私はアルタスユーザーなんだけれど、実はムラマツの大ファン。『がんばれ! ムラマツ!』と心の中で毎日声援をおくっております。
なぜそんなにムラマツが好きなのかと言うと「業界の先頭を走っているから(大笑)」。もう一つ言うと「日本を代表するフルートメーカーだから(爆)」。つまり、トヨタやパナソニックを応援するのと、たぶん根は一緒。つまり、ムラマツのフルートが好きと言うよりも、ムラマツという会社が好きなんだ。
ヤマハも、業界の先頭を走っているし、“日本を代表する”っていう意味だと、ムラマツよりも、ずっとずっとすごい会社だけれど、そこはやっぱり総合楽器メーカー。フルート専業のムラマツとはイメージが違うので、笛吹きな私としては、専業メーカーをヒイキにしたい気分です。
だから、会社としてのムラマツが好き。日本を代表するフルートメーカーとしてのムラマツが大好き。フルートそのものは、私と相性が悪いので、今一つしっくり来ないけれど(爆)。
それにしても、私とムラマツフルートの相性の悪さは自他ともに認めるほど。誰に聞いてもらっても「ムラマツとは合いませんねえ~」と太鼓判を押してもらえるほど、気が合わない。
私個人のフルートの音色は、だいぶダークなベクトルを持っています。そこに元々ダークな音色のムラマツを掛け合わせると(ダーク)×(ダーク)で(ダーク)2になっちゃうんでしょうね。何事も行き過ぎは良くないわけです。
まあ、ムラマツのダークな音色は、奏者自身が明るい音色を持っていると、いい感じでブレンドされて、複雑でいい味の音色を作ってくれるのだと思います。
さて、私とムラマツフルートの相性問題はさておき(笑)、フルートそのものの品質は、世界中の一流フルーティストが愛用している事という事実から保証ずみ。本音で言えば、私もムラマツフルートをパートナーにしたかったな。元々、ムラマツのEXあたりをマイ・フルートにしようと考えていた時期もあったくらいだからね。いや、実は私、地元の楽器屋でたまたま売っていた、リップを9KにしたEXモデルが欲しくて、もう少しで買っちゃうところだったんですよ。
それにしても、ムラマツって、フルート界では一大ブランドでしょう。まるで、車の世界で言えば、ベンツみたいなもの? 私はブランドが好きだし、何気に身の回りをブランド品にしている私(なのに、誰もそう見てくれないのがちょっと悲しい)なので、本当はフルートだって、ブランドであるムラマツが欲しかったんです。だって、ブランド品って「大人が持ってこそ…」という部分があるでしょ。
ムラマツユーザーって聞くと、それだけで「きっとこの人は、フルートが上手なんだろうなあ」と思います。実はそんな事はないのかもしれないけれど、そこはそれ、ブランド力って奴ですね。あと、ムラマツフルートって「貧乏人は、近寄らないで! シッシッ!」というセレブな雰囲気があると勝手に思っていて、そこがツンデレっぽくってツボです…偏見だとは分かってますが(笑)。
(良い意味で)親しみやすくないブランドイメージが、憧れの気持ちを沸き立たせます。
それに、ムラマツフルートって、吹いてみると、うれしい気分になりませんか? どこのメーカーのフルートを吹いても、いい気分になるけれど、でもムラマツのフルートを吹いてみると、なんか特別に、ワクワクするんですよね。それはおそらく、すごく気持ちがいいから。例えば、メカのタッチが気持ちいいとかね。あと、音がスッと出て、ヒャーッと抜けてく感じがたまんないです。軽く吹いても、実によく鳴るんですよね。音量大きめですし、かなり遠鳴りがしそうです。それなのに、かなり乱暴に息を吹き込んでも、ちゃんとキレイに鳴る。楽に吹けるし、フルートを吹くという事にあまり意識しなくてもいい(つまり、音楽に専念できる)のは、立派なアドヴァンテージだと思います。音を出すのに、苦労していちゃ、楽しいフルートも楽しめないかもしれないしね。
え? 何をうだうだ書いているのかと言うと「すとんさんは、ムラマツフルートが嫌いなんですか」という質問に「いいえ、確かにムラマツフルートとの相性は最悪ですが、ムラマツフルートという会社は大好きだし、日本を代表するフルートメーカーとして応援しています」と言いたかっただけです。
