以前からよく書いてますが、金魚水槽には定員があります。いや、正確には定員と言うよりも、重量制限かな? とにかく、総量が決まっていて、それを越すと、弱い子から落ちてしまうという現象があります。
我が家の金魚に関して言うと、水槽内の金魚定数は、今の大きさなら、だいたい5匹です。で、これが大型金魚ばかりになってしまうと、5匹は無理で4匹、あるいは3匹になってしまいます。つまり、金魚の大きさによって、金魚の定数が決まってしまうわけです。
で、先日、ミカンが急死し、我が家の水槽の金魚は、現在4匹なわけです。ですから、急いで次の子を入れて5匹にしないといけません。と言うのも、このまま4匹状態が続くと、今いる子たちが大きくなってしまい、金魚定数が5 -> 4になってしまうからです。
「別に金魚の定数が減っても、一匹一匹が大きく立派になるなら、それはそれで良いじゃないの?」
それが良くないのです。
以前、我が家の水槽は、巨大魚ばかりがいました。確かに巨大魚は見栄えは素晴らしいのですが、やはり色々と無理があるようで、健康を害する子も多く、病気がちになります。まあ、実は健康的な巨大魚と、不健康な巨大魚と言うのがあるわけですが、本当はそこは区別しないといけないのですが…。とにかく、我が家の水槽は、そんなに大きくはないので、金魚の運動面から言っても、ある程度、金魚の大きさは抑えた方が良いのです。
で、去年の春~夏にかけて、金魚水槽を(結果的に)リブートした時に「次に来る子たちは、小さくて元気な子に育てよう!」と決意し、今に至るまでは、ひとまず巨大化を抑えて育ててきました。
それでも、ちょっと油断がならないのです。
誰が…と言うと、シズカが、です。
シズカは、我が家にやってきた時は、本当に小さかったのです。どれくらい小さかったのかと言うと、尾ビレの一部がちぎれていてなくなっている事にも気づけなかった程に小さかったわけで、本当の本当に小さかったのです。
それが毎日毎日、あれこれ精力的にエサを食べているうちに、むくむくと大きくなり、今じゃ、水槽一番の大食漢で、大きさ的にも、ヤヨイと並ぶほどに大きくなりました。
ヤヨイは大きくても良いのです。この子は自然と無理なく大きくなった子で、スリムなまま大きくなった子だからです。でもシズカは違います。かなり無理やりに大きくなった子で、かなり不健康な巨大化をしています。ですから、この子の巨大化を阻止しないといけません。
人間ならば、太ったらダイエットしてやせれば良いのですが、金魚は巨大化したら、小さくなれません。大きくなったカラダを維持できなければ、死ぬだけなのです。大きくなったカラダを維持するには、エサも必要ですが、心臓やエラの成長も必要なのです。でも、どうやら、内蔵はカラダほどは素早く大きくはなれないみたいで、不健康な巨大化をした子は、たいてい心臓関係やエラ関係がダメになってしまうものなのです。
なので、シズカが巨大化する前に、次の子を入れないといけません。実際、この一週間、シズカのエサを食べる量が急に増えたし…ほんと、危険です。
そこで、新しい子を迎え入れました。今度の子は、丹頂(白いオランダ獅子頭で、頭頂部の肉瘤だけが赤くなる種類です。別名:日の丸金魚)で、名前はベルと名づけました。Bel です。まあ、文法的には Bella と名付けるべきでしょうが、何となく“ベラ”じゃなくて“ベル”の方が良いかなって思った次第です。もちろん、Bell にも掛けています。そういうわけで、ベルちゃんです。私はベルタソと呼んでますが(笑)。
640円の安い子です。実は、お店には3600円の高級丹頂もいて、最初はそっちの子にしようと思ったのですが、妻がその子を気に入らず(気が強そうだったのです)、安い子たちばかりがいる水槽の中で、キラキラお目々で我々をずっと見ていたベルちゃんにしたわけです。
3600円と640円では、値段にだいぶ差がありますが、命の価値は値段じゃないしね。
新入り金魚が安く買えた事もあって、メダカを10匹帯同していく事にしました。1匹50円で、10匹で450円という価格です。金魚とメダカ10匹で、約1100円。ほんと、安いなあ。高級金魚の1/3です。
現在の我が家の水槽に、メダカは大小合わせて2匹います。ですから、新入りたちと合わせるとメダカは12匹になります。まあ、何匹かは金魚に食べられて減ってしまいますが、それでも何匹かは生き残るでしょう。最終的に5匹ぐらい残ればいいかなって思ってました。
が…翌日、水槽の中のメダカを数えたら、大小2匹しかいませんでした。あれ? 昨日入れた新入りのメダカたちは、どこに行ったの?
どうやら一晩で、すべてエサになってしまったようです。ううむ、もう水槽にメダカを新しく入れることは出来ない…ってわけですね。残念だ。
まあ、とりあえず、ベルちゃんをよろしく。
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