フルートのレッスンに行ってきました。
レッスンの最初は音出しです。レッスン全体の半分くらいの時間を使って、ゆっくりたっぷりやります。とりあえず、どうにか、すべての音が余裕をもって出せる程度にまで復活しました。いやあ、とりあえず、高音スランプから抜け出せたようです。しかし、音が出る事と、美しい音が出ることは別モノで、やはり第三オクターブのラより上は美しくないです。楽に正しいピッチで出ても、美しい音でなければ、フルートを吹く意味がありません。音出しの段階で美しい音が出せなければ、とても曲の中で美しい音色で演奏できるわけありません。なので、まだまだ、かなりダメダメな私です。
まだまだ当分は、地道に、パパパでフルートを吹き続けていかないとダメです。
さて、アルテです。13課の2-C番と、4番と、7番は合格しました。8番(旋律練習)のVar.1は予定通り、不合格。もちろん、Var.2など、とんでもないという状態でした。
2-C番はかなりの余裕をもって合格できました。いやあ、頑張ったもん。
4番は、かなり甘くしてもらって合格です。やはり、問題は演奏中にフルートが動いてしまう事ですね。高音の運指の時にバタバタしてしまい、フルートが動き、それで発音の滑らかさが失われます。滑らかさどころか、音が抜けたり、響きが悪くなったりもします。何度も何度もトライをして、とりあえずきちんと通ったところで合格にしていただきました。ほんと、甘々基準で合格です。それにしても、指、動かねーなー、私。
7番は4番と同じような課題なのですが、こっちはそれほど手こずることなく、サラ~とやって合格。この差はどこにあるんだろ?(笑)
旋律練習の8番のVar.1は、相変わらず、規定速度の144ではできませんでした。指がまわらない箇所と、譜が読めない箇所(今回からルビ禁止となったので、楽譜には何も書き込んでいないのです)が混在して、けっこうややこしい状況になってます。
そこで、8番のVar.1攻略のための自宅練習のヒントをいただきました。
曲は、もうだいたい分かっているので、メトロノームを一拍ごとに細かく鳴らすのではなく、一小節ごとに鳴らして練習をした方が、フレーズのつながりを意識して練習できるので、ぜひそうやって練習しなさいと言われました。この曲、今は120で練習して、最終的には144で仕上げるのですが、三拍子ですから、一小節ごとに鳴らすようにするなら、40でスタートし、48で完成ですね。メトロノームの数字を一つずつあげていけば、何とかなりそうです。
とにかく、この手の事は、理屈をこねても無駄です。ただ、ひたすら、譜をさらうだけです。知性をかなぐり捨てて練習しないと成立しない世界なんです。
フルートのレッスンは、そんな感じでした。
さて、フルートのレッスン以外に、ヴァイオリン話もしました。笛先生も、実はヴァイオリンも嗜みます。なので、ヴァイオリンの価格に関するよもやま話などを聞きました。しかし、聞けば聞くほど、ヴァイオリンの価格って、門外漢にはさっぱりな世界なんですよね。そうそう、先生の行きつけのお店情報なども、チョロッと教えてもらったりして…。
とにかく、ヴァイオリンを買いたいなら、まずはたくさんのヴァイオリンに触れる事が大切だと言われました。ヴァイオリンはフルート以上に個性が豊かで、それぞれ一本一本違うそうです。それと、ヴァイオリンの場合は、音に関する事はかなりの部分、楽器に依存するのだそうです。良い楽器を持っているだけで、腕前が上がった様な気がするほどに楽器の力が大きいのだそうです。だから、ヴァイオリンをやるなら、なんとしても良い楽器(高い楽器という意味ではないそうです)を入手しないといけないのだそうです。
ううむ、でもでも、良い楽器を見つけるのって、難しいっしょ。
コメント
アルテを着実に進歩していて羨ましいです。
楽器のポジションはほんとに難しいですね。
日によって鳴りやすいポジションが微妙に違い、さらに高音域と低音域で微妙に調整する訳ですのでこんがらがってしまいます。これをfとpで吹き分けるなんて・・・今の力量では無理。
私はひたすら修行の世界で繰り返すのみとして耐えていますが、目の前の大きな壁です。何度もずり落ちている感覚で・・・トホホ
唯一の救いは頭部管を代えて、好みの高音域の音色が時々出るようになったこと。山登りで目的地(中間地点)が遠くにチラッと見えるようになった感覚です。
高音でフルートが動いてしまう、私も同様です。買おうと思っているフルート支持具があります。一つは「サムポート」と言う名称で、右手親指用、もう一つは「フルートフォーフィンガー」という名称で、右手用と左手用の二つの支持具です。フルートに付けて使いますが、フルートの管が歪むという指摘をしていた人がいます。大したことではないと思いますが。