だから私は、アンチ・ムラマツではありません。どっちかと言うと、ムラマツが気になりながらもムラマツを使えない、そういうムラマツの外側にいる人間なんです。アウト・オブ・ムラマツって感じなのかな。
「では、すとんさんは、ムラマツとアルタスと、どちらがお好みなのですか?」と聞かれれば、そこは迷わず「アルタス!」だよ。やっぱりアルタスいいよね。ムラマツフルートは憧れの貴婦人[ヨーロッパ系]。アルタスフルートは、キレイでかわいい恋女房って感じかな。「オレの嫁ーっ!」って感じです。
他のメーカーですか? うーん、いずれアルタスに飽きたら、浮気するかもしれないけれど、今はまだいいや(笑)。
コメント
私も実はムラマツフルートが気になっているのですがこれまで幾度か試奏してもやはり相性の点がいまひとつピンと来なくて、こちらの想いはあるってもいつもあちらから想ってくれなくて片想い失恋状態なんです。
両想いになれる変わり者のムラマツフルートがみつかればもちろん持参金こちらもちでムコ?に迎えますが・・・。
しかし先住の正ムコ?がアルタスなので難しい複雑な△関係になりそうで躊躇しています・・・・・。
お気持ち、わかります。わたしも個人的に応援したいメーカーってあります。
最近、ヤマハってそもそもなにがコア技術なんだろうと、バイクもヨットも楽器も、はてはルーター(LANにつかうやつ)まで作ってて、???、と思って調べてみたら、加工技術に秀でた会社なのね、ということがわかりました、材料仕入れて、製品にする。楽器としては?なこともありますが、ヤマハという会社が好きになった瞬間でした。
好きなら応援したいんですけど…でも次に買うフルートはたぶん、パールだと思いますw
>ダリアさん
そうか「片思い失恋状態」と言うといいんですね。ならば私も、ムラマツフルートさんには片思いの失恋状態な人です。ううむ、憧れは人一倍あるんだけれどねえ…。
>アルタスなので難しい複雑な△関係になりそうで躊躇しています・・・・・。
なるでしょうね…。クチがアルタスになっていると、ムラマツは、もしかするとキビしいかもね。でも、憧れますよね。
>かのんさん
>ヤマハってそもそもなにがコア技術なんだろうと、
ヤマハって(ヤマハに限らないけれど、あの当時の楽器屋はみんな)オルガン製作でしょ。最初にオルガンを作って、その技術で、ピアノとアコーディオンとハーモニカと電子オルガンを作って、電子オルガンの技術からエレクトリック系の分野に進出して…ってことだったと思います。今、ヤマハはオルガンには力を入れていないから、ヤマハのコア技術ってのは、ピアノ製作なんだと思いますよ。ピアノってこそのヤマハ。その他はそこから出てきた枝葉のもの。
それに、バイクなどの発動機系のテクだって、ピアノ作りから木工技術のノウハウを積んで、そこから飛行機のプロペラ(最初は木製)を作って、そこから金属加工のノウハウを積んで、モーターとかエンジンの技術を開発して…という流れだったと思うよ。
だから、ヤマハって色々な物を作っているけれど、やっぱり根っこにあるのは、楽器製造だと思うよ。とりわけ、ピアノの製作ですね。
それと、フルートは、有名な話だけれど、ヤマハオリジナルの技術ではなく、昔、日本管楽器(元は浅草の銅細工師さんが管楽器の修理から始めた会社だそうです)というメーカーがあって、そこを吸収合併して、今に至っているそうですよ。そういう意味では、ヤマハの本流とは別系統のモノですね。
>でも次に買うフルートはたぶん、パールだと思いますw
ううむ、次に買うフルートのメーカーか…。私はどこにするんだろ? そのままアルタスって事もあるだろうし、マテキとかサクライとかヤナギサワなどの個人工房に発注するかもしれないし、ブランネンとかパウエルとかヘインズとかナガハラとかのボストン系メーカーの出来合い品を買うかもしれない。なにしろ、たぶん、次が人生最後のフルートになるだろうから、そこは慎重に考えてしまうだろうなあ…。
私の場合、おそらく、アルタス以外の日本の大手メーカー(アルタスが大手かという疑問は、この際ナシね)のフルートを購入するという選択肢は、きっとないと思う(笑)
私のYFL211Sは、まさしくnikkanとyamahaの刻印があります。この刻印のある楽器は合併後に日管の製造ラインで作られた証だそうです。
