さて、門下の発表会です。当日は雨の予報が出ていましたが、見事などん曇りで、なかなか良い感じでした。我々の当日リハーサルは12時半開始でしたが、10時過ぎに会場入りをしました。交通機関に何かあったら嫌だし、早めに楽屋入りして、他の人たちのリハーサルを見学したいしね。で、楽屋に荷物を置いたら、小一時間ほど皆さんのリハーサルの様子を見学させていただきました。ここの門下の人たちは、みんな上手なので、勉強になるんだよね。
で、11時頃に早めの昼食を取りに行きました。ちなみに、てんやで天丼とうどんを食べました。美味しかったよ。
ゆっくり食事をしてから会場に戻りました。ピアニストさんもやってきて、いよいよリハーサル開始です。
まずは会場の音響の確認です。声の反響もそこそこあり、いい感じのホールです。先日のクラコンの会場と比べると、クラコンの会場の方が残響が長めです。私的にはクラコン会場の方が好みかな? でも、本当に声がある人にとっては、長めの残響のホールと言うのは、残響のないホールとは違った意味で歌いづらいのだそうです。どういう事かと言うと、自分が歌っている時に、まだ前の声が会場に残っていて、前の声を打ち消しながら歌っていかないといけないのだそうで、これは結構疲れるし、声も早めに消耗するのだそうです。でも、私はそこまで立派な声はないので、クラコン会場ぐらいの残響の方が好きかも(笑)。ま、それはともかく、今度の会場も、歌にはなかなか良い会場です。
リハーサルは本番と同じ曲順で歌いました。なるべく声を消耗しないように心がけました。なので、歌曲と二重唱は、本番会場の音響を確認する意味も込めて、普通に歌いました。
ソロは問題ないのですが、二重唱の二人の立ち位置は、クラコンの時とは変えました。クラコンの時は、ピアニストさんを含めて、三人が三角形になるように立って歌いました(音量バランスを取ると、これがベストだったんですね)が、今回はセンターに二人で立ちました。音量のバランスはかなり悪くなります(結果的に私の声が妻の声をかき消す…ような感じになりました)が、二重唱としての声のまとまりの方を優先したわけです。
オペラアリアに関しては、ピアニストさんには、会場のピアノに慣れるという意味もあって、普通に弾いてもらい、我々歌手の方は鼻歌歌唱でやり過ごしました。だって、声が消耗するのが怖かったんだもの。
で、最初は妻のアリアを、次に私のアリアの途中まで歌ったところで、タイムアップ。ま、仕方ないよね。で、その後の開場までの時間(我々は最後のリハーサル組だったのです)は自由時間なので、お一人、返しをやりたい方がいらっしゃったので、それをやってもらい、開場直前の時間を使って、もう一度私のアリアのピアノリハーサルをやらせてもらいました。
ピアニストって、会場が変わると、演奏する楽器が変わるんだよね。これって、笛吹きの立場で考えると、ありえない事です。ピアニストさんって大変だなあ。
当日リハーサルが終わると開場です。あと30分もすると開演となります。私は着替えるのが遅い人なので、リハーサルが終わったら、すぐに楽屋に戻って着替え始めました。今回は、カフスボタンを使用しなかったので、スムーズに着替えられました。たぶん20分ちょっとしかかからなかったと思います(笑)。
そうそう、新品タキシードの着心地ですが、バッチリです。いやあ、実に楽です。普段来ているスーツよりも楽な感じです。それでいて、見た感じがきちんとしているので、やっぱり、ちゃんとしたところで作ってもらうと良いのだなあと思いました。
スーツがきちんとすると、今度は靴のボロさが目立つようになります。次は靴を新調しようかな? 私がステージシューズとして愛用しているのは、ダンスシューズで、見た目は革靴だけれど、靴底はスエードになっていて、足音を立てずに歩けて、適度なすべりがあって、動きやすいというスグレモノなのです。ただダンスシューズは、そこらでは売っていないので、私は銀座まで出かけて、専門店で購入しました。安くないのが欠点かも。
本番衣装に着替えて、自分の出番まで若干の余裕があったので、客席に行って、他の人の歌を聞きました。やがて自分の出番が近づいてきたので、録音機を客席に仕掛けて、舞台袖に向かいました。
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コメント
こんばんは。
>結局、日産ブランドは消え、あの会社はフランスの物となり、ルノーの日本支店になってしまうのだろうか? 無いと言えないよね。
今回の起訴で興味がある点は次の他人様の受け売りだけです。
「カルロス・ゴーン氏は無実だ」ある会計人の重大指摘
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58626
経済的便益が「有価証券報告書虚偽記載罪」の犯罪構成要件を満たすためには、
①問題となる経済的便益が、会計基準上有価証券報告書に記載すべき事項(=犯罪事実)であり、かつ、②ゴーン前会長自身が、本件経済的便益は会計基準上有価証券報告書に記載すべきものと知りながら、敢えて不記載としたという認識(=故意)
がなければならない。
「有価証券報告書虚偽記載」は故意犯なので、ゴーン会長に故意が認定できなければ、本件の有価証券報告書虚偽記載罪は成立しない。
こちらは自動車免許さえ持っていないのですが、カルロス・ゴーン氏をオッカケしてしまいます。
起訴ではなくて逮捕でした。
マジ起訴もできるのでしょうか。
失礼しました。
tetsuさん
たぶん、今回の件では適法かどうかは、あまり問題ではないのではないかと思ってます。もちろん、日本もフランスも法治国家だから、一応、法に照らしてあれこれやるだろうけれど、それはあくまでもポーズであって、本音は別のところにあると睨んでいます。
おそらく、有罪であれ無罪であれ、日産はゴーン氏を排除し、ルノー(フランスの、事実上の国営企業です)の影響下から脱したいのだろうし、フランス政府はルノーを通じて、日産を、日本の自動車産業を吸収したいのだろうと思います。だから、ゴーン氏が有罪であるとか無罪であるとは、きっかけに過ぎず、事の本質ではないのだろうと思ってます。
ルノーから距離を取りたい日産と、日産を取り込みたいフランス政府の駆け引きが、本当の戦いなんだろうと思ってます。