金魚はペットとして飼うことを考えた場合、他の動物にはない優れた点がいくつかあります。例えば「エサが安価」「お散歩に連れ歩く必要がない」「避妊手術は不要」「カラフル」「物静か」「一週間程度は放置していても平気」「部屋を荒らさない」「見ているだけで癒される」…ざっと考えても、これくらいはある(笑)。もちろん、物足りない点とか見劣りする点もあるけれど、そこには触れない(爆)。
とにかく、金魚って“物静かな”ペットなんですよ。そこがウリ。イヌはワンワン吠えるし、小鳥はピーチクパーチクうるさい。ネコは普段は大人しいかもしれないけれど、サカリがつけば、やっぱりうるさい。そこへ行くと、金魚はオールウェイズ静か。
…静かなはずでした。でも、最近はカンロがうるさいのです。
どうやら、最近の水槽のエサねだり係はカンロになったようなのですが、このカンロのエサのねだり方がなかなかスゴい。今までの金魚は、エサ投入口付近にやってきて、ヒラヒラしているのがセイゼイ。時々は、エサを食べるジェスチャーをして「エサいれてよ」アピールする子もいたけれど、カンロは違う。エサを食べるジェスチャーをしながら、実際に水や空気を飲み込んで、激しくベチャベチャ音を立てます。その音が結構大きい音だからうるさいです。そして、それでも無視をしていると、水面を尾びれではらって、ベチャベチャと水音を立てます。まるで「早く、気付け! エサ入れろ!」と態度で訴えているようです。
なので、人間がテレビか何か見ていて、金魚のことなんか眼中になくても、すぐそばで、ベチャベチャ…ベチャベチャってやりますので「ああ、もうエサの時間かい?」って感じになります。で、時間になっていれば、エサをやるし、そうでなければ「まだエサの時間には早い」と答えて、お預けをします。
ちなみに、そう書くと、まるでカンロが時間が分かっているかのような感じがするかもしれませんが、カンロはあんまり時間の概念がちゃんとしてるわけではなさそうです。全く時間が分からないでもないみたいですが、前後1~2時間程度の割と大きな誤差があるようです。金魚の中には、ほぼ5分以内の正しい体内時計を持っている子もいましたが……カンロはそこまで正確ではないようです。
むしろ、人の姿を見ては、おねだりしているみたいですね。
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