き続ければ、きちんと目的地にたどり着くという事です。
さあ、ここで気を抜かずに、次の目標に向かって進みたいと思います。次は…エルステ・ユーブンゲンを終えることです。このエチュードの最後は58番です。がんばりますよ。