つい先日、産経新聞に「教科書調査官と北朝鮮の闇」という記事が掲載されました。
記事の内容を簡単に要約すると「北朝鮮のスパイが文科省教科書調査官に任命されている。これは文科省の闇である。人物は簡単に特定できるので、萩生田文相はその闇にメスを入れるべきだ」となります。
ちなみに文科省教科書調査官とは、ざっくり言えば、教科書検定をする人です。各教科書会社から出された教科書を検定し、合格不合格を決める人で、悪く言えば、全面的に気に入らない教科書ならば不合格にして、部分的に気に入らない教科書に関しては、自分の気に入る方向を指示して、その通りに直させて出版を許可して、日本の子どもたちを洗脳教育する人です。
本来は、日本と日本人を愛して、科学的に正直で、相当の知識教養を持ち、人格的には公正明大で私心の無い人が就くべきポジションです。外国のスパイがなって思われる人が就いて良いポジションではありません。
なんでも、このスパイ氏は、「従軍慰安婦」という用語を中学校教科書に復活させ、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を検定不合格にした張本人なんだそうです。つまり、なんでもアリで、やりたい放題の人なんですね。
まあ、このスパイ氏が本当にスパイなのかは、私には分かりません。あくまでも「産経新聞によれば…」という情報です。
それはともかくとして、日本は“スパイ天国”だとは、よく言われます。中国やロシア・北朝鮮のスパイが大勢入り込んで暗躍しているとの都市伝説があります。
そんな都市伝説を信じてしまいそうになるくらいに、我々の身の回りには、どう考えても、日本の国力を削ぐことに邁進している人たちが目立ちます。特に、マスコミ関係者や政治家は目立ちます。しかし、裏方である官僚にスパイが紛れ込んでいたとしても、これは我々一般人には分かりません。目立たないだけで、きっとたくさん…いるんだろうなあ…。
一番の問題は、どんな国にも必ずある“スパイ防止法”が日本には無いって事です。
過去にも何度もスパイ防止法を作ろうとしたのだけれど、その度に国会内にいるスパイ系の政治家さんたちに潰されて、今日までスパイ防止法は成立していません。なので、日本ではスパイさんは自由に活躍できるし、もし見つかっても罰せられる事はないのです。
スパイというのは、国家にとっては、ウィルスみたいなモノです。知らず知らずのうちに、国家の中枢やライフライン(政治家とか、マスコミとか、鉄道会社や航空各社、電力会社、水道局、IT系通信会社、原発警備会社、警察や消防や自衛隊等)に忍び込み、これらがうまく機能できないようにしたり、平時の時は日本人をミスリードして世論を間違った方向に誘導したり、有事の際には我々の安心安全を奪ったり…と、まあほんとタチが悪い連中です。
ですから、どこの国にもスパイ防止法があって、国家のウィルスであるスパイをやっつけているわけです。でも、日本にはスパイ防止法がないのです。これは新型コロナウィルスやインフルエンザが流行っていても、何の手立ても打たず治療もせずに、人々がただ感染して死んでいくのに任せているような状況なのです。
それってさすがにおかしいよね。少なくとも、ウィルスが流行っているなら、マスクをして、手洗いうがいをしないとね。治療薬があるなら、それを使用して健康を取り戻さないとダメじゃん。そのマスク&手洗いうがいや治療薬に相当するのが、スパイ防止法なんだと思います。そう考えると、日本の現状がとてもおかしい事に気づくでしょ?
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