フルートのレッスンに行ってきました。前回のレッスンは風邪をひいてお休みしてしまったので、二週間ぶりのレッスンでした。この二週間、何をしていたのかと言えば、仕事と休養です。今、とにかく仕事は繁忙期なので、普段の数倍忙しいわけですが、それなのに風邪をひいて寝込んでしまい、仕事を溜め込んでしまったので、全然フルートの練習をしていなかったのですよ。参りましたね。ほぼ、ノー練習で臨んだ、今回のレッスンでした。
先生には毎度の事ですが、練習無しでのレッスンで勘弁していただいてます。社会人だもん、練習せずにレッスンに来る…どころか、練習のためにレッスンに来るは有りにしてもらってます。
そんなわけで、先生と一緒にレッスンと言うか、練習をしたわけです。
ロングトーン練習は、ひとまずバッチリ。まあ、文句ない出来です。それに最近、なぜかフルートでの脱力が、なんかうまく言っているような気がします。
エルステユーブンゲンは20番と21番です。20番は、先生からメトロノールでのテンポ指定をしてもらっているけれど…ううむ、ちょっとテンポに追いつけない感じ? 以前から、ちょっともたもたした感じだったけれど、練習せずに行ったら、すっかり指が回らなくなっておりました。いやあ、練習は正直だけれど、怠慢も正直だね。やればやるだけ上達し、やらなきゃやらないだけ下手になっていきます。こりゃ、おもしろい(涙)。
先生から、テンポの指定はあるけれど、練習ではまずゆっくりのテンポでいいから確実に吹けるようにしておく事。出来るようになってから、テンポを徐々に指定どおりにしてくるように言われました。もちろん暗譜は必須です。
21番はメトロノールでのテンポ指定は無いです。アンダンティーノだから、1音1音丁寧に確実に吹けるようにする事が目標です。
プチエチュードは16番でした。前半部と後半部はまあ良しと言われました。肝心なのは、中間部です。この部分だけを徹底的に練習してくるように言われました。
確かにこの中間部、うまく吹けないのですが、それは吹ける吹けない以前に、まだ私がこの部分をきちんと掴んでいないから…なんだと思います。おそらく音楽的にこの部分が理解できたら、なんとか吹けるんじゃないかなって思ってます。臨時記号やら装飾音符やら面倒くさい事が多い曲ですが、まずは曲の理解が最初だと思います。だって、自分のやっている事の意味が分からなきゃ、聞いている人はもっと分からないでしょうからね。
今回の雑談は、印刷の話。
プロアマ問わず、音楽家と印刷屋は切っても切れない関係にあります。
発表会とか演奏会とかになると、チラシやらポスターやらチケットやらが必要になります。それらを印刷屋さんに大量に発注するわけですが、なにしろ分量がそれなりにありますから、ちょっとの価格差が大きな差になるわけで、皆さん結構印刷屋にはこだわりがあるようです。
こと、値段に関して言うと、街の印刷屋ってどうなんでしょうね。
以前は音楽家の皆さんも、街の印刷屋さんにチラシ等を頼んでいたわけだし、あっちこっちのお店から印刷仕事があったでしょうし、個人からだって、名刺の印刷とか年賀状の印刷などの仕事が、それなりにあったと思いますが、パソコンの普及で少量印刷の印刷(はがき印刷とか名刺印刷ね)の仕事は完全に無くなってしまったと思います。
頼みの綱は大量印刷(ポスターチラシの類だ)だけれど、昨今はインターネットの印刷屋が紙代よりも安いくらいの値段で、印刷してくれるようになりました。こうなると、もう街の印刷屋の出番は無くなってしまいます。
厳しいね、印刷屋さんも。
H先生は、背に腹は代えられないと…今ではインターネットの印刷屋さんを愛用しているんだそうです。まあ、値段を考えるとそうなんだろうね。私は、個人の少量印刷は自分でやってますが、仕事関係の大量発注は…なるべく今まで付き合いのある出入りの業者に頼むようにしています。情がうつっている…と言うのもありますが、世の中は持ちつ持たれつだと思うんだよね。お互い支え合っていくって大切だと思うわけです。他にももっと安く仕事を引き受けてくれるところもあるんだろうけれど、お金に換算できないサービス(主に気働きだね)が出入りの業者だとあるわけで、それを含めて考えると、なかなか安いだけの業者には仕事は頼めないなあ…と思う私でありました。
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コメント
こんばんは。
こちらはPCソフト業界の片隅でギリギリ生存しているところです。
地球上で日本国あたりはPCソフトのパッケージの需要が信じられないくらいあってパッケージを未だに作っています。
パッケージとCDをどのように作るか、引き継いだ直後ネットで安いところ見つけてここはイイと思ったのですが、次に少し条件変えたらもっと安くて前業者からかなり流れてきているという話まであってメチャ厳しい業界のようです。
本とか新聞あたりの印刷は何時なくなるかみたいな話題はそこらじゅうに転がっています。
本屋も滅多に行かなくなって手元のツンドクをなんとか読み通そうとしているところですが、紙で本を読みたい、というのは年寄の感想でしょうか?
