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当時は楽しかったのだから、まあいいやと思う事にしています[2020年10月の落ち穂拾い]

 最近、Y先生の声楽のレッスンを受けて、それを記事にすると、1回のレッスンで3つの記事になります。これはそれだけレッスンの内容が濃くて多くて、それくらいに分割しないと記事が長くなりすぎてしまうからです。思えば、キング先生に習っていた時は、1回のレッスンでは記事1つにするのがやっとだったなあ。キング先生とのレッスンは、雑談が半分だし、レッスン中も休憩ばかりで、時間の割には実レッスン時間は極端に短かったから、内容も少なかったんでしょうね。そう考えると、キング先生のレッスンって割高だったんじゃないかな?
鼻声
 実は私、昔、キング先生に声楽を習っていた時に「声が鼻声になっているから、声を鼻に入れないように」と言われて、そういう指導を受けて、声を一切鼻に入れないような歌い方になりました。
 で、今のY先生に変わった時に「全く鼻腔の響きが使えていない」と言われて、積極的に声を鼻に入れるようにしました。こう書くと、そんな修正なんて実に簡単そうですが、結構大変な思いをして修正したんですよ。で、現在、以前のように、適度に鼻にも声を入れて歌えるようになり、だいぶ歌う事が楽になり、高音も出るようになりました。
 鼻声って鼻が詰まっていて、声が鼻から抜けない状態を言います。つまり鼻声って、発声の問題ではなく、病気の話なのです。
 歌声は通常、積極的に声を鼻に入れて、クチからだけでなく、鼻からも声を出す必要があります(もちろん、クチから出てくる声の方が割合的に大なのは当然です)。つまり、病気があって鼻が詰まって声が鼻から出ていかないのが鼻声であって、健康な人の歌声は、声を鼻にも入れて、クチからも鼻からも声が出ているのが、本来の姿なのです。
 なので、鼻声のように聞こえる声ならば、病気治療をしつつ、声が鼻から抜けないのが問題なのだから、むしろ積極的に声を鼻に入れ、声が鼻から抜けるような訓練をするべきであって、鼻に声を入れないようにするのは、指導としてはダメな方向、つまり真逆な指導になります。
 この辺りの事をキング先生は理解しておらず、結果的に間違った指導を受けて、数年モノの時間を無駄にして、結果的にキング先生に習っていた期間、ほとんど上達もせず、時間とお金を無駄にしてしまった私です(でも、歌の楽しさはたっぷり教えてもらいましたので、それで良しとしましょう…と今では思ってます)。
 鼻の響き(鼻腔の響き)が使えないと、高い響きが鼻に乗りませんし、高音も出ません。ですから、声は積極的に鼻に入れていかないといけません。
 健康な人は声を鼻に入れても鼻声にはなりません。鼻声になるのは、病気の人(鼻に疾患を持っている人か、アレルギー体質で常時カラダが炎症を起こして鼻腔が腫れている人か、風邪や新型コロナに罹患して鼻腔に炎症を起こして鼻腔がふさがっている人)か、口蓋垂を動かして鼻腔への空気の流れを妨げる癖を持っている人(たまにいるそうです)ぐらいです。
 なので、たまにいる「口蓋垂を動かして鼻腔への空気の流れを妨げる癖を持っている人」以外は「鼻声です」と言われたら、発声方法を見直すよりも、まず病院に相談するべきです。私の場合は…アレルギー体質(今もそう)ですから、たいていカラダのどこかが炎症を起こしているので、キング先生に鼻声を指摘された時期は、たまたま鼻腔が炎症を起こしていた時期なのかもしれません(いつも腫れているので自覚が無いんですよ:笑)。
 ちなみに昨今は鼻腔が腫れる事はまずありませんが、その代わり、ノドが腫れる事が多くなりました。うがい薬が沁みる事も多々あります。
 閑話休題。プロの卵の中には、口蓋垂が長くて、すぐに鼻腔を閉じてしまい、そのため鼻声になりがちで、それを防ぐために口蓋垂を切除してしまう人もいるよと、以前、かかりつけの耳鼻咽喉科医の先生に言われた事があります。で、私もそれをやるべきですか?と恐る恐る尋ねたら、口蓋垂は必要があってそこにあるのだから、無闇矢鱈に切除するのは薦められないと言われました。なんでも口蓋垂を切除すると、風邪をひいた時に重篤になりやすいかもと言われました。もっとも、それ以前に私の口蓋垂は普通サイズ(つまり切除する必要なんて無い)だって言われました。
