発表会の反省は…続きます(汗)。
それと、自分の歌はことごとく不出来でしたが、妻の陰歌はいい出来だったのです。この両者のどこに違いがあるのか? 曲の難易度で言えば、実は陰歌が一番難易度高いので、曲の難易度が問題ではありません。高音? 実は一番高い音を使っているのは陰歌なので、これも違います。では、一体、何が違うのか?
曲の長さ…ではないかな?って思うのです。実際、私自身の歌も、曲の前半はあまり破綻せず、後半になってから破綻しているケースがほとんどですから「長い時間歌っていると、曲が壊れる」というのが、私の特徴なのではないかと思い至ったわけです。
自分の感覚では「長く歌っていると疲れて歌えなくなる」というのはあります。ですから、今回は短めの曲で揃えたわけですが、それでもやはり、歌っていると疲れてしまうし、曲の後半はグチャグチャになってしまうわけです。
体力のなさ? 筋力が不足? 無駄な個所に力が入りすぎている? 単純に下手くそ?
なんか、もう分かんなくなります。頭じゃ「力んじゃダメだよ。終始軽やかに歌わないとダメ」とは分かっているのだけれど、いざ本番!ってなると、出来ません。人間なんて、そんなモンとは分かっているけれど、自分事となると…ほんと不甲斐ないなあ(涙)。
さて、レッスンです。今回から新曲に取り組むわけですが、その次の歌、歌曲は当面の間「水車小屋の娘」を歌っていくので良いとして、アリアの方は順次用意していかなければいけません。
で、今回私が提案したのが、ヘンデル作曲のオラトリオ「セメレ」のテノールアリア「Where’er you walk/あなたがどこを歩くとも」です。めっちゃ有名な曲です。イタリア古典歌曲集に入っていないのが不思議なくらいに有名な曲です。こんな感じの曲です。
かっこいい曲でしょ? そして、どこかで聞いた気のする音楽でしょ? いわゆるダ・カーポアリアですから、後半部分はアドリブを加えて歌うのがデフォルトです。いかに楽譜から離れていき、歌手自身が歌いながら新しいメロディを作り、変えていく…という楽しい課題もあります。まあ、当面は楽譜通りに歌う事を目標とし、そこから少しずつアドリブの世界に突入できたらいいかなと簡単に考えています。この音源のように、軽微なアドリブは趣味が良くてよいですよね。ここでのアドリブは、ジャズのようなアドリブではなく、クラシック流に言えば“変奏”って感じにしていけば良いのだと思ってます。まあ、アドリブ演奏に関しては、フルートで散々やったので、まあ、なんとかなるかなあと軽く考えている自分がここにいます(笑)。
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コメント
Where’er you walkと「水車小屋」!
ずるい!と叫びたくなるくらい私の好きな(そして歌ってみたい)曲です。
こちらはまだ自分の好きな曲を指定できるほど声が出来てないので、
今のところは「いいなー」と横目で睨むくらいですが、いつかは自分も、と思います。
仕上がったらまた聞かせて頂きたいですね。
大いに期待しております!
如月さん
へへん、ヘンデルは羨ましいでしょ? 私も以前からこの曲を歌いたかったのだけれど、なかなか楽譜が入手できなくてね…。ようやく楽譜が入手できたので、先生に提案してみました。
水車小屋に関しては、2年以上も前から歌い始めて、まだ6番です。この曲集は20曲あるので、全部歌い切るまで、あと何年かかるのかと思うと、げっそりしている私です。もっとサクサク進めて、別の歌曲集(例えばシューマンの「詩人の恋」とか)を歌いたい気分になっている私なのでした。