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イタリア語の歌はイタリア語の発音で歌わないといけません

 声楽のレッスンの続きです。ブッツィ=ペッチャの「Lorita/ロリータ」です…が、もはやこの曲は、曲ではなく、歌詞のついた発声課題として歌っています。

 声の準備、特に上行音型の時に、先行する音を歌っている時に次音の響きを先取りしながら歌っていく事を、細かく注意されながら歌いました。いやあ、難しい。

 私の発声は…金太郎飴なんだそうです。要するに、デジタル楽器やピアノやフルートのように、音を出したら、その音がそのまま延びていくだけ…なんですよ。それは声としてはダメなのです。

 歌声では声と響きを別物として扱わないといけないので、ある音を発声するなら、声はその音程をキープしないといけない(そこは楽器と同じです)けれど、響きは、次音が高い音程ならば、響きだけ響きを高くしないといけません。逆に低い音程ならば、響きは高めをキープしたまま、声だけ音程を下げないといけません。同じ音程が続くなら、響きは、少しずつ上に上げて歌っていかないといけません(そんな事、楽器じゃ不可能ですね)。

 このように、歌声は常に声と響きを分離して取り扱わないといけないのですが、私にはそれが難しいのです。ついついフルートを吹いているような感覚で声だけをコントロールして、響きの事を失念してしまうわけです。

 楽器には響きのコントロールなんて無いもんなあ…。あえて近いモノを探すなら…エレキギターのワウワウペダルが近いかもしれないけれど、別にエレキはワウワウペダルをコントロールしなくても、普通に演奏できるからなあ…。声と響きを別にコントロールしないといけない歌とは、そこはやはり全然違うわけです。

 歌詞が付くと、ヴォカリーゼ中心の発声練習とは、違った難しさが発生します。特に私にとっては、母音の“i”が難しいです。カタカナで書けば“イ”ですね。

 “イ”を歌う時は、他の母音と比べ、音程が若干低くなってしまうので、低くなりがちな音程を引っ張り上げるために、発声の際に力が入ってしまい、声を押してしまう結果になりやすいのです。特に高音を歌う時ほど、それが顕著に現れ、高音発声の難しさを感じてしまいます。

 「Lorita/ロリータ」では、高音ラはもちろん、高音ソも、そこに当てられている母音は“イ”なのです。ソは力技で乗り越えられても、ラは力技だけではかなり厳しいです。力技は避けないといけませんが…“イ”では難しいので、そこを“エ”に置き換えてしまうと、難易度がかなり楽になり、ラでも失敗することが回避できます。

 それほど“イ”は難しいのです。

 ではなぜ“イ”は難しいのか? それは私の“イ”では、クチがかなり横に引っ張られるからです。つまり、日本語のイに近い発音なのです。クチビルで作る“イ”なのです。それに対して、イタリア語の“i”は上アゴと舌で作る“i”なので、クチビルが横に引っ張られることはありません。「Lorita/ロリータ」はイタリア語の歌なので、イタリア語の構音で歌えば問題なく歌えるのに、日本語の構音で歌っているので、高音で失敗してしまう…というわけなのです。

 いやあ、お恥ずかしい。

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