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私はハゲなんだけれども…

 私はハゲです。頭頂部が薄いです…ってか、カッパです。いわゆる、カッパハゲです。

 でも、タッパもあるので、まじまじと他人からハゲ部分を見られることはありません。なにしろ私のハゲを確認するには、ほぼ真上から見下さないと無理だからです。

 私は、別にハゲを恥じてはいませんが、ハゲている事に関して、気を使われると、ちょっと複雑な気分になります。

 私は正面から見ると、ほぼハゲが分かりません。ですから、私がハゲている事を目視しちゃうと、たいていの人がビックリするみたいです。でも、ビックリしても、ハゲを話題にしずらいわけですから、何となく無かったことにするようなのですが、でも心の中では葛藤があるわけです。

 「え! この人、ハゲなんだ!」 だいぶショックがあるみたいです。

 まさかハゲだと思っていなかった人が、実はハゲだったんですよ。おそらく、そのショックたるや、カツラ愛好者のカツラが取れちゃうほど…ではないでしょうが、でも、そのショックにかなり近いかも。それほどに、驚愕の事実なんだと思います。

 ですから、私、ハゲは恥じませんが、ハゲを知られることで相手に気遣われるのは、とてもイヤなのです。むしろ、私のハゲを知っても、それが当然のように思い、その後は、何も無かったのように、ふるまってもらえたら嬉しいのだけれど…なかなか難しいわなあ…。

 というわけで、私は自分のハゲを隠しませんが、だからと言って、自分のハゲを積極的に他人の目の前にさらしたくはないのです。

 なので、アタマを下げる時も、あまり深々とはアタマを下げません。だって、ハゲが見えちゃうもの。しゃがんだり、かがんだりと言った低い姿勢も、あまり取りません。それらの姿勢が腰に悪い姿勢だと言う事もありますが…やっぱり低くなると、ハゲが見えちゃうからね。泳ぐ時は、スイミングキャップをカブリます。まあ、たいていのプールはそういうルールだから、ルールを遵守しているだけですが…やっぱりハゲが見えちゃうからね。外出する時は、ほぼ帽子をかぶります。帽子大好きってのもあるし、熱射病は怖いですが…やっぱり何かの拍子でハゲが見えたらイヤだものね。

 「そんなにハゲが気になるなら、カツラでもかぶればいいじゃん」

 だから、ハゲを恥じてもいないし、隠すつもりもないのです。ですから、カツラとか増毛とか、そういうモノに手を伸ばそうとは、夢にも思っていないのです。ただ、ハゲが原因で他人に気を使われるのがイヤなのです。

 ですから、私的に一番うれしいのは、私のハゲを見ても、ノーリアクションでいてくれる事です。世界人類…という大げさな話をしなくても、私の身近にいる人たちが、ハゲに対してノーリアクションでいれば、私はハゲたアタマをむき出しにして、世界を闊歩できるのですが…やっぱりハゲってインパクトがあるのか、世間はハゲを放置してくれません。

 ハゲなんて、たかが老化現象じゃん。年とれば、誰だって頭髪ぐらい、ハゲるか白くなるものなんだよ。だから、私ぐらいの年齢の人間が、ハゲていたって、びっくりする事なんてないんだよ。

 でもね、私は、まさか自分がハゲるとは思っていなかったよ。若い時から、なぜか自分はハゲずに白髪になる…と信じていたものです。それがハゲるとはね(笑)。でも、ハゲたけれど、白髪はほとんどありません。

 まあ、結論から言えば男性と言うものは、ハゲるのが先か、白くなるのが先かってだけの問題で、ハゲて私のアタマに残った黒髪だって、いずれは白くなるし、ロマンスグレーの老紳士だって、いずれは薄毛になるわけだからね。だから、ハゲになるか白髪になるかなんて、単純に老化の順番の問題なのかもしれない。

 同じハゲでも、カッパハゲではなく、おでこが広がる、サカヤキハゲだったら、前から見てもハゲ、上からみてもハゲで、横とか後ろから見てもハゲという、ハゲのフルオープンなので、他人に無用な気を使わせずに済むのになあ…と思ってますが、これはこれで、サカヤキハゲの方からすれば「そんな事はない」と全面否定されそうな気がします。

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コメント

  1. アデーレ より:

    同じハゲさんでもイタリア人みたく小粋な感じは素敵かも!すとんさん、目指せ!イタリア人風◯◯!!

  2. すとん より:

    アデーレさん

     いやいや、ハゲは目指してなるものではなく、ふと気づくと“ハゲ”ているものなのです。

     ただ、ハゲはハゲでも、堂々としていれば、それはそれで良いのではないかと、個人的には思ってます。まあ、私の場合、ハゲと言っても、まだまだ頭頂ハゲで、まだまだステージ1くらいですから、のんきなのかもしれませんが…ね。

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