先日ひさしぶりに試奏してきましたが、ムラマツのEXモデルはやっぱりいい楽器だと思いました。総銀以上と同じ響きがする~。けど私も、欲しい楽器とは違う・・・苦笑
ムラマツ、素直で良い楽器だと思います。
ADを使ってました。キーが軽いと感じましたね。
ただ、個人的に精神的に参ったことがあって、
3年くらい音楽から離れていた時に処分してしまいました。
今考えると、まったく惜しいことをしました。
体に問題がなければ、楽器は手放すべきでありませんね、
買い足すことはあっても。
>かのんさん
>私のYFL211Sは、まさしくnikkanとyamahaの刻印があります。この刻印のある楽器は合併後に日管の製造ラインで作られた証だそうです
へえ~、おもしろいですね。吸収合併したなら、ヤマハブランドで行けば良いのに、両方のブランド名で行くってのは…。何か微妙な事があったのかな? 私は当時の事は知りませんが、おそらく吸収合併したは良いけれど、演奏者の間では「ヤマハの管楽器」と言うよりも「ニッカンの管楽器」と称した方が、商売上有利な点があったんでしょうね。
>総銀以上と同じ響きがする~。
EXはいい楽器だと思います。確かにグレード的には“頭部管銀”の楽器ですが、楽器のグレードと音のグレードは関係ないという、良い物証だと思います。実際、EXを愛用しているプロ奏者は(ジャズ方面では)たくさんいるそうですし。
>けど私も、欲しい楽器とは違う・・・苦笑
痛いほど、よく分かります(笑)。
>ひょっとこさん
>体に問題がなければ、楽器は手放すべきでありませんね、
そう思いますし、そうしてますが、置場に困りますね(笑)。まあ、フルートは小さいですから良いのですが、キーボードとかギターは結構かさばります(笑)。電子系の楽器は、壊れてしまえば諦めて捨てるでしょうが、楽器って意外と壊れないもんです(笑)。それに、MIDI以前の電子キーボードって、今弾くと、何とも言えない味があるんですよね。
相性ってあるんですよね・・・。
私は、中学を卒業して楽器を買う時に、フルートならムラマツだよ!!と誰かに言われ(誰に言われたか覚えてないですが)M120(現在のEXクラス)を買ったのがきっかけで、それ以来ずっとムラマツです。
中学を卒業する頃は、まだ楽器の事もよく分からない状況だったので、届いたムラマツを良いか悪いかわからずに吹いていました(^^;
それが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、20年以上ムラマツを吹いているので、やはりムラマツがいいですね。
他のメーカーを吹くと、音が明るいな~とか吹きやすいなあ~とか感じるのですが、何か物足りないというか・・・。
その人の吹き方とか癖とかで、そのメーカーの良さが出たり出なかったりするんでしょうね。
今後もしフルートを買う事があるとしても、やはり私はムラマツだろうな~・・・。
>きっしさん
ううむ、子どもの頃だったら、楽器との相性はあるのだろうけれど、こちらもまだまだ成長過程ですから、楽器と一緒に育っていくという部分もあり、高校生からずっとムラマツなら、きっと、きっしさんは、もう“ムラマツ以外は吹けないカラダ”になっているかもしれませんよ~、いや、冗談抜きで。
相性というのはあると思うし、その一方で楽器と一緒に育っていくという部分もあるので、ファーストフルートって大切ですよね。だから、最初のフルートとして選ばれやすい、ヤマハとかムラマツはユーザーが多いんだよなあ…。
私はフルーティストというのは、自分の楽器以外は全然吹けなくても、自分の楽器さえきちんと吹けたら、それで万々歳な人なんだと思います。そこは、楽器選べないピアニストとは全然違うと思います。だから、あれこれ色々なメーカーを渡り歩く(それはそれで楽しいけれど)必要はなく「自分はこのメーカーの、このフルート」と決めたら、そこに一途に操を立てていくのが、正しいあり方なのかな…って、最近思うようになりました。
そういう意味じゃ、私のフルート人生は、アルタスと心中なのかもしれない(笑)。
お久しぶりです。またまた興味深い記事ですね!