そのうち学校の教科書もタブレットになるんじゃないのかって、話もありますよね。
書き込むことはできないし、何でもデジタルって、空恐ろしい感じもします。
小さな印刷屋さんの勝ち残り策は、こんなところでしょうね。
①短納期(家庭用プリンタやコンビニのコピー機よりも安い単価で、その日のうちに配達とか)
②格安なネットプリントサービスは、デザイン用ソフトで原稿を送るように言うが、慣れない一般消費者は不備を出しやすいのでサポートして差別化する
③印刷だけではなく、デザインとか配布までやってしまう。例えばコンサートのチラシも折り込み先を提供したり、色々な施設に配布したりを代行する。
④他ではやらないことをする。例えば、個人所有のスマホやパソコンに柄を印刷する、自費出版好きな人にガリ版とか活版印刷みたいな古い印刷技術でレトロな風合いを出す。
②は、慣れない人が価格で業者を選ぶと結構大変です。急いでいるのに、ワードやパワポで作成してから変換したファイルの不備を指摘して作業に進まない、ということが多々あります。
tetsuさん
>本とか新聞あたりの印刷は何時なくなるかみたいな話題はそこらじゅうに転がっています。
我が家では、とうの昔に紙の新聞は取りやめております。ニュースはネットとテレビで補充しています。本は…かなり以前から紙の本の購入を取りやめております。
私も当初は「本は紙で読みたいねえ…」なんて言ってましたが、慣れると電子書籍の方が良いんですよ。まず、タブレットの方が文庫や新書よりも大きいから目に優しいんです。それに一冊だけならともかく、何冊も本を持ち運ぶことを考えるなら、タブレットの方が軽量だし、保存にもスペースがいりません。あと、値段も紙の本よりも安いしね。
ただ、電子化してくれない書籍もありますので、そういう本は読みたいのだけれど、電子版が無いという理由で読むのをあきらめて、当然購入もしません。私も不満足だし、出版社ももうけ損なっているわけで、電子化しないばかりに、どちらも損をするという悲しい状態になっています。
まあ、人生は有限なので、その分、違う本を読めばいいだけなんだけれどね。
ドロシーさん
学校の教科書のタブレット化は、着々と進んでいますよ。
文科省では、近い将来、大学入試問題を電子化してタブレットで受験してもらう事を、真剣に検討して、実際にプロジェクトは進行しています。時代は確実に前に進んでいるのです。
印刷屋は衰退する一方でしょうね。グーテンベルク以降普及した、紙に文字を印刷するという時代が終焉しようとしている…と私は思ってます。これからはディスプレイにフォントを表示する時代に本格的に突入してくると思います。そのために、どんどんディスプレイが進化していくと思います。で、進化しきったディスプレイの姿は、おそらく限りなく“紙”に近づいていくと、私は思ってます。