そうなんですよ、ウチの三色金魚で、オスたちにモテモテのメス金魚であるビジョさんは、よく見ると“泥棒グチ”をしています。この泥棒グチとは、クチビルが真っ黒で、おまけに（人間で言えば）鼻の下にチョビ髭のように黒くなっている事を言います。（サザエさんのような）昔の漫画に出てくる泥棒の人相なのです。
パッと見では気づきませんが、一度気づくと、いつでも気になる人相（魚相？）なのです。
そうなんです、ビジョは泥棒グチなのです。見ようによっては“お歯黒”のように見えないでもないのですが、一度“泥棒グチ”と認識したら、お歯黒ではなく、やっぱり泥棒グチなのです。
この泥棒クチは、以前はラクがそうでした。
ラクは元々は黒出目金で、それがどんどん赤くなってきて、今ではすっかり真っ赤な赤出目金になってしまいましたが、そんなラクの最後に残った黒がクチビルだったわけで、割と最近まで、クチビルだけが黒い赤出目金だったラクでしたが、今ではクチビルの黒もすっかり抜けて、本当に真っ赤になってしまいました
ですから、ビジョのクチビルの黒もやがては抜けてしまうのも…と一瞬思いましたが、考えてみると、ビジョは最初からずっと三色金魚で、別に退色の変化とかはなかったわけで、今までは人間が見ていても気づかなかっただけで、おそらく小さな雑魚の頃から、ビジョはずっと泥棒グチだったはずなのてす。
というわけで「ビジョは、実は泥棒グチの金魚でした」というご報告の記事なのでした。
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