久しぶりなのに、ちょっと逆の好みかもしれず、不愉快になったらごめんなさい。
私はずっとムラマツを使っているのですが、実はムラマツファンではないのです。そういう意味では、すとんさんと対照的にムラマツを使いながらのアンチです。
実は社風が苦手です。レッスンに通っていたり、店舗で楽譜も買っていたのですが、雰囲気が息苦しいし、スタッフの人も誇らしげで、商売の家に生まれた私には理解しがたかったのが、ムラマツのイメージを悪くしてしまいました。
楽器は長く使っているからなじんでいるのだけど、DSに関しては吹いていて音色に面白みがないように感じています。ゴールドだとよいのかもしれないですね。
吹きやすくて、安全な楽器ではあるので、手放さないで置いてあるけれど。
車でいえばトヨタという感じはあります。誰にでも乗りやすく優秀、という意味で。ベンツというイメージはもてません!!音色が地味だし・・・。
なぜムラマツになったかというと、きっしさんと同じような理由で何となく周りからの影響でそうなっていました。
大人になって、いろいろなメーカーの存在も知っていくうちに、あれ??という思うようになっていったようです。
最近、私が気になっているのはヤマハビジューです。吹くには癖があるけれど、なれるといいような気がします。ヤマハは透明感があっていいなあ、と最近思うようになりました。
背伸びして買ったサンキョウはとても難しい楽器ですが、周りからの評判はムラマツよりいいみたいです。
ムラマツはいい音のでるポイントがサンキョウよりずっと広いようで、たしかにとても吹きやすいです。サンキョウはとても狭いので立ち上がるまでかなり神経を使うのですが、ぴたっとあったときの音色は優雅です。サンキョウユーザーの人が頭部管だけ他メーカーにするというのは納得です。 昔だったら「何これ、吹きにくい!!」と思ったでしょう・・・。
だから楽器はその人と出会うタイミングもあるのだろうなあ、と思っています。昔はムラマツで成長させていただいたのは事実です。
いろいろな意味で(よくも悪くも)ムラマツは「学校」のようなメーカーでしょうか。ムラマツのよさもすぐにはわからなかったような気がします。なじむまで時間がかかったかも??使っていくうちに少しずつなじむ、というのもあるかもしれませんよ?!
