金魚たちの大好物の一つに“焼き芋”があります。
焼き芋は…やっぱり冬ですよね。というわけで、先日、暦的にはすでに春ですが、焼き芋を買ってきて、金魚たちにやりました。
いつものエサ投入口付近で、三色金魚のビジョと黒らんちゅうのカスミが昼寝をしていましたが、それに構わずに、親指大ほどの焼き芋を入れました。
金魚たちはエサを視覚ではなく嗅覚で感じるようで、エサを入れて、目で視認していても、即座には反応しません。で、ちょっとすると焼き芋の匂いがするのでしょうね、ビジョもカスミも雷にうたれたかのような、反応をします。傍で見ていると、何が起こったのか分からないくらいに、パニクった動きをします。
ビジョはすぐにニオイの元は芋だと分かったみたいですが、目の前にあるのに、どこにあるのかが分からず、その周辺を(金魚のくせに)マッハの速度で旋回していきます。でも…簡単には見つからないんだなあ。
一方カスミは、一瞬、飛び跳ねるような動きをしましたが、すぐに焼き芋を発見したようで、おもむろに芋にかじりつきます。うん、この子の方がビジョより賢そうだ…。
そうこうしているうちに、ドジョウたちがわらわらと湧き出てきます。ドジョウたちは迷うこと無く芋めがけて突進です。金魚よりもニオイセンサーが良いのか、あるいは頭がいいのか? とにかくドジョウたちは1匹も迷わずに芋に向かいます。
やがて、素赤出目金のラクと二色金魚のロナもおっとりとやってきました。その頃になると、慌てていたビジョも冷静さを取り戻せたようで、ラクやロナと一緒に芋を食べます。
一人タイミングが悪いのが、素赤琉金のアカリで、いつも水槽の隅で寝ているせいもあるのか、今回も一人反応が鈍かったです。他の子たちが食べ始めた頃に、ようやく気づいたようで、先程のビジョのような、雷にうたれたようなパニクった動きをします。ビジョとは違って、旋回する半径がかなり大きくて、水槽の中を大きく乱暴に泳ぎ回ります。しばらくして冷静さを取り戻して、ようやく芋の在り処を発見し、芋を食べに来ます。
それにしても、かなり遅いタイミングです。今回は大きな塊で芋を入れたので、まだ残っていたのですが、普段入れる塊の量だったら、とっくに無くなっています。まあ、それでも食べられたのでよかった、よかった。
ひとしきり皆が芋を食べて無くなってしまえば、その場から解散するのですが、アカリだけは、解散後もずっとずっとエサ場で芋を漁っていました。もっと食べたかったのかな? アカリ、芋、大好きだものね。出遅れてしまったのが残念だけれど、ずっとずっと芋を漁っているのは、あまりに未練がましいですね。人間で言えば、食べ終わっても、皿をなめ続けているような感じでしょうか?
でも、もう芋は無いので、入れてあげられないのだよ、ほんと残念。
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