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J:COMのチューナーを交換しました

 我が家はJ:COMを利用しています。

 J:COMとは、大手のケーブルテレビ会社さんで、我が家はこの会社の回線を利用してテレビを見ています。だから我が家にはアンテナがありません。

 そもそも、我が家だとアンテナを立てても、そんなにきれいにテレビは見られません。谷間的な地形に家があるので、電波の状況がそれほど良くないのです。さらに地上波以外の放送を見るために、お皿のようなアンテナをいくつも立てる(BS用とCS用だね)のは、ちょっと不格好じゃない?

 そんなわけで、今の家を建てて少しした時に、アンテナ類を撤去して、ケーブルテレビを利用する事にしたのです。

 ケーブルテレビ会社経由のテレビ画面は、実に鮮明で美しいですよ。

 我が家のケーブルテレビ歴は、それなりに長いです。なにしろ、J:COMの前身会社時代からのユーザーで、現在のチューナー(セットボックス)は4代目ですからね。

 そうです、4代目なのです、ってか、3代目のチューナーが大いに気に入って、それを長く使っていたので、本来ならチューナーも6代目とか7代目であっても不思議はないくらいの古いユーザーなのです。

 ほんとに長く3代目のチューナーを使っていました。とても気に入っていたからなのです…いや、気に入ったというよりも、3代目より後のチューナーに魅力を感じなかったので、乗り換えるチャンスは幾度もあったし、J:COMからも何度もチューナーを更新して欲しいと言われていたにも関わらず、乗り換えられなかったのです。

 当時、J:COMには複数のチューナーがあって、そのメーカーを選択できたのです。で、私たちはパナソニックのチューナーを選択して使っていたのです。ところが、我々が3代目から次のチューナーに乗り換える、最初のチャンスの時に、J:COMのチューナーからパナソニックはもちろん、国産メーカーがその候補から消えてしまったのです。あるのは、韓国製と中国製のチューナーでした。そんなモノを使うわけには行きません。ですから、乗り換えのチャンスを見送って、ずっとずっと3代目のパナソニックのチューナーを使い続けていたのです。

 しかし、時は流れていき、もはや3代目のチューナーが使用できなくなる時がやってきました。新しいチューナーに乗り換えないと、契約上問題が発生し、利用面でもあれこれ不便が生じる事が判明し、ここに至って、我が家ではやむなく、新しいチューナーに乗り換える事になったわけです。

 今度のチューナーは…メーカー不明です。ま、国産品ではないでしょうね。あれこれハード面でのスペック自体は向上しているようです。4K放送や各種配信サービスも見られるようになりましたし、録画用のHDDは外付けになり、録画時間もうんと増やすことが出来ます。

 ただ、マンマシンインターフェースは、どうにも良くないみたいです。あと、チューナーに内蔵されているプログラム部分の動きがカクカクしているし、ネット経由の動きも芳しくないです。ハードウェアの性能が絶対向上しているはずなのに…それを制御するソフトウェアの質が全然良くないみたいです。枯れていないんだよね。

 それに付属のリモコンが“物理的に”使いづらいです。とにかく、小さなリモコンに小さなボタンが隙間なくぎっしりと並んでいます。リモコンの設計者は、人間の指が爪楊枝ぐらいの太さしか無いと思っているのでしょうね。目的のボタンを押す際に、どうしても隣のボタンも押しがちです。ほんと、使いづらいですし、これ明らかに設計不良ですよね。ボタンが小さいので、当然、そこに印字されている字も小さいです。老人には全く読めない大きさです。利用者の事が全く考慮されていない、ワーストな工業デザインのリモコンなんです。J:COMダメすぎる…。

 と、まあ、文句を言っても、何一つ変更されるわけではないので、その使いづらさに黙って慣れていくしかないのが悲しいです。ああ、パナソニックが懐かしい…。

 チューナー変更に合わせて、ネットの光回線もNTTの古い回線からJ:COMの回線に変更しました。新しい回線は、さすがに新しい規格なだけあって、速いです。Kindleで本をダウンロードしても、ほんの一瞬で済みます。今までは一冊ダウンロードするにもトロトロと何分も掛かっていた事を考えると、嘘のようです。

 それと残念だったのが、3代目のチューナーはハードディスク内蔵型だったので、そこに溜めておいた番組のいくつかは見ないまま、チューナーごと回収されてしまった事です。TBS版の「源氏物語」はなんとか消化したけれど、宝塚の「ベルバラ」の舞台中継は見ることが出来なかったよ。ああ、残念。

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