ほかの使ったことのないメーカーもいろいろ試して吹いてみたいです。少し癖があってもいいから、ユニークな音色の楽器が好みみたいです。
>かさん
>ちょっと逆の好みかもしれず、不愉快になったらごめんなさい。
なりませんから、ご安心を。私は、私とは異なる意見の方のコメントを歓迎します。なぜなら、異なる意見を拝聴する事で、自分とは異なる視点からの、自分とは異なった意見を見聞きすることができるからです。大人として、冷静な書き込みには、私も大人として、耳を傾けたいと思ってます。
ただ、最近は、むやみに難癖つける人がいて、正直、呆れてしまう場面が多い(困惑)ので疲れてしまうだけです。
かさんのムラマツ観は分かります。ああ、そういう見方もできるんだなあと、私でも共感する部分はありますね。そして、ユーザーだから言える事もあるんだなあ…と感じました。
>吹きやすくて、安全な楽器ではあるので、手放さないで置いてあるけれど。
そう、この「吹きやすくて安全」というのが、ムラマツの最大の特徴で、もしかすると、ここが評価の分かれ目なのかもしれません。私はこの「吹きやすくて安全」という部分にすごく憧れますよ。だって、アルタスはサンキョウほどではないけれど、やっぱり難しい楽器だもの。「吹きやすくて安全」には憧れます。だって、楽器の事を考えずに、音楽の事だけを考えられるんです。これって、とても大切なことだし、本来、楽器ってそうあるべきだと思います。楽器の操作が難しくて、肝心の音楽に気が回らないなんて、本末転倒でしょ。
でも、世の中は、得るものが多ければ、その分、失うものも多いわけで、「吹きやすくて安全」な分だけ、ムラマツには足りないものがあるんだと思います。特にムラマツユーザーだからこそ、その“足りないもの”を切実に感じられたのかもしれないと思います。
>使っていくうちに少しずつなじむ、というのもあるかもしれませんよ?!
いやあ、私の場合、それはかなりの冒険です。「私×ムラマツ」をダメと言う人はたくさんいますが、一人も「いいねえー」とは言いませんもの。きっと、私とムラマツフルートは、住んでいる世界が違うんだと思います。ムラマツのゴールドには、かなり気を引かれますが、やっぱり怖いですね。
>いろいろな意味で(よくも悪くも)ムラマツは「学校」のようなメーカーでしょうか。
そうなのかもしれません。日本の多くのフルート愛好者が「ヤマハでフルートに入門して、ムラマツで研鑽を積んで…」というルートを通るような気がします。「中国フルートで入門をして、アルタスで勉強をする」という私のような人間は、たぶん少数派だと思います(でも、いいんだーい)。
ご無沙汰しております。
私のコメントをピックアップしていただいたようで、恐縮至極でございます。ただ思いつらつらを書いただけなので、妥当性があるのかどうか補償の限りではないのですがw
さて、「ムラマツ」事情ですね。実は私は、徹頭徹尾「アンチ」です。私は高校時代にフルートを始めました(それから中断してサックスに行った)そのときの初めての楽器がムラマツの今はなきM85という総洋銀製(リッププレートのみ銀)というモデルでした。これが実は、気に食わなかったのですね。すぐ汚くなる、音が茫洋としている。デザインがなんとなく冴えない。そういう感想はずっと抱き続けています。確かに落ち着いたいい音で吹きやすい、操作しやすい、手になじむなど、楽器としてのクオリティはいいわけですが、なにか好みじゃない。それに、マジョリティそのものに対する反感が性質的にあるんですね。そういうわけで、以来ムラマツには背を向けてきましたし、これからもそうでしょうね。私は音色的に反対のベクトルを持つような楽器がどうも好みです。サンキョウヤマハのような音色に惹かれてます(今はサンキョウハンドメイドです)
アンチって結構いると思いますよ。大体ムラマツユーザーでない人というのは、何かムラマツを敬遠するところがありと思ってます。
>しず丸さん
>大体ムラマツユーザーでない人というのは、何かムラマツを敬遠するところがありと思ってます。
うん、それは私も感じます。私自身、アンチではありませんが、記事で書いた通り、ムラマツを敬遠しています。敬遠というのは、文字通り「敬して遠ざける」です。敬遠しているので、ムラマツユーザーではない、まさにそのとおりです。
ムラマツにはアンチの方が大勢いる事も承知しています。ある意味、ムラマツって、日本フルート界における主流派、もっと言っちゃえば体制側なので、マジョリティに対する反感を受けやすい存在でしょうね。
ま、道具としての善し悪しと、好き嫌いは別の問題です。私も結果的に、アルタスというアンチムラマツのような楽器使ってますし(汗)。でも、アンチがいると言うのは、存在感があるからで素晴らしい事だと思います。弱小なところだと、アンチ以前に無名だったり、無視されていたりするわけで…さすがは天下のムラマツだと思います。