 話は横にそれますが、手術と言えば、ピアニストの場合、手の水かきの部分を切って、指を長くして、より指の可動性を高める手術を受ける人もいるそうです…が、プロとして活躍するためにはなんでもやる…っていう根性と覚悟がプロの卵たちには必要で…音楽家の道も修羅の道なんだなって思います。
もしも昔の作曲家が今生きていたら
 もしも昔の作曲家が今生きていたら、どんな活躍をしているだろうか? たまにそんな事を考えます。
 私が考えるに、モーツァルトは職業音楽家としてアイドルグループのプロデュースとかしているだろうし、ロッシーニも職業音楽家としてアニソンをバンバン書き飛ばし、ヴェルディやワーグナーは音楽家ではなく映画監督になっているだろうと思います。プッチーニは…オペラではなく、宝塚で演奏できそうな、ラブラブのミュージカルを書いているんじゃないかな? おそらく、オペラ系の大作曲家たちは、誰一人としてオペラは書いていない…というのが、私の妄想です。だってさあ、21世紀のオペラってオワコンじゃん(笑)。でも、彼らなりに才能は開花させると思うんですよ。
オペラはすでにオワコン
 ブログの過去記事をご覧いただければ分かりますが、私は「読み替えオペラ」こそがオペラがオワコンである証拠であり、オペラがご臨終状態にある事の証であると考えています。分かりやすく例え話で言えば「背広を着た老人(会社の会長?)が全国支店を巡って不正を暴く」お話を作ったとしても、それをどうアレンジしても水戸黄門にはならないでしょ?
 オペラは音楽である以前に、演劇であります。「読み替えオペラ」も一部の作品では成功していると思います(ヘンデルの一部のオペラとか、後は「椿姫」ぐらいかな)が、多くの作品では…ダメでしょう。私はそう思ってます。
 そもそもオペラが金持ちのパトロンや民衆から見放され、その代わりに制作費の不足分として税金が導入されて制作されるようになり、やがて制作費に税金が占める割合が大きくなり、税金がなければ立ち行かなくなってきました。本来巨額な費用が必要なオペラ制作が、税金で制作がまかなえるようにするために、経費軽減を目的とした「読み替えオペラ」が生まれてきたわけです。大道具を減らし、衣装を簡素化し、贅沢を抑えて、なんとかして経費を削減してでもオペラを制作しようという涙ぐましい努力の結果なのです。
 つまり状況としては、税金が入らないと成り立たないくらいに、オペラは芸能としては終わっている…のが、現在のヨーロッパにおけるオペラ上演の状況なのです。
 そもそもヨーロッパには歌劇場が多すぎるし、オペラ歌手も多すぎると思います。だから…って話は、日本人である私がするべき話ではありませんね。当事者であるヨーロッパの人々が考えればいいわけだし、オペラも彼らの文明文化の一部ですから、どうなろうとも彼ら次第…ってわけです。私はむしろ、歌舞伎の行く末の心配と(微々たるとは言え)経済的にどう支えていくべきかを考えないといけないと思ってます。
 オペラは滅んでしまって仕方ないですが、歌舞伎は今後もずっと続けていって欲しいと思ってますよ。
今月のお気に入り 百人一首で歌うコンコーネ50番
 コンコーネ50番(以下、コンコーネと略)は声楽の練習曲集です。比較的初級の人が学ぶ練習曲集です。50曲の練習曲が入っていますが、そのすべての曲に歌詞は付いていません。学習目的に応じて、適当な音を付けて歌ってくださいってわけで、多くの人は、階名で歌ったり“La”とか“Ma”とかで歌ったりします。
 それでもコンコーネを歌詞付きで歌いたいという人はいますし、今まで様々な歌詞を付けたコンコーネが出版されています。かつて私が学んだ「赤ずきんちゃん」のミュージカルも、音楽部分はコンコーネで、それに歌詞を付けてミュージカルにしたモノでした。
 それはさておき。
 最近、Y先生の元で再びコンコーネを学び始めた私は、何か面白い歌詞付きコンコーネはないかしらとネットを漁っていたら、以下のようなモノを見つけました。
 コンコーネに歌詞として百人一首を載せたものです。試みとしては面白いです。コンコーネサイドから見れば、歌いやすさを考えて歌詞を付けてくれたもので、かなり実用的だなあと思いました。百人一首サイドから見れば、あまりに和歌の雰囲気と音楽の雰囲気が違いすぎて「ありえねー」ってのが正直な感想です。これらの和歌にこんなメロディを付けちゃダメでしょ(笑)。
