スポンサーリンク

箱根仙石原旅行記 その4 馬頭琴のコンサートを聞いてきたよ

 午後2時頃にガラスの森美術館に到着した我々です。

 妻の希望で来ました。私の趣味ではありません。美術館の中には、数多くのガラス工芸細工がありますが、そんなモノはどうでもいいのです。だいたい私は3次元には興味が無いのです。「2次元最高ー、2次元がすべて!」以上、異論は認めますが、まあそんな感じの私なのです。

 とにかく、女房孝行です。で、入り口から入ったところで、なんと館内で、音楽のコンサート、馬頭琴とヴァイオリンの2つのコンサートがある事を知りました。馬頭琴コンサートが30分後、ヴァイオリンコンサートは1時間後です。

 美術館に入って、あれこれガラス細工を眺めているうちに、馬頭琴の演奏会場に到着しました。少し時間的には早かったけれど、馬頭琴コンサートを聞くために、その会場のベンチに座り込みました。やがて時間になったので、コンサートか始まりました。

 演奏者はセーンジャーさん。有名な方のようです。少なくとも、馬頭琴の腕は凄腕でした。司会の方も含めて、マイクを使って色々とおしゃべりをしてくれましたが、拡声の具合が良くなくて、モゴモゴ言っているばかりで何を言っているのか分かりませんでした。3曲演奏してくれましたし、曲目紹介等もしてくれましたか、ほとんど聞き取れませんでした、残念。

 馬頭琴という楽器は、めったに見かけない楽器です。モンゴルの民族楽器のようです。

 楽器の印象は、直線だけで作られた箱型のヴァイオリンです。で、ネックをバイオリンのそれからチェロのそれに取り替えて、ヘッド部分に馬の彫刻を入れます。馬の毛で作られた弦(つまり弓に張る弦と同じようなもの)を束ねた弦を二本だけ張って、それをチェロを弾くように足ではさんで、チェロの弓で弾く…って感じですか、それじゃあ分かりませんよね。まあ、この記事の下の方に貼った動画で確認してみてください。姿かたちや音色もわかると思いますよ。

 なかなか興味深い楽器です。

 3曲演奏しましたが、最初と最後の曲はピアノ伴奏の曲で、ポピュラー音楽っぽい曲で、馬頭琴の音色を楽しむための曲です。馬頭琴の音色は、大きさの割には深くて重い音を奏でる中音域を担当する楽器です。奏でる旋律は、我々がイメージする中国っぽい部分も多々ありますが、それだけに留まらない個性を感じさせます。モンゴルは我々日本同様、中国文化圏に存在する国です。中国の影響をたくさん受けて、中国っぽい部分かたくさんあるのは仕方ありません。我々だって、他文化の人から見たら、中国っぽい部分がたくさんあるわけだしね。でも、やっぱり中国とは違う、モンゴルの楽器であり音楽でした。

 2曲目に演奏した曲は、馬頭琴の独奏曲で、かなりテクニカルな曲でした。使われていた音階も、おそらく西洋音階とは違っていたと思います。何とも言いようのない、不思議さとカッコよさにあふれた曲でした。

 演奏会が終わって、私は素直に彼のCDを購入しましたよ。だって、カッコいいんだもの。それにこれだけの演奏をただで聞いてはいけないとも思いました。だから、ミュージック・フィーの代わりにCDを購入したのです。

 私が購入した彼のCDはこちらです。

 いいなあ、馬頭琴。

 CD買ったらサービスで、直筆サインをしてもらって、一緒に写真も取ってもらいました。善き哉、善き哉。

 YouTubeを漁ってみたら、我々が聞いた日とは別日ですが、ガラスの森美術館がゼーンジャーさんのコンサートの様子をダイジェストしてまとめた動画がアップされていたので、それを貼っておきますね。これで、馬頭琴という楽器について知ることができると思います。ちなみに、この時の彼はモンゴルの民族衣装を着ていたようですが、我々の時は普通に燕尾服を着ていました。

 馬頭琴、なかなかに興味深い楽器でした。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村 その他日記ブログ 身の回りのできごとへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました