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アカリが星になりました

 6月15日(木)の昼過ぎに、仕事から帰って、ふと水槽をのぞくと、素赤琉金のアカリがピクリとも動いていない事に気づきました。「もしかしたら、死んじゃったの?」と妻に尋ねると「死んだら浮かんでくるでしょ? まだ沈んでいるから死んだふりしているだけじゃないの?」と言っていました。

 死んだふり…まあ、仮死状態ですね。あるいは気絶状態ですか? とかく体調の悪い子は、死んだふりをしがちです。ピクリともせず、エラも動かず、目玉も動かさないので、「死んだのかな?」と思って、長い棒等で突っつくと「やだよ、棒で突っつかないで!」とばかりに動き出します。

 今までにも、アカリは何度も死んだふりをしていました。だから、今回も死んだふりだと思って、軽い気持ちで突っついてみたら、すでに星になっていました。妻が言う通り、金魚は死ぬと水面に浮かんでくるので、浮かんでいなかった事から、この時は、まだ死んで間もなかったのかもしれません。

 アカリは、ここ数年、ずっと具合が悪かった子です。そもそも去年の春に、ロナに尾ビレを食べられてしまい、身動きが取れない状態になり、水槽の隅に隠れるように生きてきた子です。水槽の真ん中に出てくると、ロナにヒレを食べられてしまうのだから、隠れるしかなかったのでしょう。それまでは、水槽で一番大きくて、パンパンに太った立派な子でしたが、ロクにエサを食べられずに、どんどん細くなってしまいました。最後の数ヶ月は、水底に横になっているのがせいぜいでした。(それでもエサの時間になると、必死な形相でエサを食べていたので心配していなかったのですが…あれっぽっちのエサでは足りなかったのかもしれません)

 水槽から掬い出した時は、すごく体重が軽かったので、おそらく餓死をしたのだろうと思います。可哀想ですが、弱肉強食ですからね。

 アカリが我が家にやってきたのは、2020年の2月ですから、3年と4ヶ月、我が家にいた事になります。当初は、同じ素赤琉金のシズカの妹分として、楽しく暮らしていましたが、保護者のシズカが星になって以降(2021年9月)は、他の金魚たちとは交流せずに一匹で寂しくしていました。翌年の春あたりからロナに目をつけられていじめられるようになり、そこから1年とちょっとは可哀想な状態となり、今日を迎えたわけです。

 お姉様と一緒で楽しかった前半生と、オス金魚にいじめられて辛かった後半生。それがアカリの一生だった…のです。

 アカリ、バイバイ。あっちの世界では、お姉さんのシズカと楽しく暮らすのですよ。

おまけ そんなアカリをいじめていたロナですが、今年は全くアカリをいじめませんでした…ってか、なんか具合が悪そうなんですよね。全体的に覇気が無い感じなのです。なので、他の金魚をいじめる余裕もなく、ただただ水底で斜めに倒れている事が多くなったのが、最近のロナなのでした…人を呪わば穴2つなのかな?

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