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たぶん、新型コロナは終息しないでしょう

 やっと我が国日本でも、新型コロナウィルスのワクチンの接種が始まりました。ヨーロッパやアメリカでは、昨年の12月から接種を開始しているのに、日本は3ヶ月遅れで、ようやく始まりました。まずは医療関係者から始まり、次に65歳以上の高齢者や介護関係者。それから基礎疾患の持ち主に接種して、最後は65歳以下の普通の人々…という順番だそうです。
 先日、私の主治医と話したところ、基礎疾患の持ち主を優先する…という話は、自治体ごとに対応が違うそうです。で、私が住んでいるところは、誰が基礎疾患を持っているのかという情報をお役所が把握していないので、基礎疾患持ちだからと言って接種が優先される事はなく、単純に年齢だけで接種の順番が決まりそうだ…という事です。まあ、そうかもなあ。むしろ、お役所が市民の病歴を知っていると考える方がおかしいよね。他所はどうなっているんだろ?
 なので、今の所、ウチの市が作っているタイムスケジュール的には、私の接種順番は、6~9ヶ月後になりそうとの事です。つまり、早くても今年の秋以降って話です。うむ、オリンピックには間に合わないね。年末までに接種できるだろうね…程度の予定で、つまりこの夏は、まだまだ人混みに行けそうもないし、旅行も無理っぽいかも。残念。
 もっとも、先生に言わせると、6~9ヶ月後という予定は、あくまでも目安であって、実際問題としては、ワクチン接種に応じない人が大勢いるだろうから、その分、順番が繰り上がるだろうから、もっと早く接種できますよ…との話でした。まあ、そうだろうね。もっとも、それは今の世論であって、日本人はすぐに付和雷同する性格だから、一度“接種した方が良い!”という世論が作られれば、あっという間に全員接種を希望するだろうから、そうなると、順番はかなり遅くなりそうです、との話でした。
 ちなみに、今回のワクチン接種に費用はかからないそうです。国としては「無料でワクチン接種できますから、なるべく多くの人に接種してもらいたい」という事なのだと思います。ただし、ワクチン接種が無料なのは今年限りの話で、来年以降は有料になりそうなので、何とかして今年中にワクチンの順番が回ってきて欲しいと思っている私です。
 で、ワクチン接種自体は、我々の自由意志に任されています。別に接種は無理強いされていません。接種してもしなくてもいいのです。まあ、副反応の可能性もあるしね。嫌な人はやんなくてもいいのです。
 我々は、世界の流れからみると、3ヶ月ほど遅れています。そのために、すでに世界中では多くの人の接種が終了しているわけで…初期段階の人体実験は終わっているとも言えます。
 海外の治験から分かる事として、程度の差こそあれ、ワクチン接種に伴う副反応はボチボチあるようです。かなり軽微なものから、かなり重篤なものまで様々です。
 そう言えば、私はインフルエンザワクチンを接種すると、たまに副反応が出ますよ。注射したところが固くなって、ちょっと熱を帯びます。まあ、一週間もすると、気にならなくなりますけれど。そんな体質なので、きっとコロナワクチンを接種すると、何かしらの副反応が出るかもしれないけれど、それは私の健康や快適な生活とのバーターと考えて、受け入れるつもりですよ。
 でもね、ワクチン接種による副反応はあるにせよ、ワクチン接種による死者は、ほぼゼロであるようです。厳密に言えば、アメリカでは0.003%の人が、ワクチン接種後に亡くなっていますが、それはワクチンを接種したから死んだというよりも、たまたま寿命が尽きる前に接種しただけの話じゃないかな? それくらいに小さな数値です。それに、もしもワクチン接種後の死亡率が0.0%だったら、そりゃあワクチンじゃなくて、不老不死の妙薬なわけで、そんなのはありえません。なので「ワクチン接種しても死なない」と言えるでしょう。
 つまり、ワクチンの有効性を信じるとして、ワクチンを打たない時はコロナにかかるかもしれないし、コロナにかかれば死んでしまう可能性もあるわけですが、ワクチンを打てば、副反応に苦しむかもしれないけれど、まずコロナで死ぬことは無くなるわけです。
 生きるか死ぬか…という選択で考えるなら、ワクチン接種一択ですが、苦しむか苦しまないか…という選択で考えるなら、ワクチンを打たないという選択もアリです。私としては、死ぬ方が苦しむよりも何倍もイヤなので、たとえ苦しくても死なない方を選択しますが、自分は絶対に死なないと信じている人たちは、苦しむのがイヤなので、ワクチンを打たない選択をするのでしょうね。ちなみに、こういう人たちは、自分がコロナになるはずがないって思っていたりします。
 根拠のない自信の持ち主には、何を言っても説得できないので、私はそういう人たちに、どうのこうのとは言いません。まあ「そうだといいね」と声を掛けるだけです。
 でも結局、そうやってワクチンを打たない人々がいると、新型コロナウィルスは、そういう人たちの体内で生き続けるわけです。そういう人たちが一定数いると、彼ら同士で伝染したり伝染されたりして、ウィルスはこの世界に居続けるわけです。つまり、そういう人がいる限り、新型コロナは終息しないってわけです
 なんて事を書くと、まるでワクチン接種を拒否する人を悪者扱いしているようですが、別にそんなつもりはありません。と言うのも、ヒトにはワクチン接種しても、ペットのイヌネコにはワクチン接種しないでしょ? で、新型コロナは、どうやらイヌネコにも感染するようです。ただし、今のところ、ヒトからイヌネコへの感染は確認されていますが、イヌネコから人間に感染したという事例はまだ見つかっていないようです…が、人からイヌネコに伝染るなら、イヌネコから人に感染っても不思議ありません。時間の問題です。
 なので、多くの人がワクチン接種したとして、ウィルスはペットたちの体内で生き続けるわけで、新型コロナウィルスは、なんだかんだ言って、今後の世界には生息し続けるのではないかって思うわけです。つまり、人類全部がワクチン接種しても、新型コロナは終息しない…って事になるわけです。
 さらに心配は、ワクチンの有効期限ですね。一度打てば一生その効果が持続するのなら良いのだけれど、インフルエンザワクチンのように、効果は数ヶ月となると、毎年ワクチン接種しないといけないわけだけれど、来年以降のワクチン接種が有料なら、ワクチン接種率は当然下がるわけで、そうなるとますます新型コロナは終息しない…って思うわけです。まあ、私は毎年ワクチンを接種するだろうけれど…。
 結局、新型コロナが終息するなんて事を期待するのは、甘々な考えだと思います。なので、今後はコロナが流行っていても、気にせずに、以前のような普通の生活をしていく事を考えていかないといけないなあ…って事です。だって、コロナは終息しないんだからサ。
蛇足 いつまで経っても終息しないのなら、“新型”コロナという呼び方は変えないといけないよね。一応、COVID-19という正式名称はあるけれど、そんなの、日本語的に呼びづらいですね。やっぱり、中国風邪とか武漢風邪とか言うんじゃダメなのかな? それともいっそ、ただの風邪に分類するんじゃダメ? コロナウィルスによる病気って、風邪なんだよね。今でも風邪って、いろいろな種類の病気の総称だから、その中に今回の新型も入れちゃうってのは、ダメなのかな?

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