そういえば、パユというフルーティストも右手の親指のところに何か付けていました。指に
巻いていたような気がします。
>河童さん
要はきちんと三点支持をマスターしていれば問題ないんだと思いますが、まだまだそれが甘いのが問題なんですね。第三オクターブの運指って、変則的だから、ついついキーを押さえる指に不要な力が入り、それでフルートが押し下げられて下がってしまうんです。フルートのメカなんて、軽く触るだけで十分なのに…ねえ。
お互い、修行あるのみ…ですね。
>エルネスト・アントルメさん
サムポートは良いらしいですね。アルタスの田中会長も、強く薦めてましたよ。実際、海外の一流アーチストさんたちも、サムポートは結構使用しているそうです。私は修行中の身ですから、当分の間は補助器具なしで行きますが、ある程度の腕前になったら、楽に演奏できる方法を模索し、音楽に集中するべきだと思います。
アルテが進んでますね!!。
自分も長い時間(20分くらい)吹いているとリッププレートの口を当てるところにお汁が一杯つきます。
これが滑ります。前はシールを貼っていました。
ですから拭かないと滑って音が外れます[E:coldsweats02]。
改善策は一曲毎にリッププレートを拭くようにしてます[E:happy02]。
お汁が出なければいいのですけどムリか!(笑)。
>はっチャンさん
私は汁(笑)はほとんど出ないのですが、下唇の下に汗をたくさんかきます。多量の発汗はデブの嗜みなので仕方ないのですが、この汗でリッププレートが滑りますねえ…。
なので、私も一曲ごとに、リッププレートと口の周辺をハンカチで拭きます。特にステージでは、照明と変な緊張感で汗はどうしても避けられません…ねえ(と、エラそうに、大したステージ経験もないのに書いてみる:笑)。
こんばんは。
だんだん指の方が難しくなってきているみたいですね。
第三オクターブのラより上の音は、難しそうですね。やせぎすな音になりがちで。
きれいな音が楽に出るようになれば、不思議と指もちゃんと動くようになるそうです。
研究と練習なんでしょうね。
ところで、前回のドリアンのことで、チンプンカンプンだったので、コメントできませんでした。
コードとかモードのことを、初心者向け本で読んでます。
少しずつ読んでいて、やっと「ドリアン」が出てきました。
マイナーコードや、マイナーセブンスコードで、素直にマイナースケールをやると、昭和な雰囲気になるから、6度の音をシャープする。
すなわちCm(Cm7)のところで、ド レ ミb ファ ソ ラ シb。この場合は6番目がラ。元々ラにはフラットがついているので、半音あげてナチュラル。つまりCm(Cm7)では、Bbメジャースケールをする。(一つずらすと、Bbメジャースケールになります)
Am(Am7)なら、ソラシドレミファ#。
一音下のメジャースケールを使う。Gメジャーはエイドリア〜ンだそうです(笑)
その本にはモードジャズのことは書いてないみたいでしたが、こういう考え方でアドリブを作るのがモードっていうことでしょうか?
クラシックだと楽譜どおりやるのが第一ですが、ポピュラーやジャズだと、最初は何調でも途中で何調になっているからどのスケールがはまるかとか、次の盛り上がりを予想してどうつなげるかとか、自由だけど考えることが多いみたいで、違う難しさ(&楽しさ)がありますね。
>アリサさん
うひゃ~、今度は私が分かんない~。私も、ほら、教わった事しか分からない人だから(汗)。
モードジャズって、モードを使うジャズ(って、そのまんまじゃん)でしょ。そのモードって何さって事だけど、モードってスケールみたいなものだけど、クラシックで使っているスケールとは違うスケールを使うわけで、その一つがドリアン旋法なわけで、ドリアン旋法ってのは、簡単にブルーノートスケールなわけで、ミとシをフラットさせちゃうと言うべきか、ドをレと見立ててスケールやっちゃうかって事。
つまり、マイルスとか、コルトレーンとかのように、演奏する事を、モードジャズって言うらしいです(すごくいい加減な説明ですね)。
>ポピュラーやジャズだと、最初は何調でも途中で何調になっているからどのスケールがはまるかとか、次の盛り上がりを予想してどうつなげるかとか、自由だけど考えることが多いみたいで、
これはその通り。笛先生は、そう言うところに敏感で「ここは何調だけれど、こっちは転調して何調だから、こう吹かないといけない」とか、よく言ってます。よく分かるなあ…といつも感心している私です。