昔、私が子どもだった頃は「女はクリスマスケーキ。24日が一番売れる。25日を過ぎたら売れ残り。安売りが始まる。30日を過ぎたら廃棄処分」とか言ってました。
これはクリスマスケーキの販売時期と、女性の結婚年齢を掛けて言っています。
昔のクリスマスケーキは、今と違って予約販売や注文販売なんてものはなかったので、どこの店でも、クリスマスが近くなると大量に仕入れて、22日頃からボツボツと売り始めます。24日までは強気で販売していますが、25日になったら、急に安売りを始めます。時折、26日や27日になっても売れ残っているケーキがありました。そんなのは、ほとんどタダ同然の値段で売られていました。
我が家は貧しかったので、クリスマスケーキはたいてい25日になってから、安くなったケーキを買ってました。「クリスマスって25日でしょ? だったら当日に買った方がいいじゃない?」とは母の弁ですが、子どもたちにケーキは食べさせたいけれど、なるべく安いケースで済ませたいという本音がみえみえのセリフでした。当然、25日に売られているようなケースは、人気のものはなくて、人気のない売れ残りケーキばかりでしたが、売れ残りでもクリスマスケーキはクリスマスケーキです。美味しかったですよ。
閑話休題。昭和の時代の女性の結婚適齢期は24歳までで、それを過ぎると色々とヤバい…と思っていたという話です。
令和の現代は、女性の結婚適齢期なんて無くなったのかと思いきや、どうやら現在では、次のような言い方をされているようです。
「女の賞味期限は29歳まで。消費期限は32歳まで」
女性としての価値があるのは20代のうちで、せいぜい32歳までなら結婚も可能であるが、それ以上は無理…という事らしいです。
怒られそうなセリフですね。
「女の賞味期限は29歳まで」と言うのは、単純に女は若い方がいいというだけの話です。
「女の消費期限は32歳まで」と言うのは、33歳は結婚相手としては、アウトという意味らしいです。
…と言うのも、33歳の女性と出会って「いい人だな」と思って、お付き合いを始めても、結婚するなら、やはり1年くらいはお付き合いをするわけで、33歳の女性は結婚する時には34歳になっているわけです。で、すぐに妊娠したとしても、出産時には35歳になっているわけです。
35歳の出産。つまり“高齢出産”となるわけです。高齢出産は色々とヤバいわけですから、高齢出産になってしまうと決まっている女性は、結婚の相手にならない…という話で、結婚相手として選ぶなら、それよりも若い人を選びましょうって事です。
…女性を年齢だけで見ている差別的な考えだ! まさにそうですが、ある意味、男性の本音とも言えます。
女性は男性を年齢では見ていないでしょうが、男性の年収や学歴はしっかり見ているわけですから、お互い様って言えないわけもないです。
結婚は自分の子孫を残すための手段として考えるなら、女は男の力(経済力や知力)を重視し、男は健やかな子を産める可能性(若さと健康)を重視するのは、ある意味、当たり前とも言えます。
私に言わせれば、令和は昭和よりも、女性の適齢期が5年近くも延びたんだなあ…と思っちゃいますよ。おそらくこれは、女性の高学歴化による延長ではないかと思います。昔の女性は、高卒が普通でした。つまり18歳で一斉に結婚市場に登場したものですが、今の子は大卒も増えたし、大学に行かなくても専門学校に行く子も増えました。そして就職してもすぐに結婚するのではなく、2~3年は独身生活を謳歌するようになりましたので、結婚を意識しだすのが22~23歳くらいからだと言われてますから、ここに5年ほど適齢期がずれ込む原因があるんだと思います。
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