 しかしコンコーネを百人一首で歌いたいというのは、割と多くの人が考えるみたいで、このCD以外にも、他の人がコンコーネに百人一首の和歌を載せて歌ったものがYouTubeにもあります。その中から一つだけご紹介します。
 まあ、その人の立場で感想は変わると思いますが、皆さんはどう感じられるでしょうか? 私は…音楽的にはアリだと思ってます。
今月の金魚
2020年10月21日(水) ヤヨイが星になりました。
2020年10月25日(日) カナとナツキが我が家にやってきました。
今月のひとこと
 本日(2020年9月29日)をもって、ボケモンGOを一旦休止する事にしました。たぶん、このまま辞めちゃうんだろうなあって思います。(2020年9月29日~10月2日)
 メトの2020-2021年シーズンはすべてキャンセルとなりました。うへっ! ライブビューイングは…当然、やんないんだろうけれど、日本の映画館(つまり松竹)はどうするんだろ? 旧作のストックなら百本以上あるわけだし、旧作を上映してくれないかな? でも、それじゃあアンコール上映と被るからやんないか? どうするんだろ?(2020年10月2~13日)
 埼玉で劇団クラスターが発生したそうですね。ミュージカル劇団だそうで、私は仕方のない事だと思ってますが、世間はこれで演劇に対する目が厳しくなるんだろうなあって思います。(2020年10月13~14日)
 「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」のインターネット前売りがとんでもない状況になってますね。あっちこっちの映画館のサイトで鯖落ちが頻出。ウチの近所の映画館もインターネットではチケットの予約ができなかったので、直接劇場まで出かけて前売りチケット買ったけど、もうすでにその時点でほぼ満席。これでは当日、ひょっこり出かけた、情弱な方々がチケットを買えずに大困りしてしまうかもなあ。そう言えば、エヴァの旧劇場版の時に、朝1で映画館に行って、チケットが買えずに、その日の夜の上映回で見た事があったっけ。ファミレスで時間つぶしをしたけれど、今思えば良い思い出です。(2020年10月14~日)
 「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を見てきました。噂通りの人出でした。普段は劇場内に10人も客がいれば御の字程度の寂れた映画館ですが、今回はどこも(誇張なく)満席でした。券売機で調べたら、全部の上映回でチケット完売でした。ちなみに1日に15回も上映しているのに、そのすべてが完売なんだよね。すごいね。グッズも売り切れてしまったモノがあるらしいし、入場者特典もそろそろ無くなってしまうというアナウンスも出ています。主催者が予想していた以上の大人気のようです。この調子では、日本映画上映記録が塗り替わるかもしれませんね。(2020年10月18~24日)
 以前から薄々感じていたのだけれど、やっぱり、政府に提言や助言をする学者ってバカなの? 10月も下旬になってから(あと二ヶ月しか無いのに)今から年始年末の休みを増やせだと! 社会経験の無い世間知らずのお坊ちゃまたちの発想にはついていけません。政治家さんたちには、こういうアホな学者の暴走を止めてもらわないといけません。学者の言うとおりにやっていたら、人々は不幸になるし、貧しくなるし、貧困率は上がって、自殺と犯罪は増えて、この国は滅ぶよ。(2020年10月24~28日)
 英国で新型コロナウィルスの抗体が数ヶ月程度で無くなってしまうという調査結果が出たようです。インペリアル・カレッジ・ロンドンの調査ですが、これが正しいなら、ワクチンなんて何の役にも立たないわな。集団免疫なんて意味がないよね。ヨーロッパなんて、永久にロックアウトのままだよ。新型コロナウィルスって、ウィルス兵器としては、かなり良くできているって話ですね。(2020年10月28~30日)
 今月は以上です。よろしくお願いします。

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